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“勇気を支える人”がいる組織へ―メンターの力

先日、ある大手技術系企業で
女性管理職候補者のメンタリングを行いました。

その方はお子さんが2人いらっしゃるのですが、
「自分のキャリア形成が子どもたちの未来への勇気になる」
と信じて、自ら希望して単身赴任をされていました。

しかし、周囲のネガティブな反応や、
母親としての罪悪感に苦しみ、
メンタリングの中で涙ながらに胸の内を
打ち明けてくださいました。

私は、彼女の決断に深い敬意を持ち、
「あなたの勇気は、きっと組織にも、
子どもたちにも良い影響を与えます」
とお伝えしました。

最後に彼女が言った言葉――

「勇気をもらいました。このまま信じて進んで行きます。」

この一言に、私自身が大きな力をいただきました。
そして改めて感じたのです。
“女性リーダー育成とは、勇気を支える文化を創ること”
なのだと。

それでは、今回は、
「女性リーダー育成は、勇気を支える文化を創る」
というテーマでお届けします。

 


■【事例】伴走する文化が成果を変える
 

今年度、複数の技術系企業で関わらせていただいている
女性リーダー・管理職育成プログラムのサポート体制を強化しました。

上長やメンター、講師陣が連携し、
参加者の挑戦を見守る「伴走の文化」を意識的に
育てていった結果、マインドの醸成スピードが上がり、
最終発表のアウトプットも圧倒的に質が高まったのです。

このことから、改めて感じたのは、

-------------------------
人の成長を支えるのは、人
-------------------------

ということです。

これは当社設立当初から、私の変わらない想いです。

“相談できる相手がいる安心感”
ほど、勇気を与えてくれるものはありません。

挑戦を支える存在がいることで、
一歩を踏み出す勇気が生まれ、
その勇気が周囲の変化を引き起こしていく。

まさに、勇気を支える文化づくりこそが、
持続的な成長を生む鍵
だと感じています。

■データが示す「メンター文化」の効果

Gallup社が2022年3月に8,000人以上の働く成人を対象に

行った調査をもとにしたコラムによると、
メンターやスポンサー(支援者)がいる従業員は、
そうでない人に比べて、
「自分の組織が明確なキャリア計画を持っている」と
感じている人が約2倍
にのぼるそうです。
(出典:Gallup社「Mentors and Sponsors Make the Difference」2023年4月)

つまり、キャリアを自律的に描くうえで、
メンターの存在は“羅針盤”のような役割を果たし、
組織への信頼感を高める効果があることが
データからも示唆されています。

当社が関わっている技術系企業の多くでも、
育成施策を継続していく中で、

「上司や先輩が相談に乗ってくれる」
「意見を受け止めてもらえる」

と感じる社員が増えるほど、
エンゲージメントが高まっていく傾向が
共通して見られます。

 


■勇気が続く文化を育てる
 

女性リーダー・管理職候補者の育成に向けた
施策の一つとして、上長や管理職をメンターとする
メンタリングの場を日常に組み込むことは、
とても有効だと考えています。

評価や業務報告の場ではなく、
「あなたはどんな未来を描きたい?」
と純粋に想いを聴く時間をつくるだけで、
社員の中に眠っていた“挑戦したい気持ち”が
動き出しやすくなるからです。

また、利害関係のない社外メンターが加わることで、
内省が深まり、社内での支援も進みやすくなります。

女性リーダー育成とは、
誰かを引き上げることではなく、
勇気が続く文化を育てること
だと思います。

その文化が、しなやかで強い組織を創ると
私は確信しています。

このコラムを書いたプロフェッショナル

細木聡子

細木聡子
株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

元NTT女性管理職10年、約500名のSE部門における人事育成担当3年の豊富な現場経験を持つ。これまで延べ7,700人以上の技術系企業の女性管理職育成に携わる。技術系企業のジェンダーギャップ解消を突破口としたダイバーシティ経営推進を支援。

得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、リーダーシップ、マネジメント
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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