無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

ストレングスファインダーをチームビルディングに活かす その2

先日の研修で印象的だったエピソードがもう一つあります。

 

グループワークでは、たまたまですが、あるグループはメンバー4人中3人が「ポジティブ」上位で、別のグループでは3人が思考系の資質を持ち、そのうちの1人が「分析思考」上位でした。

それぞれのグループの様子を観察していると、資質の違いが生み出す特徴的な動きが見えてきました。

 

研修では、各メンバーの資質の分布を示す「チームカード」をお渡ししています。

「ポジティブ」グループのメンバーがそのカードを手に取ると、「このあたりが多いよねえ」と指でざっくりと円を描きながら、感覚的にまとめていました。

対照的に、思考系グループの「分析思考」上位のメンバーは、「『責任感』が43%かぁ。半分近くって多いよねぇ」と、具体的な数値に基づいて緻密に分析していました。

 

こうした行動は無意識のうちに現れたものですが、だからこそその面白さが引き立ちます。

ただ、実際の現場では、このような思考の違いが原因で“面白い”では済まされないすれ違いや誤解が生まれることもあります。

 

たとえば、同じプロジェクトで「ポジティブ」上位のAさんと「分析思考」上位のBさんが話し合っている場面を考えてみましょう。

 

Aさん(ポジティブ):「このプロジェクト、まずはざっくり進めてみようよ!いろいろやってみて、きっといい方向に行くよ!」

Bさん(分析思考):「うーん、ちょっと待って。進める前に必要なデータをもう少し確認したいんだ。リスクや具体的な数値も見ながら判断しないと。」

Aさん:「そんな細かいことを気にしていたら前に進まないよ!動きながら学んでいけば大丈夫だって、ポジティブに行こう!」

Bさん:「でも、やっぱり具体的な事実を見て、根拠がある状態で進めた方が効率的だと思うよ。」

 

このように、「ポジティブ」なAさんは、物事をざっくりと前向きに捉え、行動しながら学びを得るタイプです。

一方で、「分析思考」のBさんは、客観的なデータや事実に基づき、緻密な根拠をもって判断することに価値を置いています。

ここで、Aさんが「分析思考」を理解していないと、Bさんの慎重な姿勢を「ネガティブ」と感じ、意見のすれ違いが起こりやすくなります。

反対に、Bさんが「ポジティブ」の特性を理解していないと、Aさんの楽観的な行動を「軽率」と感じるかもしれません。

 

こうした異なるアプローチがすれ違いを生むことを防ぐためには、まずお互いの強みの違いを理解し合うことが重要です。

それぞれの視点がチーム内で異なる役割を果たし、強みとして活きると気づくことが、仕事の円滑な進行に繋がります。

 

たとえば、新製品のキャンペーンを準備する際、初期段階では「ポジティブ」のAさんが活躍する場面が多いかもしれません。

アイデアをたくさん出しながら、失敗を恐れずに試行錯誤し、全体のイメージを形にしていく柔軟さが求められる場面では、Aさんの前向きなエネルギーがプロジェクトの推進力となるのです。

一方、キャンペーンが具体化し、いよいよ実行フェーズに入る段階では、「分析思考」のBさんの視点が不可欠です。予算の配分や数値的な成果予測などが求められる場面では、Bさんの緻密な分析力が効果を発揮し、プロジェクトを成功に導く手助けとなります。

 

こうして、プロジェクトの進行に伴い、どの場面で誰の強みが役立つのかをチーム全体で理解し、調整しながら進めることで、プロジェクトがスムーズに進むだけでなく、お互いの貢献が引き立つ職場環境を築くことができます。

 

  • キャリア開発
  • リーダーシップ
  • コーチング・ファシリテーション
  • チームビルディング
  • コミュニケーション

ストレングスファインダーで変革を促す~対話と多様性を重視し、個々の強みを活かすことで組織全体の成長をサポート~

前職では半導体製造技術者として勤務しながらコーチングやアサーション研修の社内講師も務める。独立後、ストレングスファインダーを活用したチームビルディングやリーダーシップ研修を中心に提供。ストレングスファインダーのプロファイリングに定評がある。

知識茂雄(チシキシゲオ) ガイアモーレ株式会社提携講師 株式会社ハート・ラボ・ジャパン

知識茂雄
対応エリア 全国
所在地 熊本市

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

多様性にチャレンジ意欲を醸成し、イノベーティブなチームになる

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「多様性に“チャレンジ”意欲を醸成し、 イノベーティブなチームになる」 について一緒に考えていきたいと思います...

2024/11/20 ID:CA-0005727 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン