頼れるリーダーとは?
この文章は、かつての自分を振り返りながら書いています。
まず、多くのリーダーはチームメンバーに相互依存を求めると思います。
すなわち、お互いに協力し合うことで、強みを活かし合い、弱みを補い合うということです。
ここで多くの人にとって課題となるのが、弱みを補い合うことです。
弱みを補い合うための前提条件は、自分ができないことがあったら他の人に素直に頼ることです。
しかしながら、多くの人は自分の弱みを人に見せたくないものです。
すなわち、人に頼るのが苦手なのです。
これってリーダー自身にも当てはまりますよね。
かつての私もそうでした。
部下には相互依存を求めつつ、自分自身は相互依存の基本である「人に頼ること」をしない。
今思うと、完全に矛盾していますよね。
もちろん、リーダーにもいろいろなスタイルがあると思います。
ここで言いたいのは、「こうあるべき」と自分の理想を掲げ、それでもうまくいかない場合、その「べき」がうまくいかない原因かもしれないということです。
つまり、部下やメンバーを頼ってはいけない、何でも自分でしっかりできる自分でなければならないという無意識の思い込みが、うまくいかない根本の要因かもしれないということです。
そこを緩め、自分の弱さを部下にさらけ出していけば、部下から支えられるリーダーになれるのではないでしょうか。
すなわち、リーダーも含めた相互依存が成り立つということです。
そういうリーダー像もあるよね、ということです。
ここで書いたのは私なりの“頼れるリーダー”の定義です。
世間一般で言われる頼れるリーダーは、部下が上司を頼るという意味で使われることが多いと思います。
でも、あえてここではその逆を定義したいと思います。
部下を頼れるリーダーこそ、文字通りの頼れるリーダーなのだと。
- キャリア開発
- リーダーシップ
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
ストレングスファインダーで変革を促す~対話と多様性を重視し、個々の強みを活かすことで組織全体の成長をサポート~
前職では半導体製造技術者として勤務しながらコーチングやアサーション研修の社内講師も務める。独立後、ストレングスファインダーを活用したチームビルディングやリーダーシップ研修を中心に提供。ストレングスファインダーのプロファイリングに定評がある。
知識茂雄(チシキシゲオ) ガイアモーレ株式会社提携講師 株式会社ハート・ラボ・ジャパン
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