睡眠の質
こんにちは。
Beスタッフィングで講師を務める、平野です。
ハラスメント、メンタルヘルスの研修を行う傍ら、産業カウンセラーとしてカウンセリングや面談も対応しております。
先日、健康経営の為のセミナーで講師の方から、腸の重要性(脳腸相関)や栄養と運動、免疫力の向上の話を伺い、その中で改めて【睡眠の質】の大切さを再確認しました。
心の健康も身体の健康も密接につながっていて、どちらか片方だけ元気でも長続きはせず、どこかで無理が掛かってきます。そして、心と身体どちらにも重要なキーワードが【睡眠】。しっかり向き合ってみましょう。
睡眠に関わる不調として、「睡眠障害」があります。睡眠障害の代表的な4つのタイプは
・入眠困難……なかなか寝つけない。床に入って寝つくまでに、30分~1時間以上かかってしまう
(精神的な問題、不安や緊張が強い時などに起こりやすい )
・中途覚醒……夜中によく目が覚めたり、一度起きた後なかなか寝つけなくなる
・早朝覚醒……予定時間より2時間以上前に目が覚めてしまい、その後眠れなくなってしまう
・熟眠障害……睡眠時間を十分にとったのに、熟眠感が得られない
眠れない原因のひとつとして、自律神経のバランスの乱れにより眠りが浅くなっている可能
性が考えられます。
自律神経は ■「交感神経」→活動時や昼間に活性化して全身を緊張させる神経
■「副交感神経」→安静時や夜に活性化して全身をリラックスさせる神経
の2種類から成り立っていて、眠りにつくにはこの「副交感神経」を活性化させる必要があります。
この季節は、夏バテや季節の変わり目で、身体が普段よりも疲れている(ストレスを抱えている)時期。更にいつまで続くか分からないコロナの影響もあり、眠りのために必要なリラックス状態を保つことができず、交感神経ばかりが過敏になっている状態です。これが続くと、人は不眠に陥りやすくなります。
睡眠時間の不足や質の低下は、集中力や作業効率の低下など、生活や仕事の質に影響します。 また、不眠はウイルスに対する抵抗力低下の可能性も指摘されているので注意が必要です。
まずは、副交感神経を優位に保つ必要があります。ゆっくり呼吸をする(吐くことが重要)、身体の力を抜く、就寝の2~3時間前の入浴、リラックスできる音楽を聴く、好きな香りを嗅ぐ、等。それでも眠れない時間が長期間続くという方は、医師に相談するのも1つの手です。不安で眠れない。眠れないことがさらに気になって余計眠れなくなる。と悩んでいる方は、一人で悩まずに早めに専門医へ相談してください。
「あ~~、良く寝た~!!」と思える目覚めを目指してくださいね。
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●東海エリアの官公庁・団体はじめ、大手・中堅・中小のメーカー・流通小売・販売・サービス業への講師・講演実績多数。
●職場活性化、定着率向上、職場のモチベーションアップ等に向け、マナー、メンタルヘルス、コミュニケーション、コーチングや心理学のエッセンスを取り混ぜ、効果の高い研修を実施。
平野 睦(ヒラノ ムツミ) 専任コンサルタント兼講師
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