「絶対的な正しい決断」は存在しない!
真田一族と福島正則の例を見てまいりました。
あなたは、どのようにお感じになられましたか?
関ヶ原の戦いでは、勝った東軍に味方するのが「正しい決断」だったかも
しれません。
でも、福島正則のように、所領倍増(しかも25万石も!)という成功があっても、
一生後悔し続けたのでは何にもなりません。
関ヶ原では多くの武将たちの印象的な決断とその結果を見ることが出来ます。
・西軍から東軍へ寝返った小早川秀秋は、加増を受けても3年後に急死。跡継ぎが
無く、小早川家は断絶。
・東軍に付く予定が西軍に付いた大谷吉継は、小早川の裏切りを予想しながらも
数に圧倒されて関ヶ原で切腹。でも、自分の決断には満足していた。
単純な結果だけではなく、人生において後悔するかどうかが、決断において
重要になることが分かります。
「正しい決断」は、ありえないのです。
結果だけを見ると、正しい決断のように見えて、実は不満だらけとか。
結果は不成功に終わったとしても、その結果に満足しているか。
その分かれ目は、決断した個人の心の中にあることが分かります。
決断とは、未来に向かって行うこと。
不確実性をゼロにすることは、どのような手段を使ってもできません。
出来ることは、リスクマネジメントの手法を用いて、不確実性を減らす、悪影響
を小さくするといったことです。
私たちは、ビジネスでもプライベートでも、「正しい決断」をつい求めて
しまいがちになります。
大きな可能性と溢れる情報に押し流されそうになりながら、日々なんらかの
決断をしています。
でも、「正しい決断」はありえないと、はらをくくって頂きたいのです。
大切なことは、その決断で後悔しないこと。
どんな結果であっても、その結果を受け入れてかみしめることができるかどうか。
これは、単なる自己満足ではありません。
自分の生き方=「価値観」に沿った決断の結果だからこそ、かみしめることが
できるのです。
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
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現代社会は、仕事や人生のむずかしい決断を いろいろと抱える人が増えています。
「決断の軸」をしっかり持つことで、お悩みが解決できます。
「決断の軸」を打ち立てるお手伝いを通じて、ブレないビジネス上の決断、お客様が集まる会社、社員・スタッフが熱心に働き、メンタルダウンしない会社・職場づくり、後悔しない人生のお役に立ちます
高島 徹(タカシマ トオル) 株式会社決断力 代表
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