私の苦い経験から学んだ 決断力の大切さ
「決断力の重要性」は、私の苦い体験から生まれました・・・
私にとっての最高の上司と、ワースト3の上司に ほぼ同時に仕えた体験です。
ここでは、仮にA氏とB氏といたします。
両氏は、同じ米国大学でMBA資格を取りました。
どちらも、有名国立大学(しかも上位校)を卒業しています。
入社年次は5年違いますが、留学したのはほぼ同じ時期。同じ教育を受けたことで
しょう。
私は40歳前後に、この二人に相次いで仕えました。
A氏は、仕事でまったく使い物になりません。
私のワースト3課長職に入ります。
B氏は、私の会社生活で最高の課長職です。
一体何が、この二人を分けたのでしょう。
それは、「決断力」の有無です。
A氏は、評論家タイプです。
知識があり いろんなことを物知り顔で言うのですが、決して自分で決断しません。
雲行きが怪しくなると、他人のせいにして逃げてしまいます。 私も何度も痛い目に
逢いました。
「それは君の責任だ」「僕は聞いていない!」「彼が勝手にやりました」
これでは、上司や部下からの信用は得られません。
単なる頭でっかちです。
そう、「知識」だけの人物でした。
B氏は、自分で判断し、事業部長に企画を持ち込み、決断を進言します。
部下や関係部門にも熱心に働きかけ、会社にとってベストの対策を打てるよう、行動
します。
知識と実践が結びついているので、経営効果も大きなものが出るのです。
「知識」に加えて、「決断力」も持ち合わせていたのです。
経営学者のヘンリー・ミンツバーグには、「MBAが会社を滅ぼす」という著書が
あります。
知識偏重、過去の事例偏重のMBAが「時代遅れ」の経営技術だからと言うのです。
20世紀は、知識は記憶して自分の脳に蓄えておくことしかできませんでした。
現在では、知識はパソコンに保存できますし、ネットでいくらでも検索できます。
知識を智慧に変え、現実に応用することが、ビジネスの現場ではもっと大切です。
そのためには、自分で情報を判断して決断でき、実際に行動をおこすことができる
こと。
MBAという資格を持っているだけでは、実際のビジネスでは役に立たないのです。
優秀な大学を優秀な成績で卒業した若者が、職場で「使えない」ということは
よく聞きます。
それは、知識を蓄え、正解を求めることにばかり熱中するからです。
知識をベースにして、智恵を生み出して人を動かすことができるかどうか。
まさに「決断力」が、これからのビジネスパーソンに問われているのです。
- モチベーション・組織活性化
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- ロジカルシンキング・課題解決
現代社会は、仕事や人生のむずかしい決断を いろいろと抱える人が増えています。
「決断の軸」をしっかり持つことで、お悩みが解決できます。
「決断の軸」を打ち立てるお手伝いを通じて、ブレないビジネス上の決断、お客様が集まる会社、社員・スタッフが熱心に働き、メンタルダウンしない会社・職場づくり、後悔しない人生のお役に立ちます
高島 徹(タカシマ トオル) 株式会社決断力 代表
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