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マーケティング思考とは?なぜ全社的に身につけるべき?

「他社より優れた機能がある製品なのに、なぜお客さまに響かないのだろう」

「営業でいくら熱心に説明しても、なかなか契約に結びつかない」

多くのビジネスパーソンが一度はこのような悩みを抱えたことがあるでしょう。その悩みの根本的な原因には「マーケティング思考」の欠如があるかもしれません。

そこで、この記事では、マーケティング思考の本質から、身につけるための方法、さらには企業全体で実践するための最適な方法まで、網羅的に解説します。

 

そもそもマーケティング思考とは?

マーケティング思考とは、顧客の視点に立ち、彼らのニーズや課題を深く理解し、それに応じた価値を提供するための一連の思考プロセスです。

つまり、宣伝や広告といった個別の活動を指すのではなく、もっと本質的な、「自分(企業)目線」から「顧客目線」へと視点を転換することを指しています。そのため、この思考を身につけることで、企業は顧客の声を反映した商品開発やサービス提供が可能となり、結果として事業の成長に繋がるのです。

 

なぜ今、全社的にマーケティング思考の習得が必要なのか?

そもそも、マーケティング思考はマーケティング担当者だけが身につければ良いのでしょうか?

答えは明確に「NO」です。

 

もちろん、各部門の努力は重要です。

マーケティング担当者は、魅力的な広告やキャンペーンが集客につながると考えます。

開発担当は、優れた機能がある製品が売れるのは当然だと考えます。

営業担当者は、熱心な営業活動が成果を生むと信じています。

 

しかし、肝心の「顧客目線」が欠けてしまうと、

マーケティング部門が「トレンド」や「見栄え」を優先し、「本当の顧客ニーズ」を後回しにする。

開発部門が「機能」を重視しすぎて「使いやすさ」を見落とす。

営業部門が「売り手の論理」で話をして「買い手の課題」に寄り添えない。

といった状況になり、冒頭で記載したような

「他社より優れた機能がある製品なのに、なぜお客さまに響かないのだろう」

「営業でいくら熱心に説明しても、なかなか契約に結びつかない」

といったお悩みに繋がっていきます。

 

特に昨今のビジネス環境では、機能やサービス内容での差別化がますます難しくなっていますので、そんな中で他社と差がつく要因となるのが、この「お客さま目線」の有無になります。

簡単な例を見てみましょう。あるWebサイトのメッセージの違いです。

 

【自社目線】

「創業20年の実績。業界トップクラスの技術力で高品質のサービスを提供します」

【顧客目線】

「請求書処理の時間を80%削減。月末の残業にサヨナラ!プライベートな時間を取り戻せます」

 

どちらが心に響くかは、一目瞭然です。後者は、顧客が抱える具体的な課題(月末の残業)と、サービス利用後の理想の未来(プライベートな時間の確保)を提示しています。

とはいえ、もし、このサイトを制作した背景を営業担当が理解していなかったとしたら、見込み客がサイトを見て魅力に感じた点が、商談時に説明されない……といった状況にもなりかねず、そうすると、せっかく確度の高かった見込み客を取りこぼしてしまうこともあります。

そのため、この視点の転換は、Webサイトだけでなく、営業、製品開発、アフターサポートなど、あらゆる顧客接点に当てはまります。

だからこそ、マーケティング思考はマーケティング担当者だけでなく、すべての社員に必要な普遍的なビジネススキルなのです。

 

職種別マーケティング思考の活かし方と習得のメリット

実際に、マーケティング思考を身につけることで職種ごとに以下のような変化が見られます。

 

営業職:御用聞きから「課題解決パートナー」へ

目の前の商品を売るのではなく、「この顧客の課題を解決するために、自社製品をどう活用できるか」という視点で提案することで、信頼関係が深まり、継続的な取引に繋がります。

 

企画・開発職:“自己満足”で終わらない、売れる商品を作る

常に「これは誰のどんな課題を解決するのか?」と問い続けることで、独りよがりではない、市場に本当に求められる商品やサービスを生み出すことができます。

 

管理職・経営者:データに基づいた意思決定を下す

勘や経験だけでなく、顧客データや市場分析に基づいた客観的な視点で事業を動かす「考える力」と「提言する視点」を養い、的確な意思決定を下せるようになります。

 

他にもマーケティング思考を身につけることには、個人・チームで以下のようなメリットがあります。

 

個人のキャリアアップ: 顧客の課題を解決できる人材は、どんな職種でも重宝されます。市場価値の高いビジネスパーソンへと成長できます。

 

事業収益の向上: 顧客に選ばれる商品・サービスは、当然ながら売上が向上します。事業の成功確率が上がり、収益に直結します。

 

チーム・組織への貢献: 部門間で「顧客」という共通言語が生まれることで連携がスムーズになり、組織全体の生産性が向上します。

 

マーケティング思考を身につける5つのステップ

では、マーケティング思考を身につけていくには、どのような順序で進めていけば良いのでしょうか。ここでは、誰でも実践できる基本的な5つのステップを紹介します。

 

ステップ1:【顧客理解】誰の、どんな課題を解決するのか?を考える

ここがすべての起点です。ターゲットとなる顧客は誰か、年齢や性別、ライフスタイルだけでなく、どんなことに悩み、何を望んでいるのかを徹底的に考え抜きます。「ペルソナ設定」などの手法を使い、一人の人物像として具体的に描くことが理解を深めるコツです。

 

ステップ2:【価値定義】提供できる独自の価値は何か?を考える

顧客の課題に対し、自社の商品やサービスが提供できる独自の価値(バリュープロポジション)を明確に定義します。「安さ」「品質」「手軽さ」など、顧客が何に最も価値を感じるかを見極め、競合にはない自社だけの強みを明らかにします。

 

ステップ3:【市場分析】市場や競合はどうなっているのか?を考える

自社を取り巻く市場の状況(市場規模、成長性など)や、競合他社の強み・弱みを客観的に分析し、自社が立つべきポジション(立ち位置)を見定めます。ここで客観的な事実を把握することが、独りよがりな戦略に陥らないための鍵となります。

 

ステップ4:【戦略立案】どうやって価値を届け、選ばれるのか?を考える

ステップ2で定めた価値を、どうやって顧客に届け、競合ではなく自社を選んでもらうかの具体的な道筋(戦略)を設計します。どのようなメッセージを、どのチャネル(Webサイト、SNS、店舗など)で伝えるかを具体的に計画します。

 

ステップ5:【実行・改善】計画を実行し、結果を振り返って改善する

戦略は実行しなければ意味がありません。そして、一度実行して終わりではなく、その結果(売上データや顧客の反応)を検証し、常により良い方法へと改善を続けていくことが、ビジネスを成長させる上で不可欠です。

 

まとめ

この記事では、マーケティング思考の基本から具体的な実践方法を解説しました。

マーケティング思考とは、「自分だったらどうしたいか」ではなく、「お客様ならどうしたいか」を常に考えること。 この視点の転換がビジネスの成功を大きく左右します。

とはいえ、「顧客視点で考える」といっても人によって解釈や基準がまちまちで、社内で個別に取り組んでいると、どうしてもスキルのばらつきが出てきて、ある人はしっかりと顧客視点で考えられているが、ある人は、考えているつもりでも考えられていない……といった状況にもなりかねません。

そこで、全社的にマーケティング思考を身につけるための最適な方法として、研修を検討される企業も増えてきています。

シナジーマーケティング株式会社では、ワークショップや動画、フレームワーク研修を通じて、顧客視点での戦略的思考を実践的に学ぶことができる研修プログラムを提供しています。条件によっては助成金を活用することで、実質的な自己負担額を抑えることも可能です。

研修の詳細のご相談は、お気軽にお問い合わせください。マーケティング思考を武器に、企業全体の成長を加速させましょう。

このコラムを書いたプロフェッショナル

鈴木 英利佳

鈴木 英利佳
シナジーマーケティング株式会社 マーケティングコンサルタント

業界・規模問わず100社以上の企業のデータ活用を軸としたデジタルマーケティング推進のためコンサルティング支援を実施。その後コンサルティングで得た知見を基にマーケティング人材育成・研修のサービスを立ち上げ、こちらも100社以上に導入されている

業界・規模問わず100社以上の企業のデータ活用を軸としたデジタルマーケティング推進のためコンサルティング支援を実施。その後コンサルティングで得た知見を基にマーケティング人材育成・研修のサービスを立ち上げ、こちらも100社以上に導入されている

得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、チームビルディング、ロジカルシンキング・課題解決、営業・接客・CS
対応エリア 全国
所在地 大阪市北区
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