来年の新人研修にはPythonとデータ分析は必須では
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今回は来年の新人研修に関して私見を述べたいと思います。
私は来年の新人研修にPythonとデータ分析を加えるのは重要だと考えています。その理由はとてもシンプルなので、簡単に説明します。
Pythonは最も使用されている言語であり、非エンジニアの方も業務改善に活用できるため
ご存じの通り、PythonはITエンジニアで今一番使用されている言語です。その理由は、PythonがAIや機械学習、データ分析、ビッグデータ、ネットワークの自動化、Webなどで中心的に使われている言語だからです。これらの市場一つとっても大きな市場であり、今後の成長が期待される市場だからです。その背景から、多くの企業で使われる言語になりました。実際の業務で最も多く使われてので、新人研修に採用するのは当然の流れだと考えています。今そうでない企業も、来年の新人の方が中堅になるころには確実にそうなるはずです。
この模様は以下の日経xTECHの記事にも掲載されています。
「”最も使っている”プログラミング言語で異変、前年首位のJavaが王座陥落」(日経xTECH調査:2023年12月)
さらに業務の自動化はPythonを使って行う企業が多く、Pythonを活用した業務の自動化の書籍もかなり多く出版されています。その多くが非エンジニア向けです。つまり、PythonはITエンジニアのみならず、一般社員でも活用できるプログラミング言語ということになるため、新人研修で学ぶと配属後の業務効率改善に役立つはずです。さらに、多くの企業が進めているDXやデジタル化戦略もデータ分析が多く活用されており、データ分析はPythonが主流であるため、その意味でも新人研修でPythonを扱う理由があります。
データ分析の主流はやはりPython
多くの企業でデジタル化やDXを推進されています。その根底にあるのはデータの利活用であり、データ分析が重要になってきます。そして、DXプロジェクトはプロジェクトメンバー全員の認識の共通化が、プロジェクト運営において重要です。認識が違う人がいると、議論がまとまりにくくなったり、説明しないと先に進まなくなったりするからです。新人研修でもDXリテラシーというか、データ分析の基礎的な部分は抑えておいたほうが良いはずです。
そして、データ分析を行うのであれば、Pythonが主流なので、Pythonをベースにデータ分析の学習を進めたほうが、より実践的なデータ分析の学習を進められるはずです。当協会のデータ分析試験はPythonがベースです。非エンジニアの方が約4割受験されていますが、65%の方が合格されています。つまり、非エンジニアの方でも学習することで理解できる範囲を出題しているということです。あくまでデータ分析の基礎レベルの試験ではありますが、簡単な分析ができるまでの理解度をチェックするものなので、新人研修向きであるといえます。
興味がある方は、試験ページをご覧の上、是非学習のチェックにご活用ください。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 江東区 |