エンジニア向けの定期研修が離職率と利益率の改善を実現
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今日はエンジニア向けの定期研修の効果について私見を述べたいと思います。
エンジニア向けの定期研修が離職率と利益率を改善する理由
まず、皆様に見てほしい調査データがあります。外部にリンクを貼れないので、是非「教育と障害発生率 吉政忠志」で検索してみてほしいです。このワードで検索すると、教育と障害発生率の調査データを閲覧することができます。
そのデータを一言でいうと、IT企業において売り上げの6%以上を教育に投資した会社の障害発生率は極めて少ないということです。そして、約半分の会社の教育にかけるコストは3%未満ということです。皆様の会社の教育へのコストは売り上げ全体の何パーセントでしょうか?
このデータからいえることは、ベテランのエンジニアでも定期的に学習をしておかないと、最新の技術についていけなかったり、技術力が劣化していくということを意味しています。人間ですので、忘れていくのは当たり前ですよね。
定期的に研修を実施していくことで、障害発生率が下がります。障害発生率が高いと、エンジニアに対する負荷が高まり、離職率が上がります。障害発生率が高いと、利益をそいで障害対応をするので、利益率が下がります。離職率が高くなると、採用コストが上がり、採用投資の回収期間も伸びます。そして障害発生率が高いとお客様の満足度が下がり、その口コミが広がり、営業成約率が下がったり、余計なディスカウントが増えたりして、利益率はさらに下がっていきます。
Python認定インテグレーター(ゴールド以上)に参加すると無償の勉強会が実施できます。
毎年定期研修を重点技術ごとに行うのは結構大変な話ですよね。コストもかかります。社内の勉強会で賄おうとしても勉強会の準備をする内部コストもかかりますし、教えること会できるレベルのエンジニアにはもっと生産的な仕事をしてほしいと思うはずです。そのような時は、Python認定インテグレーター(ゴールド以上)に参加している企業であれば、社内勉強会用に無償で講義を提供しています。年何回で何時間までというのは認定インテグレーターのグレードに依存します。
勉強会の講師は私と顧問理事の寺田氏が担当することが多いです。寺田氏はPythonコミュニティでも積極的に活動をされており、開発はもちろん、書籍やコラム、講師などの経験がかなり高い人物です。
参考までに先日実施した勉強会のコンテンツを共有します。QA込みで1時間半程度の時間でした。
(マーケティングセッション)
・市場動向と試験紹介と近況
・Pythonの仕事の獲得の仕方
(テクニカルセッション)
・Pythonバージョン
・Pythonの新機能について
・最近の使われ方
・用途別の定番ライブラリ、注目の新しいライブラリ(時間があれば)
・仕事をするうえで知っておくべき事項
・環境構築
・AI系の話し
当協会の認定インテグレータープログラムはゴールド以上になると年間費用が発生します。しかし、前述の様な勉強会の講義や、マーケティング支援などもあり、年間費用以上のサービスが受けられます。Pythonビジネスに力を入れている方は、是非ご活用ください。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 江東区 |
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