Pythonの腕試しチェック!Python実践試験開始
Pythonの文法基礎を問う試験であるPython3 エンジニア認定基礎試験(以下、Python基礎試験)を始めて5年がたち、お陰様で年間1万5千人前後が受験いただくようになりました。(2022年10月時点) 中には1企業で1000名を超える合格者を輩出いただいた企業もあり、著名な大学のパンフレットにも推奨教材として掲載されるようになりました。本当にありがとうございます。
大変普及しているPython基礎試験ですが、文法の試験としては基礎段階の試験です。仕事で使う方のPythonの学習度チェックとしてはPython3 エンジニア認定実践試験(以下、Python実践試験)をぜひ活用いただきたいです。
Python実践試験はPythonを実践的に使っていく上で重要な仕様やライブラリの使い方を問う試験ですので、実践レベルのPythonを考えるとここまではできたほうが良いというものです。
試験は、主教材である「Python実践レシピ」(技術評論社)から出題するのですが、この本は著名なPythonエンジニアの方々に協力いただき、出版されており、内容の評価もとても高いです。つまり、この本を一通り理解できると実践で活用するPythonに関しては全方位的に理解ができたということになります。その書籍で学んだことのチェックとしてPython実践試験をご活用いただければ幸いです。
あえて言うまでもないですが、Pythonは将来にわたって大きく普及が期待されている、人工知能や機械学習、ビッグデータ、データ分析、ネットワークインフラ、Webシステムの分野において中心的活用されています。特にインテグレーターの皆様にはPythonエンジニアを中心とした大きなビジネス市場が形成されると期待されています。
インテグレーターの皆様がPython関連の仕事を取るには、体制とブランドの両面が必要になります。体制についてはPythonの実践的なスキルを持ったエンジニアを開発と保守の両方に配置が必要になるはずです。一方で体制ができていても、対外的にPythonが得意な会社として見られないと、そもそも開発案件のお見積もり依頼さえ来ないことが多いです。企業のブランド力を上げるための方法は、書き始めたらかなり長くなるので、今回は書きませんが、最低限、自社のPythonエンジニアの数などを公開してエンジニアの体制があることをアピールしたほうが良いと思うのです。そして、実績ができましたら、開発事例として公開するようなことも行うべきですよね。ちなみに当協会では、無料で始められるPython認定インテグレーターというプログラムも実施しているので、ご活用いただければと思います。
Pythonのエンジニア数をWeb等に記載する場合は、是非、基礎試験や実践試験の合格者数で書いていただきたいところです。
最後に、実践試験に関して興味がある方は以下に概要を記載しておきますので、是非ご覧ください。
◆「Python 3 エンジニア認定実践試験」概要
試験名称:Python 3 エンジニア認定実践試験
概要: Pythonを実践的に使っていく上で重要な仕様やライブラリの使い方を問う試験
受験料金:1万2千円(外税) 学割6千円(税別)
問題数:40問(すべて選択問題)
合格ライン:正答率70%(700点)
試験時間:75分
試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
主教材:「Python実践レシピ」(技術評論社)
著者:鈴木たかのり,筒井隆次,寺田学,杉田雅子,門脇諭,福田隼也
実践試験の詳細はサービスページをご覧ください。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
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