再就職プログラムにPythonのデータ分析研修が有効
今回も個人的な見解を書いてみようと思います。最初に書いておきますが、ここに書かれている内容を100%忠実に実施したからと言って確実に社員の再就職プログラムが成功するわけではないです。あくまで確率を上げる方法としてご参考になれば幸いです。
さて、私は毎月、3,4回ほどセミナーに登壇をしていまして、その中には就職に関連するようなセミナーも一定数含まれています。その中で感じるのが、最近、中高年の方がPythonを習得してプログラマーとして仕事を始めようとされている方が増えているということです。中にはプログラマーとして転職を考えている方もいれば、副業としてプログラマーを考えている方もいます。
プログラマーを目指すことは悪いことではないのですが、私が思うのは、プログラミングスキルを前面に出した就職ではなく、もともと培ってきたノウハウを主軸にしたPythonによるデータ分析スキルを前面に出した方が就職しやすいと思っています。
企業によっては社員の再就職プログラムを実施している会社もあると思います。特にこれからはAIによる業務の自動化が進むため、人員の再配置や、場合によってはリストラも行うことがあると思います。そのような時に再就職プログラムを実施すると思うのですが、その再就職プログラムにPythonによるデータ分析が一つの解として有効ではないかと思うのです。
Pythonは急激に普及している言語ですが、Pythonで学習してすぐに仕事ができるようになる人はプログラミング経験がある程度ある人が大半です。プログラミング経験がない方は、年齢が若い方であれば十分プログラマーとして業務ができると思うのですが、ベテラン社員でプログラミング未経験の方が、プログラマーとして再就職を目指すのは少し厳しいと思うのです。しかし、今まで培ってきたノウハウを主軸にデータ分析を行うスキルを前面に出した再就職であれば十分可能性があると感じています。もちろん、再就職というものはスキルだけではなく、考え方、性格などその方の総合的な状況を客観的に見て判断されると思うのです。それ故に、どんな人でも今まで培ってきたノウハウを主軸にデータ分析を行うスキルを身に付ければ再就職できるとは思いません。但し、現状の市場のニーズを考えると、可能性が向上すると感じています。
そして、Python求人を見てみると、全体の1/4がPython未経験の求人であり、それらの求人の多くは、別にスキル上の強みがあって、+アルファでPythonをこれから学ぶ方を対象としています。この求人動向を見てみても今まで培ってきたノウハウを主軸にデータ分析を行うスキルを持つことで再就職の可能性が向上すると考えています。
ベテラン社員の方が今まで培ってきたノウハウを強みに、最新の分析力をプラスアルファにした再就職というのはニーズがあると思うのです。場合によっては独立しても食べていけると思うのです。
そして、Pythonが未経験であるのであれば、Pythonを理解している証明としてPython3エンジニア認定試験を活用するのが効果的だと思います。試験に合格しているということは知識やノウハウの証明なるからです。試験も銭活用いただければ幸いです。
今回も個人的な意見を書きましたが、いかがでしょうか?この方法で全ての未経験者がPython関連の仕事に再就職ができるとは思いませんが、自身の強みで勝負することで、活路が開きやすくなるような気がしています。少しでも参考になった方がいれば幸いです。それでは今日はこの辺で。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
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