採用動画の制作費用相場と内訳を種類別に紹介!【2025年版】

近年では、採用活動において「動画」を活用する企業が増えつつあります。
自社でも採用動画を導入したいものの、費用が予算内に収まるのか気になっている人事担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、採用動画の制作費用相場を種類別に紹介します。採用動画の費用対効果を高めるポイントもお伝えするため、採用動画の費用について気になる人はぜひ参考にしてください。
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【目次】
01. 採用動画の制作費用相場【種類別】
02. 採用動画の費用内訳
03. 採用動画の制作費用を決める主な要素
04. 採用動画の費用対効果を高めるポイント
05. 費用をかけてでも採用動画を制作すべき理由
06. 高品質な採用動画を活用して採用活動の費用対効果を高めましょう
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01. 採用動画の制作費用相場【種類別】
採用・リクルート動画の相場と料金は、30万~300万円ほどと大きな幅があります。これは、採用動画にはさまざまな種類があり、制作の規模や難易度によって費用が変わるからです。
下記の動画制作料金表は、採用動画の種類ごとの大まかな費用相場になります。
種類/制作費用相場/撮影時間/制作期間/主なメリット
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インタビュー/30万~100万円/半日/2週間〜1ヶ月/社員の言葉で説得力を高められる
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社員座談会/40万~120万円/半日~1日2週間~1.5ヶ月/職場の雰囲気が伝わりやすい
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オフィスツアー/30万~80万円/半日~1日2週間~1ヶ月/幅広い求職者にアプローチできる
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社員の密着取材/50万~150万円/3日1.5〜2ヶ月/求職者が自分に置き換えてイメージしやすい
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ドラマ仕立て/250万円~/3日以上3ヶ月以上/ブランディングにも活用できる
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ここからは、弊社で制作した事例を交えつつ、それぞれの概要やメリットを紹介します。
【インタビュー:30万~100万円】
インタビュー形式の採用動画は、社員の思いをリアルな声で伝えられるため、求職者に対する説得力が高まりやすいのがメリットです。
インタビュー形式の採用動画では多くの場合、自社の社員以外をキャスティングする必要がありません。そのため、制作費用の相場は後述する他の種類に比べると低くなっています。
- 費用の目安…30万~100万円
- 動画の時間…1~3分程度(編集により長さを調整可能)
- 得られる効果
- 実際の社員の声を伝えられるため、信頼感を醸成できる
- シンプルな構成で比較的低コストで制作可能
- 企業文化や働く人の雰囲気を直接伝えられる
ただし、インタビューの対象となる社員の業務時間を拘束することになる点に注意が必要です。
【社員座談会:40万~120万円】
社員座談会形式の採用動画では、仕事のやりがいや大変さ、自社の魅力などを実際の社員本人が本音で語り合うことで、説得力が生まれます。社員間のやり取りから職場の雰囲気が伝わりやすいのもメリットです。
自社の社員が主なキャストとなるため、社外への出演依頼費用を抑えやすいでしょう。ただし、スタジオのレンタル有無や構成の作り込み、編集の難易度などによって制作費用が変動します。
- 費用の目安…40万~120万円
- 動画の時間…3~5分程度
- 得られる効果
- 複数の社員が登場することで、職場の雰囲気を伝えやすい
- リアルな会話形式で求職者が共感しやすい
- チームワークや社内の人間関係をアピールできる
また、社員の拘束時間がインタビュー形式より長くなりやすい点に注意が必要です。
【オフィスツアー:30万~80万円】
オフィスツアー形式の採用動画では、業務風景だけでなく、休憩所や食堂など幅広い場所の雰囲気を伝えられます。遠方の求職者でもオンラインで企業の雰囲気が把握できるため、幅広くアプローチできるのがメリットといえるでしょう。
また、前述した2つと比べて、特定の社員に対する拘束時間は発生しにくいです。複雑な編集も発生しにくいため、特に制作費用を抑えやすい採用動画といえます。
ただし、さまざまな場所の撮影が必要となるため、各部署・各部門との連携が必要な点に注意が必要です。
- 費用の目安…30万~80万円
- 動画の時間…2~4分程度
- 得られる効果
- オフィス環境や設備を視覚的に伝えられる
- 遠方の求職者にも会社の雰囲気を伝えやすい
- 社内の働く環境をリアルにアピールできる
【社員の密着取材:50万~150万円】
社員の密着取材形式の採用動画では、特定の社員に対して1~3日間ほど取材を行い、その様子を紹介します。なお、始業から終業までだけでなく、プライベートを含めたライフスタイルを紹介するケースもあります。この形式の採用動画では、求職者が自分に置き換えてイメージしやすいのがメリットです。
拘束する社員は少ないものの、これまでの採用動画と比べて制作期間は長くなりやすいといえます。撮影や編集の人件費が増大しやすいため、制作費用の相場は高めであることが多いです。しかし、費用が高額になる分、実際に働く社員のリアルを伝えられるため、求職者の興味を惹けます。
- 費用の目安…50万~150万円
- 動画の時間…3~6分程度
- 得られる効果
- 仕事の流れや社内の雰囲気をリアルに伝えられる
- 具体的な業務内容を理解しやすく、ミスマッチを防ぎやすい
- 社員の1日に密着することで、リアルな職場環境を見せられる
【ブランディング、コンセプトムービー:300万円〜】
企業が採用向けにコンセプト・ブランディング動画を制作することは、単なる求人活動のためだけではなく、自社の価値観や歴史を発信する大切なブランディング施策になります。制作にあたっては「どんな人材に届いてほしいか」「どんな未来を一緒に描きたいか」といったメッセージを明確にし、企業の想いやストーリーを軸に企画することが重要です。
よりエモーショナルな動画にするためには、社員のリアルな声や働く様子、仕事への想いを映し出す演出や、これからの挑戦やビジョンを語るナレーションなどを加えると効果的です。共感を生み出すドラマ性を意識することで、見る人の心を動かし、「この会社で働きたい」と思わせる力を持つ動画になります。
- 費用の目安…300万円~
- 動画の時間…5~10分程度
- 得られる効果
- 企業のブランディング向上に貢献する
- 感情に訴えかけるストーリーで求職者の印象に残りやすい
- 高品質な映像により、企業の信頼感や魅力を強く伝えられる
ただし、キャストの選定や撮影スケジュールによっては制作費用を抑えられる可能性もあります。
02. 採用動画の費用内訳
動画の作成ではアニメーションの場合にはイラスト素材を製作するための費用、実写動画では映像撮影のための撮影費用がかかります。具体的な内訳について説明します。
[アニメーション動画の場合]
アニメーション動画の費用の目安は下記になります。アニメーション動画ではアニメーションイラストやCGなど素材の作成または購入に費用がかかります。素材によっては高額になる場合もあります。
企画構成費 5万円~20万円
プロデューサー費 10万円~20万円
ディレクター費 10万円~20万円
イラスト作成(購入)費 10万円~30万円
オフライン編集 10万円~50万円
オンライン編集 5万円~50万円
ナレーション費 3~10万円
音楽効果費 3万円~15万円
[実写動画の場合]
実写動画の費用の目安は下記になります。撮影費用は主にスタッフの人件費や、機材レンタル、交通費などです。機材のグレードや種類によっても費用は異なります。また撮影時間が長くなれば費用もかかります。
企画構成費 5万円~20万円
プロデューサー費(1日撮影) 10万円~20万円
ディレクター費(1日撮影) 10万円~20万円
撮影費用(1日撮影) 5万円~100万円
オフライン編集 10万円~50万円
オンライン編集 5万円~50万円
ナレーション 3万円~10万円
音楽効果費 3万円~15万円
03. 採用動画の制作費用を決める主な要素
同じ種類の採用動画であっても、さまざまな要素によって制作費用は変動します。採用動画の制作費用を決める主な要素は、次の4つです。
[1. 撮影期間・制作期間]
撮影期間・制作期間が長いほど、採用動画の制作費用は高くなる傾向があります。
これは、撮影時に多くのスタッフが関わる分、人件費が増大しやすいためです。また、機材やスタジオをレンタルする場合、撮影期間が長いほどレンタル料が増大するでしょう。
[2. キャスト]
キャストの人数や選定も、採用動画の制作費用を大きく左右する要素です。
外部から多くの演者を起用するほど、出演依頼費用が増大します。社員がキャストとなる構成であれば、出演依頼費用を抑えやすいでしょう。ただし、社員の拘束時間もコストとして計算する必要があります。
[3. 撮影場所]
撮影場所によっても、採用動画の制作費用が変動します。
特別なロケ地やスタジオなどを確保する必要がある場合、撮影場所のレンタル料が発生するでしょう。一方で、オフィスツアー動画のように自社内が主な撮影場所となる場合は、制作費用が低くなりやすい傾向があります。
[4. 表現方法]
採用動画の表現方法も、制作費用が変動する要素となります。
これは、複雑な表現方法を取り入れるほど、構成作成や動画編集の難易度・労力に影響するためです。凝ったエフェクトや高度なアニメーションなどを盛り込む場合、人件費が増大するでしょう。
ただし、採用動画では複雑な表現方法を取り入れるケースは、それほど多くありません。
04. 採用動画の費用対効果を高めるポイント

採用活動において、動画を導入することは応募率の向上などに効果的ですが、ポイントを把握しておかなければ、十分な成果は得られないでしょう。
以下では、採用動画の費用対効果を高めるためのポイントについて解説します。
[複数の手段で配信する]
制作した採用動画は企業説明会での利用だけでなく、複数の手段で配信しましょう。
昨今ではSNSや動画サイトでの投稿、動画広告としての出稿など、さまざまな動画配信の手段があります。複数の手段で制作した動画を配信することで、より多くの求職者に視聴されやすくなります。
また、求職者以外の人に動画を視聴してもらえれば、自社の認知度向上につながる可能性もあるでしょう。
[トレンドに沿って制作する]
トレンドに沿った内容で動画を制作すれば、多くの求職者から視聴してもらいやすくなるでしょう。特に、20代の求職者はトレンドに敏感といえます。
また、トレンドに沿っていれば、拡散を狙いやすくなるでしょう。特に、若い人材を取り込みたい企業の場合、トレンドは意識すべきといえます。
[高品質な採用動画を制作する]
十分な成果を得るために最も重要となるのは、高品質な採用動画を制作することです。
採用動画の費用対効果は、動画の品質によって大きく変動します。高品質な動画であれば自社のイメージアップが期待できますが、低品質な動画だとイメージダウンにつながりかねません。
採用動画を制作するためには、企画や構成作成、撮影、動画編集といった専門性の高いプロセスを適切に進める必要があります。そのため、内製化で成功させることは難しく、経験・知識の豊富なプロのサポートが欠かせません。
十分な効果を得られなかった場合、動画制作に費やした時間や費用が無駄になってしまうでしょう。高品質な採用動画を制作できるか不安な場合は、プロの動画制作会社に依頼することをおすすめします。
[ターゲットと目的を明確にする]
採用動画では、採用したい人材のターゲットや制作の目的を明確にすることが重要です。
ターゲットや目的がはっきりすると、伝えるべきメッセージや内容が自然と絞り込まれ、より効果的な構成や演出が可能になります。ターゲットの心にどのように響かせたいかを意識して制作することで、応募者数の増加や自社と求職者のミスマッチの防止につながり、結果として費用対効果の高い採用活動が実現できます。
[撮影場所を絞る]
撮影場所を絞ることで、移動にかかる交通費や人件費を大幅に削減できます。特に出演者やスタッフの人数が多い場合や、長距離の移動が必要な場合はコストへの影響が大きくなります。
また、移動に時間がかかると撮影日数が増える原因にもなり、全体の制作費用が高くなるため、効率的な場所選びが重要です。
[自社のオフィスを活用する]
自社のオフィスを撮影場所として活用することで、ロケ地のレンタル費用や移動にかかるコストを削減できます。
また、実際の職場環境を映し出すことで、リアリティが増し、求職者に具体的な働くイメージを持ってもらいやすくなります。費用を抑えつつ、自社の魅力を効果的に伝えられる方法としておすすめです。
[従業員に出演してもらう]
従業員に出演してもらうことで、キャストの外部依頼が不要になり、出演料などのコストを抑えられます。
また、実際に働く社員のリアルな言葉や表情は、求職者に信頼感や親しみを与えやすく、自社の雰囲気や価値観を自然に伝えることができます。結果として、自社に合った人材とのマッチング精度も高まります。
ただし、出演者の適性や本人の意思を確認し、無理のない形での選定が大切です。
[実績のある制作会社を利用する]
採用動画は、企業のブランディングや採用戦略に直結する重要なツールです。企業のイメージを的確に伝えるためにも、実績が豊富で、マーケティングやブランディングに強い制作会社を選ぶことが大切です。
見た目の良さだけでなく、企業のビジョンや採用におけるポイントを正しく理解し、ターゲットに合った映像を制作できるかどうかを確認しましょう。
05. 費用をかけてでも採用動画を制作すべき理由
採用動画の制作には、それなりの費用がかかります。しかし、応募者の興味を惹くには費用をかけてでも導入したほうがよいでしょう。
以下では、採用活動において動画を活用したほうがよい理由を解説します。
[自社の魅力をリアルに伝えられる]
採用動画を制作することで、自社の魅力をリアルに伝えられます。
これは、自社にまつわる映像と音声を組み合わせることで、求職者のイメージを具体化できるためです。動画であれば、声と動きを連動して表現できるので、求職者はリアルな職場の雰囲気を掴みやすいといえます。
動画は、画像やテキストよりも説得力があることから、求職者への効果的なアプローチが可能です。
[全国の求職者にアプローチできる]
採用動画を制作・公開することで、全国の求職者にアプローチできます。
採用動画を自社サイトや求人サイトなどに掲載すれば、インターネットを介して全国の求職者が視聴可能です。自社に興味はあっても、遠方のため企業説明会に参加できない求職者もいるでしょう。
しかし、動画であればインターネット環境さえ整っていれば、どこにいても視聴できます。その結果、有益な人材に応募してもらえる可能性が高まるでしょう。
[1度制作すれば繰り返し活用できる]
採用動画は1度制作すれば、繰り返し活用できます。
完成品さえあれば何度でも再生でき、社名変更といった大幅なリニューアルがない限り修正や再作成が不要です。例えば、毎回の企業説明会で補足として活用すれば、人事担当者の継続的な負担軽減につながるでしょう。
採用動画は中長期的に活用できるため、長い目でみれば費やした費用を回収できる可能性が高いといえます。
06. 高品質な採用動画を活用して採用活動の費用対効果を高めましょう
採用動画の制作費用相場は、撮影期間・制作期間やキャスト、撮影場所、表現方法などによっても変動します。採用動画の制作においては、自社の予算と制作方針を天秤にかけて最適な選択を取りましょう。
ただし、費用対効果の高い採用動画の制作には、撮影や動画編集などの高度なスキルが必要です。動画制作に適した人材を自社で確保できない場合は、プロの動画制作会社に依頼することをおすすめします。
弊社プルークスでは、これまで2,000社7,000本以上の動画を制作実績があり、企業の予算やニーズに合わせて適切な見積もり・制作プランを提案できます。動画制作でお困りであれば、お気軽にご相談ください。
このコラムを書いたプロフェッショナル
マーケティングチーム
株式会社プルークス マーケティングチーム
株式会社プルークスは、クリエイティブを起点にコミュニケーション課題を解決する動画コンサルティング会社。
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