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Z世代とワークアズライフの相性・マネジメントについて

「ワークライフバランス」というワードが世に出て久しくなりますが、近年これに異議を唱える「ワークアズライフ」という概念があります。ワークアズライフは、時代の変遷に沿った生活スタイル・仕事に対する価値観で、ワークライフバランスとは異なり、仕事を生活の一部として考えることで毎日を充実させる考え方です。
ワークアズライフは今までの世代と異なる価値観を持つZ世代と相性が良いと言われています。
Z世代は、生まれた時からインターネットがある環境で育ち、オンライン上やSNSでの交流、新型コロナウイルスや震災による制限などを通して、勉学や仕事・作業の場所とプライベートの場所を今までの世代よりも曖昧に区別して過ごしています。

今回は、新卒採用のターゲットとなるZ世代とワークアズライフの相性や、人材採用後にワークアズライフを実現するために企業が取り組むべき2つのポイントに焦点をあてて解説します。

 

■Z世代が企業に求めること

  1. 企業の安定性
  2. 働き方の自由度
  3. プライベートを確保しやすい環境

Z世代の多くは、新型コロナウイルス感染症の影響により、学校の授業や友人との交流など、オンラインでの生活を強いられてきました。オンラインショッピングの浸透やデリバリーサービスの急増など、在宅中心のライフスタイルが当たり前となった近年では、働き方にもある程度自由度があることが望ましいと言えるでしょう。
特に、「テレワーク」や「在宅勤務の可・不可」は、求人媒体の検索軸の一つとして設けられていることが多く、Z世代に重視されているポイントとなっているのかもしれません。
家やプライベート環境に仕事や授業がある生活に慣れているZ世代にとって、ワークアズライフという考え方は、現代の働き方として相性が良いと言えるでしょう。

 

■ワークアズライフを自社で実現するための2つのポイント
POINT01:マネジメント領域を明示してケアを徹底する
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従業員の中には、報酬のために働くという考え方が強いがゆえに、報酬の満足度を上げるために長時間労働を行う者もいるでしょう。この働き方は、報酬のために身を犠牲にすることを厭わないため、ストレスを誘発しやすいと言えます。
ワークアズライフでは、いかに1日のストレスを許容範囲内に収めるかという点が重要です。マネジメント層は時間的報酬で従業員の満足度を高めるのではなく、どのような業務が得意で楽しいと感じるのか、不得意で苦手意識を感じているのかを引き出し、コントロールしていくことが重要です。

POINT02:学びや経験評価を人事制度に組み込む
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ワークアズライフの考え方を取り入れる際は、長期的な視点で人材を評価することがポイントです。
ワークアズライフを実践すると、従業員が業務を行う時間や場所がフレキシブルになることが多いでしょう。そのため、仕事へのやりがいを生み、モチベーションを持続させるためには、企業の目が届かない範囲での学びや経験も評価することが必要です。
目で見える業務遂行具合を評価基準とするだけではなく、従業員が業務のために何を学び、経験しているのかなどを定量的に評価する人事評価制度の策定を行いましょう。
 

■まとめ<Z世代とワークアズライフ>
ワークアズライフは、仕事とプライベートを一体化させることによって、ストレスを適切に管理し充実した生活を送ることができる考え方です。企業は従業員のストレスマネジメントができるため、離職要因を把握することができるだけでなく、テレワークを導入する際などもスムーズに対応をすることができるでしょう。
Z世代との相性も良く、今後ますますワークアズライフが促進される可能性がありますが、抵抗を感じる人が一定数いることも忘れてはいけません。
選考段階で、「ライフワークバランス」と「ワークアズライフ」のどちらに価値観がより近いのかをヒアリングしておくことで、ミスマッチなく入社後もスムーズに業務に向かうことができます。



■株式会社プレシャスパートナーズ 会社概要 
社名:株式会社プレシャスパートナーズ 
代表:代表取締役社長 CEO 髙﨑 誠司 
住所:〒163-0235 東京都新宿区西新宿2丁目6番地1号 新宿住友ビル35階 
設立:2008年4月 
事業内容:採用コンサルティング事業・社長就活事業 
※本コラムはプレシャスパートナーズのサービスサイト「プレシキ」にて掲載している記事を転載したものです。  
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