TOEIC対策の裏ワザ
社内でTOEICのスコアを昇進の基準にしている法人様が増えています。
先日訪問した提携法人様においても、英語が直接必要でない管理部門でもTOEICの目標点数を設定すると仰っていましたし、これまで英語に関係の無かった外食産業の企業様も、今後の海外展開を見据えて英語力強化をはかり、一定のTOEIC点数の取得を管理職に向けて奨励/義務化をしていくとのことでした。
さて、TOEICのスコア。
実力的にマネジメントを担って欲しい人がTOEICが足りない・・・というジレンマも多くあります。会社としてもそういう人には何とかしてTOEICのスコアを上げてもらいたいところです。
TOEICのスコアを本気で上げようと思ったらテクニックだけではなく、英語の総合力をあげる地道な努力は不可欠です。しかし、それ以外の一風変わったTOEICスコアアップのコツもあります。今回はそんなTOEICスコアアップのアプローチをご紹介しますので、ぜひ、昇進手前でTOEICスコアの取得に手こずっている社員の方にお伝え下さい。
■TOEICあるある
TOEICを受験した社員の方から以下の様な事を聞いたことはありませんか?
「リーディングで集中力が切れちゃって・・・」
「リスニングで聞きそびれちゃって・・・」
「あまり集中できなくって・・・」
「2時間が長くって・・・」
「あの時間と問題量に耐えられなくって・・・」
これらは“TOEICあるある”です。
みなさん口を揃えて同様のことを言われます。集中力が切れてしまったら取れるスコアも取れません。確かに2時間集中力を切らさずに受験するのは大変ですが、逆に言えば集中力が最後まで続けばいつもよりも確実に点数が取れます。
TOEICを受け続けていると、
リーディングが良かったのにリスニングが足を引っ張った・・とか、
せっかくリスニングは良かったのにリーディングで集中力が切れた・・・など、
片手落ちになることも多いかと思います。しかしリスニング・リーディングの両方とも最高のパフォーマンスを発揮できればスコアアップが図れます。つまり今までに受けたTOEICのリーディングセクションの最高得点と、リスニングセクションの最高得点をタイミング良く同時に発揮できれば良いのです。今までに出した事のある点数ですからこれは実現性が高いです。
その為にはプロのアスリートのように、気持ちと体調を試験当日に最高の状態に仕上げる事をお勧めします。よく野球選手や水泳選手が「今日の試合は最高の仕上がりで臨みました」というような事を言いますよね?あれをビジネスパーソンはTOEICでもやるべきだと思います。
つまり「今回のTOEICは最高の仕上がりで挑みました」と試験当日に言えるようにするという事です。最高の仕上がり、ぜひ整えましょう。
■TOEICは試合です!体調管理に全てをかけろ!!
それでは具体的な方法論です。
まず、TOEIC受験の3日前から体調を整えます。極度に睡眠時間が短い、暴飲暴食するなどということがないように気を付けます。寝る前には軽いストレッチをして筋肉もほぐします。食事もバランス良く食べます。記憶力アップには魚のDHAが良いと言われていますので焼き魚の定食なども良いかもしれません。
朝食も摂る習慣をつけてください。もちろん試験当日も朝食を摂ること。人によっては朝は胃が受け付けないという方もいらっしゃると思いますが、その場合はゼリー系の食事でも良いので接取してください。バナナなどでも良いです。また、夜寝る直前に食事をしている人はその習慣を改めると朝食が食べやすくなります。
夜、就寝前に食事を摂ると消化されず、翌朝、胃がもたれて食べられないという悪循環が生まれます。試験中の集中力を保つためには、朝食はとても大事です。食事は試験の1時間前までには終わらせて下さい。試験スタートと同時に活性化した脳をフル稼働させる為です。
ちなみに脳はエネルギーの消費が大きく、夜寝ている間にもエネルギーを消費します。朝食を食べないと脳にエネルギー(ブドウ糖)がいき渡らず、脳が活発に働くことが出来ません。朝食を食べると体温も上昇し血流もよくなります。研究によると朝食を毎日食べる人はテストの正解率が高いという事が実証されています。
ちなみに私が初めてTOEICで900後半のスコアを出した時、前日はたっぷり寝て、朝食をしっかり摂り、アミノ酸まで飲んで挑みました。その結果、集中力は全く途切れず最後まで走り、初めて時間があまりました。
TOEICで50点スコアを上げようと思ったら相当な労力と時間、忍耐が必要です。しかし、体調を整える、前日はしっかり寝る、朝食を食べる、などはちょっとの努力で実現可能です。そんなちょっとの努力で、TOEICスコアがドーン!と上がる事があるのです。
これまで多くの方々のTOEICの推移を見てきた私の経験から言うと、TOEICは実力値に対して、プラスマイナス50点ずつの振れ幅があると考えられます。上と下で100点の差があります。つまり昇進基準ギリギリあと一歩のラインのTOEICスコアの方は、最高の調子で臨めば楽々基準点をクリアできる可能性が非常に高いです。
ですので体調を整え、自分の“集中力”の可能性に賭ける価値はあります。昇進の基準となるTOEICスコアがある方は、とにかくその基準をクリアして、TOEICの勉強に時間を取られるよりもスピーキング力アップに力を注いだ方が実践的です。
早めにそのスパイラルから抜け出すためには、目標点数をたたき出し、
「今までで最高の仕上がりで挑みました!」
と、トップアスリートの記者会見のように報告してもらえれば完璧です。このように考えるとTOEIC50点程度のアップであれば色々なアプローチがあります。(面白いアプローチだと本人もノリやすい)
もちろん下地となる基本的な英語の実力は絶対に必要となりますので、今回お話しした内容は、あくまであと一歩の昇進基準スコアクリアに絞った場合です。
しかしどんなアプローチであれ、それでスコアがあがれば、自信になり今後学習に対して前向きに考えるキッカケには成り得るのではないでしょうか。
最終目標はグローバル人材になり、世界で通用するコミュニケーションスキルを取得すること。打てる手は全て打ち、全ての可能性を否定せずに大胆な作戦を立ててみてはいかがでしょうか?
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海渡 寛記(カイト ヒロキ) ジェイマックス株式会社(ワンナップ英会話) 代表取締役CEO
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