スタッフ指導ってオイシイ!?!
初めて指導者役を担う、そんな方が多く陥りがちなところとして…
「もっと成長してほしい!」
成長を願う思いが強ければ強いほど、
短所(感覚が違うところ)、気になることってあるかもしれません。
しかし、指摘の数や割合が多かったりすると、
新人スタッフは、
「自分はあの人に嫌われているんだ」
「何で私ばかりが言われるのか」と、
凹んだり時には反発する、そんなことも起こるかもしれませんね
これでは、「スタッフのために」と思った行動が裏目に・・・(>_<)!
こうならないようにするには、
実は、たった一つ、このポイントだけ押さえていただければもう安心です!
それは・・・
短所と合わせて、必ず長所も指摘すること
です。
そうすればスタッフは、「嫌われている、自分はダメなやつなんだ(>_<)」と落ち込んだり反発することなく、「自分のことをきちんと見ていてくれる」と感じるようになります。
そして、短所の指摘についても、素直に受け止められるようになります。
このときに気をつけたいのが話す順番!
先に良いところを指摘し、後で修正点(正論)を話します。
そして、最後に再び良い所を伝えます。
これを研修ではPNPフィードバックとお伝えしています。
Pojitive
Negative
Pojitive
という感じで、修正点を良い所でサンドするイメージです。
例えば
「お願いした●●さんの記録だけど、ポイントが端的にまとめてあっていいね!ただ、誤字脱字が何か所かあるから。仕上げたら何度か読み直すようにしてね。ただの記録ではなく次のシフトの人の事を考えてることが伝わって信頼感が高まると思うよ!」
スタッフの行動は、上司の指導法を映し出す鏡のようなものなのかもしれません。
上司が、患者さんに対して気持ちの良い対応をすればスタッフもそれを見習い、「ちょっと待ってね」「忙しいから」と対応をしていれば、そういう対応をするスタッフが育ちます。
言い換えれば、スタッフの動きを見ることで、指導者役である自分の行動を客観的に見ることができるということです。
部下の行動から、自分の良い点、悪い点を反省し、改善することで指導者役の自分も成長することができます。
これに気がつくと、日常のスタッフを見る目も変わってくるはずです。
ましてや初めて指導者の立場になれば、悩みや戸惑いがあると思います。
自分の仕事に忙殺され、スタッフをじっくり指導する余裕がない。
できる人だと思われたくて、背伸びをしてしまったり・・・(^^;)
「まだ自分は一人前の指導者ではないけれど、みんなと一緒に頑張っていきたい」
「私に足りないことがあったら、どんどん言ってください」
と謙虚に語ることで、スタッフとの距離はグッと縮まります。
そうすれば、スタッフは喜んで上司を助けようとするし、自分の考えを積極的に出すようにもなるはずです。
僕もまだまだだなと思うことは多々ありますが、上手く行かないことを通してスタッフから学ぶことは実にたくさんあります!
また、良かれと思った部下指導が効果を発揮せず、自分の至らなさを思い知ることも皆さんの何倍も多かったかもしれません。
僕も大分スタッフに鍛えてもらいました 笑
このような失敗を経験し、反省することで指導者として、人間として成長させてもらえるのだと思います。
僕も道半ば!!一緒に頑張っていきましょう!
人事コンサルタント
金森秀晃
- 人事考課・目標管理
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- プレゼンテーション
人事コンサルタント。1級キャリア・コンサルティング技能士。「飛躍シナジー理論」に基づく、わかりやすく、修正しやすい人事システムを提供します。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ) 株式会社ZAC 代表取締役社長
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