経営者感覚、マネジメントの意識を身に着けるための秘訣
「今までも真面目で一生懸命だったけど、
一プレーヤーではなく、”マネージャー”としての発言をするようになったんですよね。
どんなマジックを使ったんですか?!」
プレーヤーとしては優秀だけど、
どうもマネジメントに興味が向かない
もったいない・・・、なんとかして管理者にしたい!
そんな方が周りにいらっしゃいませんでしょうか?
そういう方がみるみるうちに
マネジメントに目覚めて変わっていくことを
皆さん「マジック」とおっしゃってくださるんです。
実際あった出来事をひとつ(^^)
今まで、
「この人はきっとマネジメントはずっとできないだろう」
と諦めていた方がいて、
でも、「最後のチャンスに」、「金森先生でダメだったら仕方ない」ということで
弊社の個別コーチングを活用していただいたということがありました。
その方の会議での発言内容にびっくりしたと、その看護部長がおっしゃるのです。
今までは、自分の病棟の権利を主張するばかりだったのに、
視点が180℃変わって、
「スタッフがそういう気持ちもわかるけど、そういう意識を変えてあげるほうが先じゃないでしょうか?」
と、他の師長の発言に対して意見を言ったそうなのです。
その視点がまさに、マネジメント側の発言だったということで、
ものすごく驚いたという感激のメールをいただきました。
そんなこともあって、
今回も
「先生、どんなマジックを使ったんでしょうか?」
と聞かれたのですが・・・笑
実はこんなマジックを!!!( `ー´)ノ
と言いたいところではあったのですが・・・笑
実際のところ、
僕は、特別なことは何もしていないのです。
「あなたが管理者の役割を担っていける人間であることを、看護部長は信じているし、
あなたのこういうところを伸ばしていきたい、生かしていきたいと思っている。
僕もそう思うから、これをやってみてほしい。」
ということを、毎回、丁寧に伝え続けただけなんです。
つまり、
その方が本来持っている能力を引き出すために、
その方の可能性をその方以上に信じ、
技術として細かく、マネージャーとしての言動を提案し、
実行してもらえるまで辛抱強く声をかけ続けるということをしただけです。
大雑把に言えば、
とにかく信じて、できるまで見守り、できるまでアプローチを変え続けた結果
ということかもしれません。
心理学的には「ピグマリオン効果」と言いますが、
誰かから期待され、信じられているということはそれだけで能力を
最大限に発揮させるパワーを持つと言われています。
私たちは、一つうまくいかないことがあると、
つい諦めて、「この人にこれは向かない」、
「この子には無理なんじゃないか」と思ってしまいがちです。
(偉そうなこと言ってますが、僕も毎日毎日諦めそうになってます(>_<)!)
そんなとき、信じ抜くことをやめずに
アプローチを変え続けることができたら・・・
きっとその方は能力を発揮できるようになるのではないでしょうか。
「お客様よりも、その方本人よりも、誰よりもその方の可能性を信じる」存在であり続けたい!
今回看護部長からメールをいただいて、改めて、
そんな風に思わせていただきました。
いつもありがとうございます!!
人事コンサルタント
金森秀晃
- 人事考課・目標管理
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- プレゼンテーション
人事コンサルタント。1級キャリア・コンサルティング技能士。「飛躍シナジー理論」に基づく、わかりやすく、修正しやすい人事システムを提供します。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ) 株式会社ZAC 代表取締役社長
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