無理して「選んで」いませんか? 選ばれる採用面接官のポイント
「組織活性の秘訣は、採用面接にあり!」
この言葉を聞いてピンとくる方は、採用や人財育成でご苦労をされたことがある方が多いのではないでしょうか。
弊社が特化している、医療・介護業界は特に「万年売り手市場」といっても過言ではありません。
私がコンサルティングさせていただいている法人さまでも
「採用しても、なかなか定着してもらえなくて・・・」
「ウチに欲しいな、と思う子には、決まって辞退されてしまう。」
というお声が少なくありません。
医療・介護の業界では「人財は命!」
加算のために頭数が必要ということももちろんありますが
形のないサービスを扱っている以上、人財の「量」と「質」は運営上最も重要な要素の一つですよね。
そういった観点からも、在職中のスタッフの負担軽減、
何より患者さんのために優秀で長く務めて頂ける人財は確保は急務になります。
とは言っても「人手が足りないから」と言って
「とりあえず、資格さえ持っていれば頭数だけでも揃えたい!!」というような採用を行ってしまうと・・・
その後に労使関係でのトラブルに発展する可能性もあります(>_<)
採用面接官の「落とし穴」とは?
コンサルティングをさせていただく中で
よくよくお話を伺ってみると、落とし穴は2つに分類されることが分かりました。
①「選ばれる立場」でもあることを忘れている
②人材確保が優先になり、「どんな人でもいいから採用」になってしまう
(最低ラインの採用基準を設定できていない)
この2点になります。
①は「見極めてやろう」という姿勢が伝わりすぎてしまい、せっかくの良い人財をここでは働きたくない・・・と取り逃がし、内定辞退になってしまう。
②は急務の事に目を向けるあまり、採用と判断する際の評価基準が曖昧なまま判断してしまう。結果「合わない」ということで早期退職になる
ということが考えられますね。
まずは、選ばれる理由を知る!!
実はひとつ面白いデータがあります。
弊社に事務局を置く全国医療教育協議会が2015年に行った調査結果によると、
病院・施設を選んだ理由の
第1位は
「人間関係がよいかどうか」
これは確かにうなずけますよね(^O^)
では第2位は・・・!
「面接官の印象」なのです!!!
やはり、実際に働いている方がどんな人なのかは気になるところ。
その組織の印象を一番最初に求職者に与えているのは面接官の方、
ということを如実に証明してくれるデータです。
人事コンサルタント
金森秀晃
- 人事考課・目標管理
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- プレゼンテーション
人事コンサルタント。1級キャリア・コンサルティング技能士。「飛躍シナジー理論」に基づく、わかりやすく、修正しやすい人事システムを提供します。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ) 株式会社ZAC 代表取締役社長
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