リーダーたるもの、部下には「無理」をさせよ!
「無理させないように」
「やめさせないように」
「パワハラにならないように」
そんなことを考えながら、部下の指導にあたられているリーダーの方、
マネージャーの方は多いのではないでしょうか?
私も人間ですから、
かわいい部下にはいつだって優しくしたいし、
頑張った分だけ褒めてやりたい、報酬に反映させてやりたい
本気でそう思っています。
でも、本気で会社の将来や部下の成長を考えたら、
時には、部下に泣かれること覚悟で、
信念を伝えるべきときもあります。
(部下に成果を出すために必要なこと、
社会から評価されるために必要なことをはっきりと伝えるという意味です)
私の経験上、「優しいだけの上司」は、
その部下から“希望を奪う”危険性をはらんでいます。
なぜか?
部下に「無理」をさせないからです。
「無理」=「理(自分のことわり)を無くす」こと。
部下に「無理させない」状態が続くと、
毎日は単調で退屈なものになってしまうのです。
(人間とはそういうものだと思うのです。自分も含めて)
そんなときに、
でっちあげでも何か部下に目標を設定し、
そのために役割を与えて、
「自分を変える」経験をさせてみる、
「無理」をさせてみる。
人は、同じ場所に留まろうとすればするほど楽にはなるけど、輝きを失う。
どこでもいい、どこかに向かって歩みを進めることで輝きを放つようになる。
そうです、「無理」はすればするほど、人は元気になるのです。
もちろん、身体を壊すような無茶、
心を壊すような無謀は厳禁。
また、経営者の私利私欲のために
部下を操り、ルールを無視して無理させる、
そんなことも言語道断です。
ここでいう「無理」とは、相手の可能性を信じて、ほんの少し背伸びさせてあげるということ。
一歩を踏み出す勇気を与えるという意味です。
だからもちろん責任をもって見守らなきゃいけません。
そこの誤解だけはないように(^^;)笑
そんなわけで、本日のテーマは、
「かわいい部下には、無理させよ!」でした!
人事コンサルタント
金森 秀晃
- 人事考課・目標管理
- リーダーシップ
- マネジメント
- コミュニケーション
- プレゼンテーション
人事コンサルタント。1級キャリア・コンサルティング技能士。「飛躍シナジー理論」に基づく、わかりやすく、修正しやすい人事システムを提供します。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ) 株式会社ZAC 代表取締役社長

対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 中央区 |