採用戦略とは何か?戦略的採用はどのように進める?(2)全3回
「戦略的採用」への転換への3つのステップ、
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▼ステップ-1 採用ビジョンの策定
事業戦略とリンクした、採用の「目的と目標」を定義すること。
▼ステップ-2 採用戦略の設計
「独自価値」に立脚し、「全体と中長期の視点」で採用戦略を設計すること。
▼ステップ-3 採用戦略の推進
人事だけが孤軍奮闘するのではなく、現場・経営と「三位一体」となって活動すること。
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本日は、ステップ-2について詳しくお伝えします。
■独自価値に立脚した採用戦略を
「新卒採用自由化」が加速し、各社の採用戦略に「独自性」が求められる時代となっています。
独自性というと、ユニークな選考手法やインターンシップの企画、
SNSなどをつかったバズマーケティングなどを想起する方が多い。
しかしそれは流行り廃りのある「戦術」であり、追求しつづける戦略とは異なるものです。
採用戦略における独自性は、「その企業固有の価値」とリンクしたものである必要があります。
つまり、「自社らしさ」に立脚したものであるということ。
時に「似合わない採用戦略」を描く企業がありますが、まずうまくいきません。
ただし、マーケティング活動でもある採用は、自社らしさに立脚しているだけでは不十分です。
同時に「ターゲット人材に刺さり」、「採用競合と差別化できる」価値である必要があります。
ジャンプはこの「自社らしく、ターゲットに刺さり、競合が言いにくい」という
3つの要素を満たすものを「独自価値」と読んで重要視しています。
同時に必要となるのが、「全体と中長期の視点」です。
「部分的で短期的な戦術」ではなく、戦略とは全体を統合し、中長期で推進するものです。
この考え方は、以前『「採用力」を構成する5つの力』で書いた「5つの力のスパイラル」がポイントです。
「出会う→つかむ→口説く」という入社までのストーリーと、
「高める→広める」という入社後のストーリーをどのように設計するか。
その設計を、「独自価値」に立脚したものとすることで、
「不変性の高い独自の採用戦略」を設計することができるのです。
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企業の採用を人事部から全社主導へ切替える「採用戦略」の概念を日本で初めて体系化。
「働きたくなる会社を日本中に」をミッションに、採用力の強化に特化した事業を展開。企業の強みを「独自価値の発見、発揮、強化」の視点から再定義し、「戦略的な採用活動」を行える人事担当者を増やし、より多くの企業の採用力向上に貢献いたします。
増渕 知行(マスブチ トモユキ) ジャンプ株式会社 代表取締役
対応エリア | 関東(東京都) |
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所在地 | 新宿区 |
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