無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

リファラル採用の促進に「報奨金」は有効か

自社の従業員に友人を紹介してもらうことで採用に繋げる「リファラル採用」。
 

自社の従業員にリクルーターとして積極的に協力してもらうために、報奨金などの金銭インセンティブを設けることは有効かどうかについてです。
結論からお伝えすると、あまり有効ではなく、場合によっては違法行為とされてしまう可能性もあるようです。

 

社員紹介の「報奨金」は違法?

こちらも結論からお伝えしてしまうと、明確に違法かどうかはわかりませんが、グレーゾーンと言えそうです。

労働基準法6条には、このように書かれています。

何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。

まず、「法律に基いて許される場合」は「厚生労働大臣の許可を得て有料職業紹介業を行っている場合」が該当します。
そして、「他人の就業に介入して利益を得ること」は「自社に友人を紹介して報奨金を得ること」と同義と思われます。
問題なのは、「業として」です。
これは、あまりに頻度が高ければ「業として」行っていると判断されてしまう可能性がありそうです。
つまり、労働基準法6条を噛み砕くと、以下を意味していると考えられます。

単発で1人や2人を紹介して報奨金をもらう分には問題ありませんが、
継続して何人も友人を紹介して報奨金を得るんだったら、
ちゃんと厚生労働大臣から有料職業紹介業の許可を得なきゃダメですよ。

ただ、「どのくらいの期間・頻度で何人までならOKか/何人からNGか」はわかりません。
「報奨金」の金額があまりに高い場合も問題視されるリスクが高まりますが、これも何円からNGかはわかりません。
ともに規定されていないようです。

 

つまり、社員紹介の「報奨金」が違法になるかどうかの線引きは曖昧のようなのですが、会社の制度として継続的に取り組む場合は、報奨金を設定することは避けたほうが無難と言えそうです。

 

そもそも「報奨金」は有効?

報酬には「金銭的報酬」と「非金銭的報酬」があります。

「報奨金」としてお金を支払うことは当然「金銭的報酬」にあたりますが、これは少なくとも万能ではないようです。
心理学の分野における様々な研究において、「金銭的報酬」にはいくつかのデメリットがあるという結果が出ています。

・金銭的報酬はモラルの低下を招きやすい
・金銭的報酬は内発的行動を外発的行動に変えてしまう(善意からの行動だったものが、押し付けられた義務になってしまう)
・一定額まではモチベーションが向上することもあるが、ある金額を境に無報酬の状態よりモチベーションが下がる

 

さらにリファラル採用においては、友達を会社に紹介してお金を得ることで、友達への罪悪感を感じる人もいるでしょう。

「金銭的報酬」は普段の業務から完全歩合制の職種・職場にはフィットするかもしれませんが、むしろモチベーションやパフォーマンスを下げてしまいかねないということは念頭に置く必要があります。

 

特にリファラル採用では、「金銭的報酬」よりも「非金銭的報酬」を活用することのほうが、良い結果に繋がりやすいと考えられます。

「非金銭的報酬」には、お金以外のモノや体験、休暇・権限などの付与、表彰などの承認インセンティブなどが挙げられます。

特に有効なのが、「体験」や「承認インセンティブ」です。

例えば、社長との食事会やチーム単位での旅行やイベントといった普段できない「体験」、表彰式で表彰状の授与を行う、リファラル優秀者を称える小冊子の発行といった「承認インセンティブ」など、「リファラルに積極的に協力してくれた人は、全社を挙げて褒めちぎる」というスタンスが大切です。

お金は、通常の業務で適正に評価し支払うこととして、リファラルにおいては「褒める」ことを重視されてはいかがでしょうか。

 

  • モチベーション・組織活性化
  • 人材採用
  • 人事考課・目標管理
  • リーダーシップ
  • マネジメント

採用に関しては何でもお任せください。

リファラル採用のコンサルティングを中心に行っております。

長谷川真久(ハセガワマサヒサ) 株式会社ハタラメル 企画営業部 部長/採用コンサルタント

長谷川真久
対応エリア 関東(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)
所在地 中央区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

人の成長を支援する人の心構え

瀬川 智美子(Six Stars Consulting株式会社 研修コーディネーター(実践するマネジメント読書会(R)認定ファシリテーター))

春。新しい年度がスタートし、間もなくゴールデンウィーク。新入社員の方々はどのようなお気持ちで出社し、働き、そして家路につ...

2024/04/23 ID:CA-0005304 定着・育成に向けた風土づくり