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『日本の人事部』vol.292
2010/12/21 10:00
～ まぐまぐ！ 「人事カテゴリ」にて、読者数Ｎｏ.１～
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─会社を伸ばす人事・労務ナビ─
『日本の人事部』 【vol.292】2010.12.21
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
→ http://jinjibu.jp/
こんにちは。『日本の人事部』編集部の阿部です。
今年は、「HRカンファレンス」や「HRクラブ」などのイベントで、多くの人
事ご担当者の皆さまと直接、お話をする機会がありました。そのなかで、よ
くお聞きしたのが「経営環境が激しく変化している現在、人事部は、経営の
パートナーとして、“いま、自社が優先すべきことは何か”を見極め、企業
の業績を向上させるような人事施策を打ち出していかなければならない」と
いうこと。
『日本の人事部』では、来年１月からサイトの全面リニューアルを実施予定。
よりタイムリーに、企業・人事が抱える課題を見極め、それを解決するため
のサポートをしていきたいと思っています。
新しい『日本の人事部』に、ぜひご期待下さい！
--------------------------------------------------------------------
本メールマガジンが年内最後の号となります。
今年も一年ご愛読いただき、誠にありがとうございました。2011年も皆さま
のお役に立てるサイトとなれるよう、スタッフ一同努力して参ります。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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┃★┃人事・経営者が集うイベント「HRカンファレンス」第6回 2/16開催！
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本カンファレンスでは、基調講演に「職場学習論」の著者として有名な、
東京大学 准教授の中原淳氏が登壇。「組織活性化」をテーマにご講演い
ただきます。新年早々に締切が予想される特別講演もありますので、お
早めにお申込みください。
▼ 詳細・お申し込みはこちら → http://jinjibu.jp/hrc06/
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【開催概要】
テーマ ： 組織を活性化させる人事戦略 ～2011年版～
日 時 ： 2011年2月16日（水）14:00～ 17:30
会 場 ： 中野サンプラザ
定 員 ： 300名（参加費無料・事前予約制）
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■ インタビュー記事も合わせてご覧ください
「なぜ伝わらない、わからない、誤解だらけの職場コミュニケーション」
http://jinjibu.jp/GuestIntvw.php?act=dtl&id=293&mm=154
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┃★┃ となりの人事部“リアル版”『日本の人事部』HRクラブ 開催中！
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■ 【第7回】 1月21日（金） 18:30～20:30
グローバルに活躍できるコア人財の育成
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ゲストスピーカー／ 中外製薬株式会社 顧問 熊谷 文男氏
▼ 詳細・お申し込みはこちら → http://jinjibu.jp/hr-club/110121/
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■ 【第8回】 2月25日（金） 18:30～20:30
凸版印刷が考える目標達成に向けた管理職層の育成
～コミュニケーションスキルの重要性～
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ゲストスピーカー／ 凸版印刷株式会社 人財開発部 課長 羽間 信男氏
▼ 詳細・お申し込みはこちら → http://jinjibu.jp/hr-club/110225/
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┃◆┃ 運営事務局からのお知らせ
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『日本の人事部』運営事務局では、12月29日（水）～翌年1月3日（月）
まで、年末年始のお休みを頂戴いたします。
期間中の事務局へのお問い合わせにつきましては、1月4日（火）以降に
対応いたしますので、何卒ご了承下さい。
また、来週のサイト更新、メルマガの配信はお休みいたします。
次回のメルマガ配信は、2011年1月4日（火）です。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
◆◆目次◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【１】 人事担当者・経営者必見！“1月～2月開催”厳選セミナー情報
────────────────────────────────
【２】 人事・労務の Key Word／ リチーミング、新卒者体験雇用、
ストーリーテリング
────────────────────────────────
【３】 続々更新！ 最新人材業界ニュース
────────────────────────────────
【PR】 お役立ちセミナーのご案内
────────────────────────────────
【４】 ～連載コラム～
課題解決のヒントはここに！「本音で語る人事屋Q＆A」<最終回>
────────────────────────────────
【５】 困った時の匿名相談掲示板：
福利厚生施設で「スポーツクラブ」を運営する場合
────────────────────────────────
【６】 編集部おすすめの「商品・サービス」はここ！
────────────────────────────────
【７】 今週の「専門家」はこの人！
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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【１】人事担当者・経営者向け“1月～2月開催”厳選セミナー情報
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┌────────────────────────────────┐
｜ ★ 1月・2月に開催される、セミナー情報を厳選掲載！ ｜
｜ ⇒ *URL3*｜
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◆1/19（水）10:00（開催地：東京都）
応募者を正しく見抜く力をつける 「面接官トレーニング公開講座 実践編」
開催者：株式会社トライアンフ
詳細⇒ *URL4*
◆1/20（木）15:00（開催地：東京都）
【コクヨの研修】第21回無料セミナー『プレゼン・トレーニング』
相手の心を動かすプレゼンテクニック
開催者：コクヨファニチャー株式会社
詳細⇒ *URL5*
◆1/22（土）10:00（開催地：東京都）
研修講師力を飛躍的に向上させる講師育成セミナー（4日間コース）
開催者：株式会社HOLOS-BRAINS
詳細⇒ *URL7*
◆2/8（火）13:30（開催地：東京都）
トータルキャリアサポートサービス無料体験セミナー
【全国６地域・９会合】（11/16～2/8全ご案内）
開催者：株式会社日本マンパワー
詳細⇒ *URL8*
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【２】Key Word 人事・労務の「今」を読み解く
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 人事・労務の担当者が知っておきたい、基礎＆時事的な“Key Word”を
解説。今週は３つの新しいWordが掲載されています！！
たとえば【 リチーミング 】とは…
┌──────────────────────┐
│ フィンランド経済を救った企業再生プログラム │
│ 問題志向から解決志向へ、組織の意識を変える │
└──────────────────────┘
1990年代前半にフィンランドの精神科医ベン・ファーマン氏と社会心理学
者タパニ・アホラ氏によって考案された問題解決およびチーム再構築のた
めのプログラムのこと。
問題の原因や責任の追及にばかり傾く問題志向から、前向きな解決志向へ
組織の意識改革を進めることにより、人材の再活性化やチームワークの強
化を促します。当初は問題を抱える子どもたちを対象にした「キッズスキ
ル」として開発が進められましたが、次第に大人にも有効であることがわ
かり、現在ではヨーロッパを中心に世界16ヵ国で企業研修などに活用され
ています……(つづく）
(更に詳しい内容は)
https://member.jinjibu.jp/MemberDctnr/dtl/319/?mm=154
※こちらのコンテンツは会員専用です。
登録(無料)はこちら→ http://jinjibu.jp/GuestAdmissionInfo.php?mm=154
その他、【 新卒者体験雇用 】【 ストーリーテリング 】など、
最新の307語を解説した充実の「人事労務用語辞典」は、こちら
→ http://jinjibu.jp/GuestDctnr/?mm=154
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【３】続々更新！ 最新人材業界ニュース
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◆ 採用、育成、人事制度、労務・福利厚生まで業界のあらゆるニュースを
網羅。最新動向を知りたい方は、ぜひチェックを！
■ アイティオール、リブランディングと提携し、
社会保険労務士案内サイト「社労ネット」を開始
■ アドバンテッジ リスク マネジメント、経営層・次世代幹部候補向け
「ＥＱエグゼクティブコーチ」 サービスを提供開始
■ 産業能率大学、「社長が選ぶ今年の社長2010」発表
■ 日立情報システムズ、給与明細をメール・Web・携帯電話へ
配信できるクラウド型サービスを開始
▽ この他にも、人材業界の“Hot News”を毎日更新中！
閲覧は、こちらから→ http://jinjibu.jp/GuestNewsTop.php?mm=154
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【PR】 お役立ちセミナーのご案内
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★★★≪富士通主催セミナーのご案内≫━━━━━━━━━━━━━━━┓
人事・経営情報の“見える化”で組織が変わる！
組織活性化の成功事例ご紹介セミナー
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2011年1月19日（水曜日）14時00分～ 東京開催 ≪受講無料≫
▼▼セミナー詳細はこちら▼▼
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人事担当者の皆様へ―――
こんなことでお困りではありませんか？
□ 成果主義の賃金制度を採用したが、実は評価が中心化傾向になって
しまって以前よりメリハリがなくなった・・・
□ 裁量労働制度を入れたが、結果は残業代削減策と現場に解釈されて、
やる気を失わせてしまった・・・
□ 人事制度を変えたが、その結果何が良くなったのかが見えない・・・
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
課題解決のカギは『人事情報の見える化』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
本セミナーでは、
人事・経営情報の“見える化”が重要であることをご理解いただき、課題解
決した成功事例から“見える化”実現への課題と解決、“見える化”を実現
するためのシステム構築の考え方についてご説明いたします。
◆開催概要
├日時：2011年1月19日(水曜日) 14時00分～17時00分(13時30分受付開始)
├場所：東京・UDXカンファレンス（JR秋葉原駅 徒歩4分）
└定員：60名（定員になり次第、締切らせていただきます）
◆講演内容
≪第1部講演≫
『組織が活性化されるオープン型人事施策の成功事例』
講師：みずほ総合研究所株式会社
コンサルティング部 主席コンサルタント 原田 浩正氏
≪第2部講演≫
『非管理職ミドル層の活性化を目的とした新しい人事制度への取り組み』
講師：株式会社富士通マーケティング
執行役員常務 飯島 健太郎
富士通の人事給与システムのデモコーナーもご用意しております。
講演前、休憩時間、講演後に是非お立ち寄りください。
セミナーの詳細とお申込みはこちら【参加費無料】
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セミナーに関するお問い合わせ -------------------------------------
富士通株式会社 富士通コンタクトライン
Web ： http://glovia.fujitsu.com/QA
Tel ：0120-933-200（受付時間9:00～17:30 祝日除く月～金)
富士通の統合業務ERPソリューション「GLOVIA」
http://glovia.fujitsu.com/
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【４】～連載コラム～
課題解決のヒントはここに！「本音で語る人事屋Q＆A」＜最終回＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人事や人材に関するテーマは、さまざまな視点で捉えることができます。
見方や立場の違いが、さらなる“気づき”を発見することも──。
38年間の人事実務キャリアと「管理職」の経験を持つ“ベテラン人事屋
さん”と、編集部・阿部が、それぞれの視点で人事の課題を語ります。
◆【 人事屋から人事ご担当者に～「明日へ向けて」のメッセージ 】
--------------------------------------------------------------------
阿部：
３年半に亘り連載してきた「Ｑ＆Ａコラム」も、最終回を迎えることにな
りました。「これからの人事部に、何が求められているのか」「信念を持
って人事部門の仕事をしていくには、どのような姿勢で臨んでいけばいい
のか」を含め、人事屋さんから、人事担当者の皆さんに向けて「明日への
メッセージ」をいただければと思います。
人事屋：
私は、新入社員から定年退職するまでの３８年間、中規模のメーカー、ソ
フトハウス、そして、大手企業の人事部門で人事の仕事に携わってきまし
た。この間、実務経験を通じて、人事部には大切な“３つの役割”がある
と実感し、この「Ｑ＆Ａコラム」のなかでも、機会あるごとに伝えてきま
した。
その“３つ”とは、「経営者の意志を社内に正しく伝達し、その実践（実
現）に導く社内のリーダーとしての役割」「健全な経営を存続させていく
ための、人事組織の運用・管理責任部署としての役割」「社員が仕事に専
念でき、向上心ある職場生活を送るためのサポーターとしての役割」です。
いま、企業の人事部に対し「これからの人事部に、何が求められているの
か」について、この“３つの役割”を意識して答えるならば、“自社の社
員として、公私ともに将来に向けた目標を持つことができ、安心して社会
生活を営むことが約束された職場環境を提供すること”だと思います。
しかし、人事部に求められてきたものは、時代の流れと共に次第に変化し、
昨今の社会状況を考えた場合、限りなく「企業人事のあるべき姿」から離
れた内容になっています。
いま、企業の人事責任者が自社の実情を直視した場合、人事部の立場と責
務のなかで実務として対応できることは、“社員と経営者からの声を黙っ
て聴くこと“に留まるでしょう。具体的な人事施策を早期に実施していく
には、現時点の企業を取り巻く環境では難しいと思います。
阿部：
人事部は、経営者と社員からの信頼を得るため、双方が何を求めているの
かを把握し、人事部としての“信念”（ぶれない軸）を持ち、仕事をして
いくことが大切ではないでしょうか。
人事屋：
人事担当者が、日常の業務のなかであらゆる判断を行う場合、「民法を含
めた、人事・労務管理に係わる法令」と「社内規程」、そして、社会の一
般常識を踏まえることが基準になると思います。その際、法令や社内規程
の条項内容を、自社の都合に合わせて人事部が勝手に解釈することは許さ
れません。しかし、運用段階で公平（平等）と、公正（適正）を使い分け
ることは大切です。
人事担当者は、人事管理や労務管理の実務に携わる場合、必ず、対象とな
る職場や社員の考え方と立場を理解（把握）した上で、対応について判断
します。もし、相手の職制や職場、部署によって人事担当者の判断や、対
応に統一性が保たれていなければ、人事部は社員からの信頼を失うことに
なります。
常にブレのない“人事部の信念”を持つためにも、人事責任者は、率先し
て経営層とコミュニケーションをとることと、全職場を訪問し一人でも多
くの社員と接し、全階層の社員一人ひとりの気持ちを知る（理解すること
までは不要）ための努力をすることが大切です。
私は、約３年間計画（年４回・１２回シリーズ）で、国内の８主要都市に
研修会場を設定して「全社員一斉研修」を実施したことがあります。この
研修と懇親会を通して、二千名強の社員ほぼすべてに接する貴重な体験を
自ら作っていきました。経営幹部を含めた社員と人事部との信頼は、ここ
でさらに強固になったと確信しています。
阿部：
今後、経営環境が変わっても、「変えてはいけない人事部・人事担当者の
信念」とは何でしょうか。
人事屋：
私は、これまで「経営側の人事責任者、人事業務の管理者、人事担当者、
社員、社会生活を営む一人の人間」として、時々の立場で人事の実務と管
理に携わってきました。自分自身に納得できず、ジレンマとのなかで、業
務を遂行するときもありました。
こうした経験を通して気づかされたのが、『いま、人事担当者の役割と立
場で、何が正しいのか、そして、人として何が正しいのかを、行動する前
に常に自問自答する』ことです。これは、私自身の“人事の心”として肝
に銘じてきました。
私は、この「Ｑ＆Ａコラム」で、“人事の心”という言葉を、折々に話し
てきました。この“人事の心”とは「変えてはいけない人事担当者の信念」
とも言えます。
人事責任者として、“社員の立場として言えないことは「経営側の立場」”
として、“経営者の立場として言えないことは「社員の立場」”になって、
伝えるべきことは信念を持って強固に伝えてきたと、明確に記憶に残って
います。そのためか、社長や経営幹部クラスからは、「貴方は、本当に頑
固だ！」と、よく言われました。３８年の間、三つの会社に勤務しました
が、一貫して人事部門に携わることができたのは、私の“信念ある頑固さ”
があったからだと思っています。
私は、人事担当者は、“強い信念での頑固さ＝人事担当者のプライド”を
持つことが大切だと思っています。是非、人事部（人事担当者）は、社員
や経営者から、存在感を意識させずに慕われる“会社の母親役”を演じて
ください。
そして、人事担当者が今日も人事業務に携われるのは、“職場で賢明に働
く社員の存在があるから”ということをしっかりと認識し、日々感謝する
気持ちを忘れないことです。それは、いつの時代でも変わることのない、
人事担当者に大切な基本姿勢（人事の心）だと思っています。
******************************************************************
最後に、この「Ｑ＆Ａコラム」をこれまで読んでくださった経営者・人事
ご担当者の方々と、私と二人三脚で力を合わせてきた編集・企画担当の
阿部さんに、心から感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうござい
ました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【５】困った時の匿名相談掲示板 （※詳細は会員専用コンテンツ）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─┐
│Ｑ│ 福利厚生施設で「スポーツクラブ」を運営する場合
└─┴───────────────────────────────┘
従業員の健康増進のため「福利厚生施設（体育館）」を保有していますが、
利用率が低く頭を悩ませています。そのため、この施設を「スポーツクラ
ブ」として活用しようと考えています。下記の件について、ご教示下さい。
（1）会社で福利厚生施設としての取り扱いであるが「スポーツクラブ」を
営業し利益を上げてよいのか。
（2）会社として営業はしないが、施設を第三者に賃貸し、第三者が営業す
ることは可能か。会社は賃借料のみ利益を上げる。
（香川県/その他サービス）
＜編集部よりコメント＞
今回のケースでは、コストや法律など、さまざまな面で問題がないか、
人事部は事前に明確にしておく必要があるでしょう。この質問に対して、
２人の専門家から、留意点についてのアドバイスが寄せられています。
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◎発行／株式会社アイ・キュー『日本の人事部』運営事務局
▽プレスリリース・情報提供、記事・コラムへのご意見などはこちらまで
< info@jinjibu.jp >
▽『日本の人事部』のご案内／会員登録のメリット
< http://jinjibu.jp/aboutNJ.php?mm=154 >
▽『日本の人事部』の会員登録(無料)はこちら
< http://member.jinjibu.jp/Admission/GuestAdmission.php?mm=154 >
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【２】Key Word 人事・労務の「今」を読み解く
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◆ 人事・労務の担当者が知っておきたい、基礎＆時事的な“Key Word”を
解説。今週は３つの新しいWordが掲載されています！！
たとえば【 リチーミング 】とは…
┌──────────────────────┐
│ フィンランド経済を救った企業再生プログラム │
│ 問題志向から解決志向へ、組織の意識を変える │
└──────────────────────┘
1990年代前半にフィンランドの精神科医ベン・ファーマン氏と社会心理学
者タパニ・アホラ氏によって考案された問題解決およびチーム再構築のた
めのプログラムのこと。
問題の原因や責任の追及にばかり傾く問題志向から、前向きな解決志向へ
組織の意識改革を進めることにより、人材の再活性化やチームワークの強
化を促します。当初は問題を抱える子どもたちを対象にした「キッズスキ
ル」として開発が進められましたが、次第に大人にも有効であることがわ
かり、現在ではヨーロッパを中心に世界16ヵ国で企業研修などに活用され
ています……(つづく）
(更に詳しい内容は)
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【３】続々更新！ 最新人材業界ニュース
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◆ 採用、育成、人事制度、労務・福利厚生まで業界のあらゆるニュースを
網羅。最新動向を知りたい方は、ぜひチェックを！
■ アイティオール、リブランディングと提携し、
社会保険労務士案内サイト「社労ネット」を開始
■ アドバンテッジ リスク マネジメント、経営層・次世代幹部候補向け
「ＥＱエグゼクティブコーチ」 サービスを提供開始
■ 産業能率大学、「社長が選ぶ今年の社長2010」発表
■ 日立情報システムズ、給与明細をメール・Web・携帯電話へ
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人事・経営情報の“見える化”で組織が変わる！
組織活性化の成功事例ご紹介セミナー
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2011年1月19日（水曜日）14時00分～ 東京開催 ≪受講無料≫
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人事担当者の皆様へ―――
こんなことでお困りではありませんか？
□ 成果主義の賃金制度を採用したが、実は評価が中心化傾向になって
しまって以前よりメリハリがなくなった・・・
□ 裁量労働制度を入れたが、結果は残業代削減策と現場に解釈されて、
やる気を失わせてしまった・・・
□ 人事制度を変えたが、その結果何が良くなったのかが見えない・・・
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
課題解決のカギは『人事情報の見える化』
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本セミナーでは、
人事・経営情報の“見える化”が重要であることをご理解いただき、課題解
決した成功事例から“見える化”実現への課題と解決、“見える化”を実現
するためのシステム構築の考え方についてご説明いたします。
◆開催概要
├日時：2011年1月19日(水曜日) 14時00分～17時00分(13時30分受付開始)
├場所：東京・UDXカンファレンス（JR秋葉原駅 徒歩4分）
└定員：60名（定員になり次第、締切らせていただきます）
◆講演内容
≪第1部講演≫
『組織が活性化されるオープン型人事施策の成功事例』
講師：みずほ総合研究所株式会社
コンサルティング部 主席コンサルタント 原田 浩正氏
≪第2部講演≫
『非管理職ミドル層の活性化を目的とした新しい人事制度への取り組み』
講師：株式会社富士通マーケティング
執行役員常務 飯島 健太郎
富士通の人事給与システムのデモコーナーもご用意しております。
講演前、休憩時間、講演後に是非お立ち寄りください。
セミナーの詳細とお申込みはこちら【参加費無料】
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セミナーに関するお問い合わせ -------------------------------------
富士通株式会社 富士通コンタクトライン
Web ： http://glovia.fujitsu.com/QA
Tel ：0120-933-200（受付時間9:00～17:30 祝日除く月～金)
富士通の統合業務ERPソリューション「GLOVIA」
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【４】～連載コラム～
課題解決のヒントはここに！「本音で語る人事屋Q＆A」＜最終回＞
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人事や人材に関するテーマは、さまざまな視点で捉えることができます。
見方や立場の違いが、さらなる“気づき”を発見することも──。
38年間の人事実務キャリアと「管理職」の経験を持つ“ベテラン人事屋
さん”と、編集部・阿部が、それぞれの視点で人事の課題を語ります。
◆【 人事屋から人事ご担当者に～「明日へ向けて」のメッセージ 】
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阿部：
３年半に亘り連載してきた「Ｑ＆Ａコラム」も、最終回を迎えることにな
りました。「これからの人事部に、何が求められているのか」「信念を持
って人事部門の仕事をしていくには、どのような姿勢で臨んでいけばいい
のか」を含め、人事屋さんから、人事担当者の皆さんに向けて「明日への
メッセージ」をいただければと思います。
人事屋：
私は、新入社員から定年退職するまでの３８年間、中規模のメーカー、ソ
フトハウス、そして、大手企業の人事部門で人事の仕事に携わってきまし
た。この間、実務経験を通じて、人事部には大切な“３つの役割”がある
と実感し、この「Ｑ＆Ａコラム」のなかでも、機会あるごとに伝えてきま
した。
その“３つ”とは、「経営者の意志を社内に正しく伝達し、その実践（実
現）に導く社内のリーダーとしての役割」「健全な経営を存続させていく
ための、人事組織の運用・管理責任部署としての役割」「社員が仕事に専
念でき、向上心ある職場生活を送るためのサポーターとしての役割」です。
いま、企業の人事部に対し「これからの人事部に、何が求められているの
か」について、この“３つの役割”を意識して答えるならば、“自社の社
員として、公私ともに将来に向けた目標を持つことができ、安心して社会
生活を営むことが約束された職場環境を提供すること”だと思います。
しかし、人事部に求められてきたものは、時代の流れと共に次第に変化し、
昨今の社会状況を考えた場合、限りなく「企業人事のあるべき姿」から離
れた内容になっています。
いま、企業の人事責任者が自社の実情を直視した場合、人事部の立場と責
務のなかで実務として対応できることは、“社員と経営者からの声を黙っ
て聴くこと“に留まるでしょう。具体的な人事施策を早期に実施していく
には、現時点の企業を取り巻く環境では難しいと思います。
阿部：
人事部は、経営者と社員からの信頼を得るため、双方が何を求めているの
かを把握し、人事部としての“信念”（ぶれない軸）を持ち、仕事をして
いくことが大切ではないでしょうか。
人事屋：
人事担当者が、日常の業務のなかであらゆる判断を行う場合、「民法を含
めた、人事・労務管理に係わる法令」と「社内規程」、そして、社会の一
般常識を踏まえることが基準になると思います。その際、法令や社内規程
の条項内容を、自社の都合に合わせて人事部が勝手に解釈することは許さ
れません。しかし、運用段階で公平（平等）と、公正（適正）を使い分け
ることは大切です。
人事担当者は、人事管理や労務管理の実務に携わる場合、必ず、対象とな
る職場や社員の考え方と立場を理解（把握）した上で、対応について判断
します。もし、相手の職制や職場、部署によって人事担当者の判断や、対
応に統一性が保たれていなければ、人事部は社員からの信頼を失うことに
なります。
常にブレのない“人事部の信念”を持つためにも、人事責任者は、率先し
て経営層とコミュニケーションをとることと、全職場を訪問し一人でも多
くの社員と接し、全階層の社員一人ひとりの気持ちを知る（理解すること
までは不要）ための努力をすることが大切です。
私は、約３年間計画（年４回・１２回シリーズ）で、国内の８主要都市に
研修会場を設定して「全社員一斉研修」を実施したことがあります。この
研修と懇親会を通して、二千名強の社員ほぼすべてに接する貴重な体験を
自ら作っていきました。経営幹部を含めた社員と人事部との信頼は、ここ
でさらに強固になったと確信しています。
阿部：
今後、経営環境が変わっても、「変えてはいけない人事部・人事担当者の
信念」とは何でしょうか。
人事屋：
私は、これまで「経営側の人事責任者、人事業務の管理者、人事担当者、
社員、社会生活を営む一人の人間」として、時々の立場で人事の実務と管
理に携わってきました。自分自身に納得できず、ジレンマとのなかで、業
務を遂行するときもありました。
こうした経験を通して気づかされたのが、『いま、人事担当者の役割と立
場で、何が正しいのか、そして、人として何が正しいのかを、行動する前
に常に自問自答する』ことです。これは、私自身の“人事の心”として肝
に銘じてきました。
私は、この「Ｑ＆Ａコラム」で、“人事の心”という言葉を、折々に話し
てきました。この“人事の心”とは「変えてはいけない人事担当者の信念」
とも言えます。
人事責任者として、“社員の立場として言えないことは「経営側の立場」”
として、“経営者の立場として言えないことは「社員の立場」”になって、
伝えるべきことは信念を持って強固に伝えてきたと、明確に記憶に残って
います。そのためか、社長や経営幹部クラスからは、「貴方は、本当に頑
固だ！」と、よく言われました。３８年の間、三つの会社に勤務しました
が、一貫して人事部門に携わることができたのは、私の“信念ある頑固さ”
があったからだと思っています。
私は、人事担当者は、“強い信念での頑固さ＝人事担当者のプライド”を
持つことが大切だと思っています。是非、人事部（人事担当者）は、社員
や経営者から、存在感を意識させずに慕われる“会社の母親役”を演じて
ください。
そして、人事担当者が今日も人事業務に携われるのは、“職場で賢明に働
く社員の存在があるから”ということをしっかりと認識し、日々感謝する
気持ちを忘れないことです。それは、いつの時代でも変わることのない、
人事担当者に大切な基本姿勢（人事の心）だと思っています。
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最後に、この「Ｑ＆Ａコラム」をこれまで読んでくださった経営者・人事
ご担当者の方々と、私と二人三脚で力を合わせてきた編集・企画担当の
阿部さんに、心から感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうござい
ました。
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【５】困った時の匿名相談掲示板 （※詳細は会員専用コンテンツ）
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┌─┐
│Ｑ│ 福利厚生施設で「スポーツクラブ」を運営する場合
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従業員の健康増進のため「福利厚生施設（体育館）」を保有していますが、
利用率が低く頭を悩ませています。そのため、この施設を「スポーツクラ
ブ」として活用しようと考えています。下記の件について、ご教示下さい。
（1）会社で福利厚生施設としての取り扱いであるが「スポーツクラブ」を
営業し利益を上げてよいのか。
（2）会社として営業はしないが、施設を第三者に賃貸し、第三者が営業す
ることは可能か。会社は賃借料のみ利益を上げる。
（香川県/その他サービス）
＜編集部よりコメント＞
今回のケースでは、コストや法律など、さまざまな面で問題がないか、
人事部は事前に明確にしておく必要があるでしょう。この質問に対して、
２人の専門家から、留意点についてのアドバイスが寄せられています。
専門家の回答はこちら
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│ 高度化と人的資源の活性化、人事トラブルの解決と防止などに貢献 │
│ しています。 │
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株式会社イデアス 最上 雄太
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