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6月対応
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定期昇給の査定、新給与額の確定
多くの企業で、4月1日の年度初めに「定期昇給」が実施される。定期昇給には年齢給など特に査定がなく行う「一律昇給」と、査定結果が反映される「査定昇給」があります。査定(人事考課)は3月中に行い、その結果を「賃金テーブル(昇給表)」に当てはめ、新給与額を確定します
主要業務
(1)対象者の確認
・就業規則等で、昇給対象者の要件を確認する。
例:4月1日現在で、1年以上在籍している正社員。1年間に4分の1以上欠勤している者は除く、など
(2)人事考課の実施マニュアル・人事考課シートの作成・配布
・査定に必要となる文書を配布すると同時に、考課者研修を実施し、評価基準に対する共通認識を持ってもらう。
(3)昇給に反映させる会社の経営数値の収集
・一般的に、ベースアップは会社の業績に応じて決定されるので、経理部から昇給に反映させる経営数値を提供してもらう。
(4)昇給に反映させる従業員の勤怠データの収集・集計
・遅刻・早退・欠勤などの勤怠データは、評価の対象となる指標の一つ。
(5)人事考課結果の回収・整理
・人事考課の担当者から、昇給に関する人事考課表を回収し、内容を整理・確認しておく。
・年俸制を導入している場合、昇給に関する目標達成度を計る資料・結果などを整理・確認しておく。
(6)新給与額の確定
・人事考課の結果を「賃金テーブル(昇給表)」に当てはめ、新年度の従業員一人ひとりの給与額を確定する。
参考リンク
6月中の主な業務
- 賃金
- 夏季賞与の決定と支給
- 福利厚生
- 夏季厚生施設の確保・利用開始受付
6月のその他の業務
- 6月1日(木)
- 住民税の年度更新、通知書作成・発行 [提出先:従業員各人在住の市区町村役場]
- 労働保険の年度更新 [提出先:労働基準監督署]
- 6月10日(土)
- 源泉徴収所得税の納付 [提出先:税務署]
- 雇用保険被保険者資格取得届の提出(前月以降に採用した労働者がいる場合) [提出先:公共職業安定所]
- 外国人雇用状況届出書の提出(雇用保険の一般被保険者である場合) [提出先:公共職業安定所]
- 給与所得者の特別徴収住民税納付 [提出先:従業員各人在住の市区町村役場]
- 6月30日(金)
- 労働保険印紙保険料納付・納付計器使用状況報告書の提出 [提出先:所轄都道府県労働局歳入徴収官]
- 賞与支払届(賞与支給日から5日以内) [提出先:年金事務所]
- 外国人雇用状況届出書の提出(雇用保険の一般被保険者でない場合) [提出先:公共職業安定所]
- 固定資産税(都市計画税)の納付 [提出先:各自治体の税事務所]
- 2ヵ月前決算法人の確定申告 [提出先:税務署]
- 4ヵ月後決算法人の中間申告 [提出先:税務署]
- 日雇健保印紙保険料受取報告書の提出 [提出先:年金事務所]
- 健康保険料・厚生年金保険料の納付 [提出先:年金事務所]