相手の前提を大切にする
弊社では、始業前の朝礼時にファミリー(スタッフ)が
「3分間スピーチ」を持ち回りで行っています。
ある日の朝礼、とあるスタッフのスピーチに対して
「●●さんの、今日のスピーチの結論はどんなこと?」
という質問が矢継ぎ早にされていました。
(質問をするのはスピーチ後に、他のスタッフからフィードバックをもらい、お互いの話す力とフィードバック力を高めるためです)
このような状態になった原因として考えられるのは
「スピーカー当人のみが理解している具体例であったこと」でした。
ですので、聞き手であったスタッフは、
具体例を理解しようとすることに集中してしまい、
肝心の結論が何なのか、入ってくる余地が作れなかったのです。
相手に理解しようとしてもらいたいあまり、
具体的に話し過ぎてしまうことってありませんか?
しかもより混乱させてしまうという 笑
具体例の本来の目的は、
そう!「聞き手が理解しやすくするため」です。
ですので、「具体例は聞き手が知っているかどうか?
という前提に立つと、より聞き手に優しかったね。」
とスピーカー担当だったスタッフに語り掛けました。
「相手の前提(背景)に立つ」
これは話し手・聞き手双方にいえることなのだと思います。
相手がどのような前提(背景)を持っているのか
これを考えながら話す・聞くことで、
相手の心情を思いやった声掛けや質問の仕方ができるのではないでしょうか。
人事コンサルタント
金森秀晃
- 人事考課・目標管理
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- プレゼンテーション
人事コンサルタント。1級キャリア・コンサルティング技能士。「飛躍シナジー理論」に基づく、わかりやすく、修正しやすい人事システムを提供します。
医療・介護・薬局業界を中心に研修・人事評価制度の構築を行い、導入実績は500法人を超える。年間300件以上の研修を実施、リピート率は脅威の91.7%。被評価者納得度90%以上を誇るZACの人事システムは、延べにして370件以上が導入。
金森 秀晃(カナモリ ヒデアキ) 株式会社ZAC 代表取締役社長
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