2つのゴールイメージを共有する

こんにちは。株式会社ジェイフィールの重光です。
1月にスタートしたマネジメントシェアリング研究会も残すところあと少しとなりました。7月の研究会を一旦ゴールとし、7月は各チームに研究内容を発表していただく会となります。
今回の研究会では、チームごとに「2つのゴール」について対話してもらいました。
「2つのゴール」とは

今回残念ながらAチームはメンバーが集まらず、対話ができなかったのですが、B、Cチームは「2つのゴール」を設定できたようですので、ご紹介させていただきます。
<Bチーム>
1)目指したい最終ゴール
・マネジメントシェアリングがイキイキワクワク(IKIWAKU)と働ける組織づくりに有効であることを社会に発信し、その影響を広げる。
・マネジメントシェアリングの導入によって生まれる価値を明確にし、価値の循環プロセスを確立する。
2)7月10日の研究会で到達したいゴール
アンケートやインタビューを通じて実態を把握・分析し、マネジメントシェアリングがIKIWAKU組織に有効であることの確証を得て、大筋のストーリーを作成する。
Bチームは発足当初から、徹底的に「イキイキワクワクと働ける組織づくりの実現」に重点を置いて対話を重ねてきました。そのために、マネジャーが罰ゲーム化してはいけませんし、負担の大きいマネジャー職をシェアリングすることで、メンバー含め、みんながイキイキワクワクと働けることになるのではないかと、提唱してきました。
今後、アンケートやインタビューを通じて、マネジメントシェアリングがいかにIKIWAKU組織に有効か、確信を持って社会に発信していくようです。
<Cチーム>
1)目指したい最終ゴール
・マネジメントシェアリングの成否を分ける要素・因子があるのではとの仮説があり、それをマッピングし、多くの組織で汎用性のあるフレームを作っていくことで、マネジメントシェアリングを導入する企業を増やす提言をしたい。
2)7月10日の研究会で到達したいゴール
・マネジメントシェアリング導入を阻む理由(いわゆる出来ない理由)の想定問答集のようなものを作成した上で、まずはメンバーA氏の会社で実験的に導入出来るか提案・検討してもらう。
※A氏の部下に次期マネジャーを担ってもらいたい女性が2名在籍しているが、それぞれ家庭の事情などで、一人でマネジャー職を担うのは重いと感じているようだ。
・想定問答集は「対会社」(上層部や人事部門など)と、「対マネジメントシェアリング該当者」の二軸で考える。
Cチームはメンバーの会社内で、マネジメントシェアリングを実際に導入してもらおうと考えているようで、それを阻まれる理由を予め想定し、逆に導入可能な理由、導入した際のメリットを準備し、導入企業の不安をなくそうと考えているようです。
まずは「やってみる」という精神が素晴らしく、この実験導入が成功すれば、マネジメントシェアリングが日本企業で広がっていく突破口となりそうです。
各チームともいよいよ研究成果発表の骨格が見えてきました。
異業種のメンバーが集まって、ほとんどリモート会議で進めている「マネジメントシェアリング研究会」ですが、皆、真剣に課題に向き合い、仲間の意見を傾聴し、かなり質の高い提言ができそうな予感がしています。
- モチベーション・組織活性化
- マネジメント
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
良い感情の連鎖を起こすことで人と組織の変革を支援するコンサルティング会社「ジェイフィール」の取締役
ジェイフィールでは3名の取締役でマネジメントシェアリングを実施中。ミンツバーグ教授との出会いからリフレクションラウンドテーブル(R)を日本に導入。 第1回HR Award 受賞。主な著書「ミンツバーグ教授のマネジャーの学校」他
重光直之(シゲミツ ナオユキ) 株式会社ジェイフィール 取締役 / 経営チームメンバー

対応エリア | 全国 |
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所在地 | 渋谷区 |
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