マネジメントシェアリング研究会―みんなの研究テーマとはー

こんにちは。株式会社ジェイフィールの重光です。
先日、第2回「マネジメントシェアリング研究会」がオンラインにて行われました。初回のリアル開催から約1か月経過していましたが、前回は皆さん実際に顔を合わせ、懇親会時には少しお酒も入って熱い対話を交わしていましたので、1か月ぶりのオンライン対談でも打ち解けた和やかな雰囲気でした。
初めに、全員が「研究したいテーマ」を発表して、近しい人同士で3つのチームに分かれました。後半は、3つのチームに分かれて、「リサーチクエスチョン」の“仮置き”を行いました。
「リサーチクエスチョン」とは?
研究を深めるための「問い」。単純にYes/Noで答えられるものではなく、「何故〇〇なのか」「〇〇は〇〇にどのような影響を与えるか」など、テーマを探求する切り口を示すもの。この切り口をもとに、それぞれが想定する解(仮説)を立てて、検証していくプロセスが研究会のメインとなります。
早速、3つのチームの「リサーチクエスチョン」をご紹介しましょう。
■Aチーム
・研究テーマ=メンバー共通の問題意識やキーワード
マネジメントシェアリングに影響を与える要素とその定量的な効果
・リサーチクエスチョン(仮)
効果的なマネジメントシェアリングを生み出す因果関係とは
AチームはIT関連企業のメンバーが多く集まる形となり、マネジメントシェアリングが組織運営にどのような効果があるのか定量的に測りたい。そして、効果があるとすれば、何が起因しているのかの因果関係を調査し、その調査結果を発表することで日本企業にマネジメントシェアリングを広げ、マネジャーがイキイキと働ける社会を実現したい。との問題意識を持ったようです。
定量調査を得意とするメンバー達が、マネジメントシェアリングの効果を誰もが納得する「数字」にしてくれることを期待したいと思います。
■Bチーム
・研究テーマ=メンバー共通の問題意識やキーワード
「対話型」「多様性」「いきいき」「わくわく」
・リサーチクエスチョン(仮)
多様性を尊重することで生み出される新しい価値とは何か。
~経営に資するマネジメントシェアリングのあり方とは?~
Bチームは、「マネジャーが組織に与える影響は多大であるので、シェアリングするマネジャー同士がしっかりと対話することで、新しい価値、つまりイノベーションが起こり、組織が活性化する状態が理想である。」との対話が交わされました。現在、実際にマネジメントシェアリングを取り入れている企業にヒアリングし、導入している企業としていない企業のGAPを測りながら、マネジャーやメンバーがイキイキと働いている職場の実態を調査していくようです。
■Cチーム
・テーマ=メンバー共通の問題意識やキーワード
マネジメントシェアリングって?
・リサーチクエスチョン(仮)
汎用できる「マネジメントシェアリング」のモデルとは?
Cチームは、そもそもマネジメントシェアリングの定義が曖昧であり、人によって解釈が違うことに疑問を持っているようです。機能シェアリングか、タイムシェアリングか・・。どの職種の(誰の)何をシェアすることなのか?
まずは定義を明らかにし、その上で理想的なマネジメントシェアリングのモデルを探求していくとのリサーチクエスチョンを設定しました。
今後、各チームはそれぞれのリサーチクエスチョンに対し、仮説と検証を繰り返しながら研究活動を進めて頂きます。時には先進企業にヒアリングなどの事例研究にも挑戦していきます。各チームがどのような「解」を導き出すのか乞うご期待です!
- モチベーション・組織活性化
- マネジメント
- コーチング・ファシリテーション
- チームビルディング
- コミュニケーション
良い感情の連鎖を起こすことで人と組織の変革を支援するコンサルティング会社「ジェイフィール」の取締役
ジェイフィールでは3名の取締役でマネジメントシェアリングを実施中。ミンツバーグ教授との出会いからリフレクションラウンドテーブル(R)を日本に導入。 第1回HR Award 受賞。主な著書「ミンツバーグ教授のマネジャーの学校」他
重光直之(シゲミツ ナオユキ) 株式会社ジェイフィール 取締役 / 経営チームメンバー

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