中途採用の採用コストってどのくらい?
◇中途採用の採用コスト ~計算方法や平均額のご紹介~◇
採用側にとって厳しい採用市場が続く中、各企業の採用コストは上昇傾向にあります。
今回は、そんな採用コストの内訳や計算方法、平均コストをまとめました。
◆採用コストとは
「人材を採用するのにかかる経費」のことです。
新卒なのか中途なのか、一般職か専門職かなど、どのような人材を採用するかによってこの数字は大きく変わってきます。
また、単純に1人あたりいくらで採用できたのか(採用単価)は「採用コストの総額」÷「採用人数」で計算できます。
一般的に、採用コストは外部コストと内部コストに分けられます。
外部コスト:外部へ依頼する、広告費や人材紹介費用など
内部コスト:面接や採用を行う時間や労力にかかる人件費など
「求人広告費」や「会社案内などの採用ツールの制作費」、「内定者への研修費」など、採用する為には多くの費用がかかります。
◆中途採用にかかる採用コスト
募集する人材によって異なるため、ここでは中途採用についてお伝えします。
採用コストの計算するには、外部コストと内部コストをそれぞれ合計を算出する必要があります。
外部コストはリスト化して合算できるので明確ですが、人件費のような内部コストではそうはいきません。
採用プロセスに費やした時間を担当者ごとに明らかにし、時給換算などでコストの明確化をするなどの工夫が必要です。
中途採用の場合は、新卒のように研修や説明会を行わない場合が多い為、そういった費用はおさえられます。
しかしその分、求人メディアへの広告費や人材紹介会社への費用がかさむため、新卒よりも費用がかさむこともあります。
特に、即戦力として条件の高い人材を採用する場合には、外部コストがかさみます。
◆中途採用1人当たりの平均コスト
メカトロ関連、建築・土木関連の技術職採用に大きな求人広告費がかかっており、技能工・運輸・設備関連職ではその1/3程度になっています。
上記の表からも、採用する職種によって採用コストに大きな差があることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
このため、平均コストはあくまでも参考程度にしかなりませんが
全職種・全業界の平均は1社あたりの広告費約353万円、人材紹介費約382万円、1人あたりで約40万円となっています。
外部コストを削減する為には、求人原稿や採用サイトを見直して効果を高めるのが効果的です。
内部コストの削減には、ミスマッチの防止やリファラル採用の実施など採用にかける手間や時間を減らす工夫が必要です!
経費を抑えながら採用を成功させましょう!
今回は以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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