無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

社員のモチベーション向上には「成果」と「小さな組織」が大事

社員のモチベーションを上げるにはどうしたらいいか。

これは、どの企業でも抱えている課題です。

「賃金を上げる」
「福利厚生を充実させる」
「教育研修に力を入れる」など

企業では、さまざまな取り組みが行われています。
いずれも、モチベーションを上げる方法として重要です。ただ、モチベーションには、個人毎のモチベーションと、組織内の個人全員が持つモチベーション(組織単位のモチベーション)があります。

上記の方法は、あくまで個人毎のモチベーションを高めるのに有効ですが、組織単位でモチベーションを上げるには、これだけでは不十分です。

組織単位でモチベーションを上げることと、チームワークを高めることは互いに関連します。組織単位でモチベーションを上げれば、高いチームワークを発揮でき、逆にチームワークを高めれば、組織単位でモチベーションを上げるこ
とができます。

では、組織単位でモチベーションを上げるにはどうしたらいいのか。

ヒントは、学園祭の屋台にあります。

学園祭にいくと、学生サークルがいろいろな屋台を出しています。同じようなたこ焼きを売っている店なのに、全員が活き活きとしている屋台もあれば、あまりやる気が感じられない屋台もあります。

組織単位でモチベーションが高い屋台の特徴は、「売れている」ということです。どの屋台でも、最初は全員が高いモチベーションでスタートします。しかし、売れないと次第にモチベーションが低下し、屋台に活気が無くなり、さらに売れなくなるという悪循環に陥ります。逆にどんどん売れると楽しくなり、モチベーションが上がって店に活気が生まれ、さらに売れるという良い循環になります。

つまり、組織単位のモチベーションを上げる条件の一つは、「成果を上げる」ということです。成果が上がらない組織に所属するメンバーのモチベーションは、長続きしません。そういった意味では、「成果を上げる」のは、組織単位のモチベーションを維持する前提条件と言えます。

そして、「成果を上げる」のは、経営者や管理者の立てる戦略次第で大きく左右されます。社員のモチベーション向上というと、賃金、福利厚生、教育研修などといった、社員個人に向けた対応策ばかりが注目されるのですが、実は「成果を上げる戦略」を経営者や管理者が立案できるかどうかが大きく影響しているのです。

さらに、もう1つ大きな条件があります。

それは、「自分の働きぶりが組織の成果に大きな影響を及ぼす」という意識を全員が持てる状況になっているということです。

複数の大学の学生が集まる大規模なインカレサークルの屋台では、何名かの学生が熱心に働いていて店自体は繁盛している一方で、最低限の自分の役割は果たしているけど積極的には関わっていない学生もいたりします。これでは、たとえ成果を上げていても、組織単位でモチベーションが高い状態とは言えず、一人当たりの生産性も低くなります。文化祭の屋台ならそれでもいいかもしれませんが、企業の場合は問題です(とはいえ、このような状態になっている企業も多いのですが)。

モチベーションは、「自分の働きぶりが組織の成果に大きな影響を及ぼす」と感じられるかどうかに左右されます。前述のインカレサークルの屋台は、一部の人しかそれを実感していないために、モチベーションの低い学生も出てきてしまうのです。

「自分の働きぶりが組織の成果に大きな影響を及ぼす」という意識を全員が持てない一番の原因は、組織が大きすぎるためです。
もし大人数のサークルで運営するなら、お酒やお菓子などたこ焼き以外の商品を扱うチームや、遠くまで売り歩くチームを編成するなど、組織を小さく分ける必要があります。
(ちなみに、私が学生時代に所属していたテニス部では、毎年学園祭の時におでん屋「テニーズ」を出店しており、このやり方によって、全員が高いモチベーションで運営することに成功していました。)

つまり、組織単位のモチベーションを高く維持するためには、「自分の働きぶりが組織の成果に大きな影響を及ぼす」という意識を全員が持てる程度の小さな組織にすることが重要です。さらに、各組織にはどのような成果が求められているかを明確にしておく必要があります。これは、経営者がやるべき重要な役割の1つです。

以上をまとめると、社員のモチベーションを向上させるためには、個々の社員に対する働きかけをする前に、経営者自身がまず次の2つを行う必要があるということになります。

1.成果を上げられる戦略を立案する
2.会社内の組織を、求める成果が明確な小さな組織に分ける

戦略立案や組織編成などは、すでに当たり前に行っていることだと思われるかもしれません。しかし、「成果を上げられる」戦略や「求める成果が明確な小さな」組織になっていない企業も多いのです。

社員のモチベーションが低いとお悩みの経営者の方は、まずこの2点を確認してみるとよいと思います。


株式会社トリプルウィンコンサルティング
代表取締役 樋野 昌法(中小企業診断士・社会保険労務士)

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • 法改正対策・助成金
  • 労務・賃金
  • 安全衛生・メンタルヘルス
  • 人事考課・目標管理
  • ロジカルシンキング・課題解決

「人事評価問題」「未払い残業問題」「パワハラ問題」「労働組合問題」を専門とする中小企業診断士・社会保険労務士です。

人事制度(等級制度・評価制度・報酬制度)改革や、目標管理制度を絡めた経営計画策定支援、就業規則等の各種規程作成支援等を通じて、労務トラブルを未然に防止し、経営者と従業員の双方が気持ちよく働ける環境づくりを支援します。

樋野 昌法(中小企業診断士・社会保険労務士)(ヒノ マサノリ) 代表取締役

樋野 昌法(中小企業診断士・社会保険労務士)
対応エリア 全国
所在地 千代田区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

多様性にチャレンジ意欲を醸成し、イノベーティブなチームになる

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「多様性に“チャレンジ”意欲を醸成し、 イノベーティブなチームになる」 について一緒に考えていきたいと思います...

2024/11/20 ID:CA-0005727 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン