『ITを活用した人物評価』
鈴与シンワートの中村です。久しぶりの更新となりました。今回から労務関係の話のみならずITに関する情報もお伝えいたします。 ITに関する面白いお話や最新技術をわかりやすく解説出来ればと思います。 引き続き宜しくお願いいたします。 今回は「ITを活用した人物評価」について書きました。 さて、一年があっという間に過ぎてしまい、今年もまた入社式のシーズンです。後輩が来ると思うと身が引き締まる思いです。 元気と新鮮さだけはまだまだ負けたくありません。 この時期私たち既存社員には、新入社員の名前と簡単な個人情報が配布されます。 しかしそれだけでは彼らの人物像がよく見えません。 たくさんいる新入社員一人一人を短時間で客観的に判断するには、どのような方法があるのでしょうか。 心理テストというとテレビの娯楽のようなイメージがありますが、意外と優秀です。 それぞれの質問文には、意識的、または無意識的に歪められる回答を補正する工夫がされ います。 「エニアグラム」「エゴグラム」「16類型性格診断」などが有名で、これらはインターネット上でも診断することができます。 診断されたデータは蓄積され、さらなる解析向上に役立っています。 TwitterやFacebookは判断材料の宝庫です。就職活動中の学生とTwitterやFacebookで相互フォロー(お互いの投稿を見られるようにす ること)をしている企業も多くあります、 実際に人の目で投稿を読まなくとも、投稿時間や投稿内容を元に性格や生活習慣を分析するプログラムがあります。 簡単な分析サイトであれば、インターネットを探せばいくつか見つかります。 日々送受信しているメールも活用できます。これは新入社員に限ったことではありませんが、メールの内容や送受信時間を解析するこ とで、営業活動の傾向や善し悪しを判断す システムも存在します。 TwitterやFacebookと同様に、本人が意識していないところで収集されたデータが人物評価に役立つというのは驚きです。 他人を客観的に判断する方法の一つとしてデータ分析に頼ることは珍しくありません。 去年オリンピックに出場した日本女子バレーの眞鍋監督もその一例です。 彼は「データバレー」というものを活用していました。各選手が使用したテクニックや成否の結果をiPadで記録していき、その分析結果 を元にメンバー選考や戦略を考えるというものです。 采配に対して選手たちを納得させる効果はもとより、勝率も上がりました。 マサチューセッツ工科大学のメディアラボでは、各学生や教師の位置情報を常時監視し、いつどこで誰と誰がコミュニケーションをと ったのかを記録することで、どのようにアイディアが生まれていくのかを解析しています。 働き甲斐のある会社一位(日経ビジネス、2012)の米グーグル日本法人では、人事部の3分の1はデータ解析のスペシャリストです。 日々の行動の記録(ライフログ)を集めることが容易になった今、集められたデータをどううまく活用するかが肝になっていると言えま す。 身近な話だと、弊社のお客様では日々の売り上げの結果とその日のイベントを紐付け、来年度以降における要員配置を精度の高い予測 データとして活用されるそうです。 その日の天候や記念日、近くでライブを実施した為など不確定要素を想定した理想のデータが、そう遠くない未来に解析されるかもしれ ません。 私はといえば、「第一印象が良い」というデータを与えるために、春に向けて一層身だしなみと笑顔に気をつけている今日この頃です。 それでは今日はこの辺で失礼いたします。 次回もお楽しみに。
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人事給与パッケージ専門営業の経験を生かして社労士取得の勉強中。「この営業マンがすごい」と呼ばれるまで日々努力!
人事部様と会話する機会の多い人事給与ソフトウェアパッケージ専門で営業をする私が、年間200件を超える見積経験を生かし、身近なテーマで法改正や社内制度改正に対する見解を社員・従業員目線で書いていきます。
後藤 文孝(ゴトウ フミタカ) 鈴与シンワート株式会社 営業部 主任
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所在地 | 港区 |