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#15:100日後に最高の上司に-エンゲージメント向上の秘訣

今、組織に求められているのは、管理や統制ではなく、一人ひとりの「エンゲージメント」を高めていき、自律的に動ける人材を育成していくことです。部下の主体性を引き出し、上長自らも部下と共に成長するためには何が必要なのか?

本コラムでは、そんな上長たちに送る、エンゲージメント向上のためのヒントをお届けします。

なお、本コラムのベースは、アジャイルHR代表の松丘啓司(著者名)の著書『エンゲージメントを高める会社』です。また、アジャイルHRの公式Xアカウントでも、100日後に最高の上司になる!【心のノートにメモっておきたい部下のエンゲージメント向上のためのヒント】としてショートフレーズを日々発信していますので、ぜひそちらもご覧ください。

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本日の心のノートにメモっておきたいフレーズはこちら!

ビジョンの提示:『5年後、どんな景色を見ていたいか』という未来の解像度が、今の行動を加速させる。

 

■ 「数値目標」だけでは、主体的な行動は生まれにくい

前回のコラムでは(https://jinjibu.jp/spcl/hiroe-inoue/cl/detl/6915/)、チームの存在意義である「ミッション」の重要性についてお伝えしました。

ミッションが「なぜ私たちはここにいるのか」という出発点であるならば、今回のテーマである「ビジョン」は「私たちはどこへ向かっているのか」という到達点、つまり未来の具体的な景色を指します。

日々のマネジメントにおいて、「売上〇〇円」「処理件数〇〇件」といった数値目標だけを提示されても、メンバーが主体的に動き出すことは困難です。数字は達成すべき義務として捉えられがちだからです。

しかし、「5年後、私たちのサービスが業界のスタンダードになり、多くの人の働き方を変えている」といった、その数値の先にある具体的な状態(ビジョン)が共有されていれば、受け止め方は変わります。

目の前の大変な業務や地道な工夫も、単なる負担ではなく「目指す未来に近づくための必要なステップ」として捉えられるようになるからです。

 

 

■ ビジョンの解像度を上げる3つのアプローチ

上司の役割は、遠くにある目的地を、メンバーが具体的にイメージできるレベルまで明確にして示すことです。そのために、日々のマネジメントでは、以下のようなポイントを意識して、コミュニケーションをしていくことが大切になります。

 

1. 数字の背景にある「具体的な状態」を描写する

売上やシェアの数値を伝えるだけでなく、「その目標を達成したとき、顧客や社会にどのような変化が起きているか」「自分たちのチームはどのような働き方をしているか」を、具体的な言葉で描写します。状況をイメージしやすくすることが、最初のステップです。

 

2. メンバー自身の「キャリアや成長」と結びつける

チームが目指す未来と、メンバー個人の「5年後にどうなっていたいか」というキャリアの方向性を結びつけて対話します。チームのビジョンに向かって進むことが、自分自身の成長や目指す姿にも繋がっていると実感できることで、当事者意識が生まれます。

 

3. 進捗を「目的地に近づいている実感」としてフィードバックする

日々の進捗を単に「目標に対してプラスマイナス何パーセント」と報告するだけでなく、「この成果によって、私たちが目指す状態に確実に一歩近づいた」という文脈で伝えます。このフィードバックが、メンバーの取り組みの継続を支える原動力になります。

 


「あそこまで行ってみたい、実現してみたい」とメンバーが自発的に思えたとき、チームの取り組みはより主体的なものへと変わっていきます。

アジャイルHRが実施した「全国従業員エンゲージメント調査」(詳細はアジャイルHRのホームページ、または日本の人事部のページより資料ダウンロードいただけます)では、「価値観やビジョンが共有されている」と感じることができるかどうかは、エンゲージメントに大きく関わる事が分かっています。

目的地が曖昧なまま、単に数字を追いかけるのではなく、定期的に「5年後に見ていたい景色」について具体的に対話する機会をぜひ作ってみてください。

未来の解像度を上げることが、今の行動の質を高める確実な足がかりになるはずです。

  • 参考になった 2
  • 共感できる 2
  • 実践したい
  • 考えさせられる
  • 理解しやすい

このコラムを書いたプロフェッショナル

井上弘絵

井上弘絵
株式会社アジャイルHR マネジャー

支援が完了しても、お客様が自走できるように、「伴走型支援」を心がけています。対話を通じて、お客様の「軸」や「大切にしたいこと」を理解し、目指したい姿を共に実現します。

支援が完了しても、お客様が自走できるように、「伴走型支援」を心がけています。対話を通じて、お客様の「軸」や「大切にしたいこと」を理解し、目指したい姿を共に実現します。

得意分野 経営戦略・経営管理、モチベーション・組織活性化、キャリア開発、チームビルディング、コミュニケーション
対応エリア 全国
所在地 港区

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