2024年卒大学生 活動実態調査(6月)
配属先に関して「勤務地・職種ともに自分で判断して選びたい」という学生が54.0%で最多。内々定先企業に配属希望を伝えたことがある学生は40.9%
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(6月)」の結果を発表しました。
《TOPICS》
- 2024年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は79.5%で、前月比9.3pt増
- 未内々定の学生が現在困っていることは「面接を通過できない」が最多。「最終面接を通過できない」「緊張しすぎてしまって、面接がうまくいかない」などの悩みを持つ学生も
- 配属先に関して「勤務地・職種ともに自分で判断して選びたい」という学生が54.0%で前年に引き続き最多
- 配属先を「入社前」に知りたい学生は前年比1.7pt増の87.7%。企業に配属希望を自ら伝えたことがある内々定者は40.9%で、「企業側から希望を聞かれた」は27.3%
【調査概要】
2024年卒業予定の大学生・大学院生の6月末時点での内々定率は前月比9.3pt増の79.5%、平均内々定保有社数は前月比0.3社増の2.5 社となった。企業の高い採用意欲を背景に、内々定率・平均内々定保有社数ともに引き続き高い割合で推移している。
未内々定の学生が現在就職活動で困っていることは「面接を通過できない」が前年比2.3pt増の50.9%で最多。困っている内容は、「練習通りに面接選考に臨んでいるが、どうしても最終面接まで進むことができない」や「最終面接まではいくが、そこまでしか行けない。緊張しすぎてしまって、面接がうまくいかない」のように、最終面接関連の悩みが見られた。
入社後の配属先(勤務地・職種)に対する考えとして「勤務地・職種ともに自分で適性を判断して、選びたい」が54.0%で前年に引き続き最多となった。その理由として、インターンシップ・仕事体験への高い参加率を背景にキャリア感の醸成が進んだこと、共働き志向の高まりやライフスタイルへの考え方が変化していることなどに伴い、入社後の勤務地や職種を自分で判断して決めたい学生が多いと考えられる。勤務地に着目すると、「勤務地を自分で選びたい」学生は前年比1.2pt増の86.9%(「勤務地・職種ともに自分で適性を判断して、選びたい」+「勤務地は自分で選びたいが、職種は適性をみて会社に判断してほしい」の合計)だった。
入社後の配属をいつ知りたいかを聞いたところ、入社前(「内定通知前の面談・面接」、「内定通知と同時」、「内定式」、「内定通知後から入社前まで(内定通知時、内定式は除く)」の合計)は前年比1.7pt増の87.7%だった。内々定先企業に入社後の配属希望を自ら伝えたことがある内々定者は40.9%で、「企業側から希望を聞かれたので答えた」は27.3%だった。配属先を自分自身で選択したいと考える学生が多いなか、入社後の配属希望に関して企業と話す機会を得られている学生が一定数いることがわかった。
【調査担当者コメント】
配属先について「勤務地も職種も自分で決めたい」「入社前に知りたい」という学生が前年よりも増加し、今年も多く見られました。また、内々定保有者の中には入社後の配属先について内々定先企業に自ら伝えたり、逆に配属希望を聞かれたという学生が多数いることもわかりました。「配属ガチャ」という言葉にもある通り、入社後の配属が不透明であることは学生にとって不安材料の1つとなります。そうした不安や、配属に関する入社後のミスマッチを解消する上でも、学生・企業間で配属先について話す場を早い段階で設けることは重要で、こうしたコミュニケーションをより積極的に取っていってほしいと考えます。
【調査概要】「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(6月)」
○調査期間/2023年6月24日(土)~6月30日(金)
○調査方法/マイナビ2024の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2024年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/2,472名(文系男子517名 文系女子1,062名 理系男子423名 理系女子470名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ / 7月7日発表・同社プレスリリースより転載)