全国求人情報協会、『2015年卒学生の就職活動の実態に関する調査』
~大学生、大学院生の5割が、就職活動を開始後半年以内に活動終了~
公益社団法人全国求人情報協会は、新卒等若年雇用への社会的関心の高まりを背景に、2013年度より専門部会として「新卒等若年雇用部会」を設置し、問題整理やアクションプラン等の検討を開始しました。当部会の調査・研究活動の一環で、民間企業・団体への就職活動を経験した全国の大学4年生・大学院2年生を対象とするアンケート調査を2015年3月に実施し、その調査結果の概要をまとめましたのでご報告します。
(1)最終学年3月下旬時点までには、在学中に就職活動をした大学4年生の92.6%、大学院生の89.4%が進路を確定。就職確定者の8割後半が就職先に満足。
(2)大学生、大学院生の5割が、就職活動を開始後半年以内に活動終了。
(3)大学生の就職活動プロセスごとの活動量の平均値は、プレエントリー53.6社、企業説明会参加23.5社、書類選考17.8社、面接など対面選考11.3社。
(4)[プレエントリー][一次選考応募][最終的な就職先]をそれぞれ選ぶ時の情報源は、いずれも民間の就職情報会社がトップで、個別企業の採用広報物や社員、大学が続く。
(5)大学生が就職活動中に知りたい情報の上位項目は「具体的な仕事内容」「勤務地」「事業の安定性・将来性」で、それらに関して8~9割が知ることができたと回答。
(6)就職活動終了時期が遅い者や最終学年3月下旬時点の就職活動継続者ほど、就職活動の開始時期が遅く、活動期間が長く、就職活動の量が少ない。
(7)大学生の8割が、活動開始前は「卒業したら、すぐに社会に出て働くのが当然」と認識。
(8)大学生の7割が、「前向きな姿勢」で就職活動を実施。活動継続者は過半数が「後ろ向き」
(9)学生は、新卒労働市場の現状など日本の就職環境に関して十分な知識をもっていない。
●調査の概要
1)調査目的:大学生や大学院生の就職活動の実態を把握し、関係各位の参考に供する。
2)調査対象:民間企業・団体への就職活動を在学中に経験した(*)全国の大学4年生・大学院2年生1035名 *就職活動の経験者を、プレエントリー(資料・採用情報の請求)、説明会、書類選考、対面選考のいずれか1つ以上の経験者と定義した。左記の条件を満たす996名で集計を実施
3)調査時期: 2015年3月20日~31日
4)調査方法:インターネット調査(調査実施機関:株式会社マクロミル)
―マクロミル社のモニターにスクリーニング調査を行って対象者を抽出し、学校種別、性別、専攻系統(文理)の構成比が母集団に近づくよう、「文部科学省学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行った。
※本資料では、「2015年」=2015年調査、「2014年」=2014年調査 を示す
●調査実施主体 公益社団法人全国求人情報協会 新卒等若年雇用部会
当部会会員企業(調査実施時点、社名五十音順)
株式会社アクセスヒューマネクスト、株式会社アルバイトタイムス、株式会社イフ、株式会社インテリジェンス、株式会社学情、株式会社KG情報、株式会社廣済堂、株式会社JSコーポレーション、株式会社ジェイ・ブロード、人材ニュース株式会社、株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース、株式会社ディスコ、株式会社文化放送キャリアパートナーズ、株式会社北海道アルバイト情報社、株式会社マイナビ、株式会社リクルートキャリア
<サンプル数>
大学生855
文系・国公立37
文系・私立533
理系・国公立48
理系・私立237
大学院生141
お問い合わせ先/公益社団法人全国求人情報協会 業務部・佐藤日出男 Tel03-3288-0881 cyousa@zenkyukyo.or.jp
調査リリース資料は、こちらからダウンロードできます。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(公益社団法人全国求人情報協会 http://www.zenkyukyo.or.jp/ /6月24日発表・同協会プレスリリースより転載)