毎日コミュニケーションズ、2008卒対象
「就職活動アンケート11月の動き」調査結果を発表
就職情報サイト「毎日就職ナビ」( http://job.mycom.co.jp/ )を運営する毎日コミュニケーションズ(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2008年卒業予定の学生を対象とした「学生の就職活動アンケート11月の動き」の調査結果を発表しましたので、以下概要をご報告します。
【 調査結果の概要 】
■ 企業への直接的な接触が進む一方、活動の積極度に二極化も
11月前半では「企業にエントリーシートを提出した」、「個別の企業セミナーに参加した」が、11月後半では「合同企業説明会に参加した」が対前年比で増加しており、バーチャルな活動だけでなく、直接的な行動を積極的に行っていたことが伺える。一方で前月同様、「上記のいずれも行っていない」と回答する学生が前後半ともに前年を上回っており(11月後半14.4%→18.4%)、すでに接触を始めている学生との格差が拡がっているようだ。
■ 企業へのエントリー数は若干の伸び、「興味あればとりあえず」がエントリー基準
前月に引き続き1人あたりの平均エントリー社数は文系を中心に若干増えている。(「エントリーをした」学生を母数とした平均エントリー社数:21.5社→23.3社、対前年比)。一方、専攻の明確な理系は絞り込んだエントリーを行う傾向が高い。
■ 早めのエントリーとは対照的に、自己分析は「足りない」が実感、不安も
自己分析が「十分できている+まあまあできている」が前年度比で減少する一方、「どちらかというと足りない+足りない」は65.8%と昨年の46.0%より大幅に増えていることから、自己分析に取り組んではいるものの、まだ満足いく結果を出せていないのが実感のよう。現時点での不安や不満について聞いたところ、「自己分析が進まず、進むべき道を決められない」が対前年比34.8%→38.0%と増えており、自己分析の進捗状況を裏付けるような結果となっている。
■ 企業から欲しい情報トップは「実際の仕事内容」だが、「離職率」も気になる
エントリーする際に企業から提供して欲しい情報については、「実際の仕事内容」が74.0%で最も多かった。昨年に比べて増加したのは「離職率」(39.6→44.3%)の項目。先月、希望する働き方を聞いたところ、「新卒で入社する会社で長く勤めたい」が68.9%で最も多く、かつ対前年でみても増加していたことを考えあわせると、学生は長く勤められる企業を探し、慎重な行動になっていると思われる。
■ 職種についてのイメージ調査で「希望の職種につけなければ応募辞退」の
回答が増加
職種に関するイメージで最も良かったのが文系・理系問わず「企画・商品開発」であった。次いで、文系では「宣伝・広報・マーケティング」、理系では「研究・開発」となった。「入社後すぐに希望の職種につけないとしたらその会社の受験を辞退するか」という問いに対し、理系学生を中心に「辞退する」との回答が伸びている(全体の対前年比7.8%→10.8%)。今後は配属先の約束を交換条件に最終の意思決定を行う企業が増えることも予測される。
(毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・12月13日)