アルー、「入社3年目社員から見た管理職の実態」結果発表
この度、管理職の実態を調査するため、アルー(東京都渋谷区、落合文四郎・代表取締役兼CEO)は、2006年3月に四年制大学・大学院を卒業して4月より企業へ就職した入社3年目の社会人310名(男性155名、女性155名)を対象に「入社3年目社員の意識調査」を実施しました。 入社3年目となり、ひと通り仕事も覚え、上司に対しても客観的に見る余裕ができた彼らの目線を通じて、管理職の「部下育成」に関する実態調査を行いました。その結果、彼らの上司に対する評価の平均点は66.7点となり、部下からの信頼度を大きく左右する要因として、部下に対するコミュニケーション方法や、上司の成果に対する考え方などがあることが明らかとなりました。 部下からの信頼が低い上司については、組織に対する意識が低く自分自身の成果を重視する、また、全般的な部下とのコミュニケーション不足などの傾向が見られました。その一方で、部下から信頼が高い上司の特徴として、部下に合わせたフィードバックや指導を行い、指示が明確であること、さらに、部下の研修など学びを活かす環境づくりを行っていることが挙がりました。研修を導入している企業は多いですが、研修の学びから企業としての成果に結びつけるためには、現場を支える上司の協力は必須です。人材育成への投資を最大化するためにも、「学ぶ環境」と「学びを活かす環境」の両輪のバランスを保つことが重要ではないでしょうか。 【 トピックス 】 ■ あなたの上司は100点満点で評価すると、何点ですか。 ・ 平均66.7点 ■ 上司と一緒に仕事を進める場合、どのような不満がありますか。 ・ 1位 指示が曖昧でわかりにくい(40.0%) ・2位 情報を共有しない(31.0%) ・ 3位 自分の意見を押し通し、まわりの意見を聞きいれない(29.4%) ■ あなたの上司は、部下に合わせた適切なフィードバックをしていると思いますか。 ・ そう思う(55.2%) ・ そう思わない(44.8%) ■ あなたは自分の評価について、どのような評価項目/基準でされたか知っていますか。 ・ 知らない(61.9%) ■ あなたは自分に対する評価は、適切だったと思いますか。 ・ そう思う(68.4%) ■ あなたの上司は、どちらを重視していると思いますか。 ・ 部署/組織全体として高い評価・成果をあげること(75.8%) ・ 上司自身が個人での高い評価・成果をあげること(24.2%) ■ あなたの上司は、自分の成功スタイルを押し付けていると思いますか。 ・ そう思う(42.3%) ・ そう思わない(57.7%) ■ あなたの上司は、あなたが受講した研修内容を知っていると思いますか。 ・ 知っていると思う(47.7%) ・ 知らないと思う(44.5%) ■ あなたの上司は、現場・実務において、あなたの研修での学びを活かして挑戦ができるようなサポートをしてくれていますか。 ・ していると思う(32.3%) ・ していないと思う(57.7%) ■ あなたが上司から指示を受けた際、指示内容がよく分からないことはありますか。 ・ ある(70.3%) ※ 詳細結果: 入社3年目社員から見た管理職の実態(PDF版) (アルー http://www.alue.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・4月30日) |