上司のための「仕事を任せる技術」

こんにちは。石田淳です。

以前このコラムで、
マネジャーは自分の仕事を「捨てる」ことをしなければならない
というお話をしました。

しかしながら、「部下に仕事を任せてしまうことを躊躇してしまう」
という上司が大勢いることは事実です。

私の知り合いにも、
「人に任せるほうが手間がかかりますよ」
「だって、自分の仕事を全部教えなければならないんですから」
「だったら最初から自分でやったほうが早いですよ」
などと言う人がいます。

プレイヤーとしてはそれで良いのかもしれませんが、マネジャーとしては……。
このやり方で部下が育つとは思えませんよね。

「人に(仕事を)任せる」
実はこのことには、それ相応の技術が必要となります。

「人の『背中』を見て仕事を覚えろ」という前時代的な価値観。
言い方は悪いかもしれませんが、これは「任せる」「教える」という作業を排した
自分本位のマネジメントということになります。

「自分がやらなくてもいい仕事」
まずは上司自らがそれらをピックアップし、積極的に部下に任せることで、
上司・部下双方が「次のステップ」へと進めるのではないでしょうか。

部下に仕事を任せる際の一番のポイントは
「相手に100%を求めない」ということです。
仕事に「慣れる」という段階を与えてあげることが大切なのです。

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石田 淳(イシダジュン) 株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長

石田 淳
対応エリア 全国
所在地 港区

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