ここ数年のビジネス環境の大きな変化により、企業では人材マネジメントを経営戦略と同期させる動きが活発化。人事部には、「経営のパートナー」「変革のリーダー」としての存在であることが求められているのは、もはや言うまでもないだろう。

今や人事担当者は単なる実務担当ではなく、自社のビジネスに精通し、新たな戦略を生み出すことのできる存在であるべきなのだ。常に高い経営意識を持ちながら、自主的に学び、考え、新しいものを創り出していくことが求められている。

人事担当者の多くは、それぞれが人事や経営に関する「持論」を持っていることだろう。しかし、それはもしかすると「自論」かもしれない。果たして、他の企業の人事と比べてどうなのか？また、人材開発や人材マネジメントの理論に照らし合わせたとき、自社の展開はどう評価されるのか？

今こそ、自分の考えていることや実行してきたことを、振り返る機会を持つべきなのではないだろうか。その上で、さらに自分自身をステップアップさせていくために、新たな学びの機会を持ち、自分の考えを精力的にアウトプットする――。もちろん、リフレクティブ（内省）の機会を持つことも重要だろう。それでは、まず何から取り組んでいけばいいのか。

本特集は、人事担当者として、“一皮むける”ための情報を多数掲載。読者の皆さまが、真の“人事プロフェッショナル”となるためのヒントをお届けしていく。本特集を参考に、さらなるステップアップを実現してほしい。