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企業価値を高めるウェルビーイング施策~最新研究と丸井グループの戦略から考える~

  • 馬奈木 俊介氏(九州大学 主幹教授 都市研究センター長)
  • 小野川 節子氏(株式会社丸井グループ ウェルネス推進部 課長)
  • 荻原 英人氏(ピースマインド株式会社 代表取締役社長)
  • 村上 富美氏(株式会社日経BP 日経ビジネス編集 クロスメディア編集部 シニアエディター)
特別講演 [C-2]2021.12.15 掲載
ピースマインド株式会社講演写真

企業価値の新たな評価基準として、財務指標には現れない「人的資本」への投資が重要視され始めている。その一つの指標として、「従業員のウェルビーイング」がコロナ禍で注目されているが、企業価値にどう関係するのだろうか。本講演では、日経BPの村上富美氏の司会のもと、九州大学の馬奈木俊介氏による最新研究と、社員のウェルビーイングに積極的に取り組んでいる丸井グループの事例を小野川節子氏より紹介した。さらに、ピースマインド・荻原英人氏を交え、企業価値を高めるウェルビーイング向上のためのポイントを考えた。

プロフィール
馬奈木 俊介氏(九州大学 主幹教授 都市研究センター長)
馬奈木 俊介 プロフィール写真

(まなぎ しゅんすけ)九州大学工学研究院 教授・都市研究センター長・主幹教授、総長補佐。日本学術会議 サステナブル投資小委員会委員長、持続可能な開発を計測する指標研究を国際的に主導する『国連・新国富報告書』代表。近著に『ESG経営の実践─新国富指標による非財務価値の評価』。


小野川 節子氏(株式会社丸井グループ ウェルネス推進部 課長)
小野川 節子 プロフィール写真

(おのがわ せつこ)1997年丸井グループ入社。レディスシューズのバイヤーやWeb事業の立ち上げ、物流ソリューション事業などグループのさまざまな事業を経た後、グループ広報室で統合レポートの制作に従事。2019年よりウェルネス推進部にて人と組織、そして社会のウェルネス・Well-beingにつながる施策を推進している。


荻原 英人氏(ピースマインド株式会社 代表取締役社長)
荻原 英人 プロフィール写真

(おぎわら ひでと)国際基督教大学卒。1998年メンタルヘルスサービスのピースマインド創業。日本・アジアにおけるEAP(従業員支援プログラム)サービスのパイオニアとして「はたらくをよくする」事業を推進。Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」選出。著書『レジリエンス ビルディング』他。


村上 富美氏(株式会社日経BP 日経ビジネス編集 クロスメディア編集部 シニアエディター)
村上 富美 プロフィール写真

(むらかみ ふみ)立命館大学法学部卒業。山梨日日新聞社記者、英国滞在を経て日経BP社に入社。日経ビジネス編集委員を務めた後、米国タイム社と提携したライフスタイル誌リアル・シンプル日本版副編集長。日経ヘルス・プルミエ編集長、エコマム編集長など女性誌の編集を経て、2017年4月から日経ビジネスに副編集長として復帰。


コロナ禍であらためて「従業員のウェルビーイング」が注目された

「はたらく人が抱える『不』を解決し心豊かな未来を創る」をミッションに掲げるピースマインドは、1998年に創業。働く人と職場が抱えるさまざまな課題を解決し、ウェルビーイングの高い社員と職場を増やすためのソリューションを提供している。従業員支援プログラム(EAP:Employee Assistance Program)の提供やストレスチェックなどの組織分析、職場改善のコンサルティングなどを展開。現在まで約1200もの企業を支援してきた。その中でも、同社の主力事業の一つが、メンタルヘルスをはじめとしたワーク・ライフにまつわる様々な問題を専門家に気軽に相談できる従業員支援プログラム・EAP(Employee Assistance Program)だ。

日本において、企業で働く人々の心の課題に取り組んできたパイオニアである同社代表の荻原氏がまず今回の講演の開催背景を説明した。

「変化の激しい不確実なVUCA時代と言われる今、持続可能な働き方や組織作りは重要なテーマです。また、財務指標に表れない人的資本が重要視されています。人的資本を高める重要な要素として、従業員のウェルビーイングがコロナ禍であらためて注目されています。当社のEAP相談件数は、コロナ禍前後比較では50%以上も増加しています。従業員のウェルビーイングが、個人ごとではなく経営の重要なテーマになっていると実感しています」

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