第5回
「AIでより良い社会をつくる人事哲学」
第5回「AIでより良い社会をつくる人事哲学」では、第3回の実証実験に続き、実際にAI で雇用機会を拡大するための仮説について解説した。下記の図のようにある職種において必要なスキルをジョブとタスクに分解した場合、職業訓練をJust in Timeで提供することができれば、AI導入によって雇用機会は拡大するため、AI導入後の世界では、人事による研修の整備が、ますます重要になってくる。

人事的特異点 ポストHRの時代へ
以上により、本連載では、人事3.0へ向かうための具体的なプロセスとツール、AIによって雇用機会を拡大するための実証実験と哲学、そして、AIと職業訓練・研修・教育との関係性について解説した。本連載を読んで頂いた結果、人事的特異点に飛び込むか否かは人事次第だ。ぜひ、勇気を持ってポストHR時代の新しい職業を人事が自ら実践してくれることを期待している。人事が変わらなければ、会社は変わらない。