HR Technologyカンファレンス2017

HR Tech(HRテック) ~人と組織の新しい可能性を創る~

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[ 連載 : AIが切り拓くHRの未来 / 最終回 ] 第1回 / 第2回 / 第3回 / 第4回 / 第5回 /

連載最終回:人事的特異点 ポストHRの時代へ

AIでより良い社会をつくる人事哲学。AIとIoTで雇用機会が拡大するためには?
株式会社リクルートホールディングス 石山 洸さん

株式会社リクルートホールディングス Recruit Institute of Technology 推進室 室長

石山 洸さん(イシヤマ コウ)

リクルートのAI研究所 Recruit Institute of Technology 推進室 室長。大学院在学中に修士2年間で18本の論文を書き、アラン・ケイの前でプレゼン。博士課程を飛び越して大学から助教のポジションをオファーされるも、リクルートに入社。雑誌・フリーペーパーから、デジタルメディアへのパラダイムシフトを牽引。リクルートとエンジェル投資家から支援を受け、資本金500万円で会社設立。同社を成長させ、3年間でバイアウト。その後、メディアテクノロジーラボの責任者を経て現職。

本連載「AIが切り拓くHRの未来」も無事に第6回の最終回を迎えることになった。最終回では、これまでの第1回~第5回の議論を「人事的特異点 ポストHRの時代へ」という視点から振り返りたい。

第1回
人事3.0 人事の進化なくして第四次産業革命なし

第1回「人事3.0 人事の進化なくして第四次産業革命なし」では、人事1.0(AIが未導入の状態)から、人事2.0(人事業務にAIを導入している状態)への具体的なプロセスを解説した。さらに、RPA(Robotics Process Automation)などのトレンドも踏まえ、人事3.0(人事主導で人事業務を超えて会社全体にAI導入している状態)への進化を示唆した。

第四次産業革命を実現するために必要な人事の進化

人事3.0は言うなれば「人事的特異点」であり、「人事がAIを採用する」という人事版のシンギュラリティの到来だ。人事的特異点の下では、CTOと人事部長の差がなくなり、人事1.0時代の常識が通用しない、ポストHRの時代を迎える。

シンギュラリティの提唱者のレイ・カーツワイルは『シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき』の序章で、テクノロジーはハリー・ポッターの呪文のようであり、「ハリーは、正しい呪文を唱えることで、 魔法の力を解き放つ」と言っている。また「チンパンジーと人間の遺伝的な違いはほんの数十万バイトの情報」であり、ちょっとした違いがテクノロジーという魔法を生み出せるかの差となることを示唆している。

このため第1回では、人事1.0、1.1、1.2、・・・2.0 と細かなプロセスを紹介した。ぜひ、ステレオタイプのAI活用に終始せず、違いの分かる人事を目指してほしい。

第2回
DataRobotで始めるHR Techの最初の一歩

第2回「DataRobotで始めるHR Techの最初の一歩」では、人事2.0への第一歩として、“電子レンジを使うくらい簡単に”誰でもHR TechにAIが導入できるツールの「DataRobot」を紹介した。また、事例として人間が目検で判断していた採用プロセスにおける候補者のレジュメ(履歴書・職務経歴書)の一次審査をロボットで代替する事例を紹介した。

DataRobot

DataRobotを使えば、さまざまなプロセスを予測・判別・自動化することができるため、「AIがもたらすマッチングの進化 ~「外部人事データ」と「内部人事データ」の自然言語解析とは~」を参考にしつつ、ぜひ、取り組んでもらえれば幸いである。

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