「HRテクノロジーを活用しようという意識」がある割合は、経営層39.0%、人事部門59.5%、現場26.9%
経営層に意識がある企業は39.0%にとどまる
HRテクノロジーを活用しようという意識が経営層にあるのかを聞いたところ、「当てはまる」(9.1%)、「どちらかといえば当てはまる」(29.9%)を合わせた割合は39.0%にとどまっている。一方、「当てはまらない」(31.1%)、「どちらかといえば当てはまらない」(20.2%)は合わせて51.3%と、過半数を占めた。
図:HRテクノロジー活用に対する経営層の意識
人事部門は約6割が意識があると回答
では、人事部門の意識はどうか。「HRテクノロジーを活用しようという意識が人事部門にある」の結果を見ると、「当てはまる」(16.0%)、「どちらかといえば当てはまる」(43.5%)を合わせた割合は59.5%。一方、「当てはまらない」(17.5%)、「どちらかといえば当てはまらない」(17.5%)は合わせて35.0%。経営層と比較すると、人事部門ではHRテクノロジーを活用しようという意識が高いことがわかる。
図:HRテクノロジー活用に対する人事部門の意識
現場は26.9%と4社に1社の割合
続いて、現場(人事部門以外の部署)ではHRテクノロジーを活用しようという意識があるかどうかを聞いた。結果を見ると、「当てはまる」(4.8%)、「どちらかといえば当てはまる」(22.1%)を合わせた割合は26.9%と、約4社に1社にとどまっている。一方、「当てはまらない」(37.2%)、「どちらかといえば当てはまらない」(23.0%)は合わせて60.2%。経営層以上に、HRテクノロジーを活用しようという意識が低いことがわかった。
図:HRテクノロジー活用に対する現場の意識
実施時期 | 2018年4月2日~4月23日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 4,630社、4,907人(のべ) |
質問数 | 184問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.新しい人事課題 |
出典:『日本の人事部 人事白書2018』