Mixed Realityの可能性
~日本航空の「仮想」訓練プロジェクト~(後編)
速水 孝治さん(日本航空株式会社 商品・サービス企画本部 業務部 業務グループ グループ長)
お客さまに新たな体験価値を
今後はどのような展開を目指していらっしゃいますか。
今までプロジェクトで進めてきたことを、今後いかに効率よく開発できるか、検証・検討しています。現状、コックピットもエンジンも限られた機体のものなので、今後さらに拡充していくことも必要です。訓練できる部分を増やし、品質を向上させ、広く実訓練で利用されるものにしていきたいと考えています。
私自身はこれまでお客さま向けのサービスを担当してきたので、お客さまによりフライトを楽しんでいただくために活用できないかと考えています。航空機に乗ったことがない方が機内を歩き回れる疑似体験や、コックピットや整備工場内、空港内をバーチャルツアーで遊んでもらうといった使い方なども面白いかもしれません。
プロジェクトメンバーも今回のプロジェクトをさらに展開していきたいという想いをもってがんばっています。私たちの新たな挑戦を、ぜひ楽しみにお待ちください。