日本最大のHRネットワーク『日本の人事部』が運営する、HRテクノロジー(HR Tech、HRテック)総合情報サイト

日本の人事部 HRテクノロジー ロゴ

デジタル教育の大いなる可能性に着目
オンラインサービスを通じて経営教育の変革に挑む

株式会社グロービス グロービス・デジタル・プラットフォーム マネジング・ディレクター

井上陽介さん

グロービス育成・研修実践

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
株式会社グロービス グロービス・デジタル・プラットフォーム マネジング・ディレクター 井上陽介さん

1992年の設立以来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」というビジョンのもと、さまざまな事業を展開するグロービス。「ヒト」の領域においては、グロービス経営大学院や企業研修などを通じて、ビジネスリーダーの育成や組織開発を支援しています。そんなグロービスが現在注力しているのが、デジタル・テクノロジーを活用した教育サービスの開発・提供です。代表的なサービスである『グロービス学び放題』の開発意図や特長、今後の展望をグロービス・デジタル・プラットフォームのマネジング・ディレクター、井上陽介さんにうかがいました。

テクノベート人材の育成を目指し新たな教育を志向

まずは、グロービス・デジタル・プラットフォームという部署の設立意図やミッションを教えてください。

グロービスでは2015年頃からデジタル系のサービスを拡充していましたが、とても反応が良く、お客さまのニーズがさらに広がっていくのではないかと感じていました。そこで、社内の経営会議などでデジタル教育にアクセルを踏み込んでいく必要がある、その領域に今後のグロービスの可能性が大きく広がっていくと提案し、2016年にグロービス・デジタル・プラットフォームが新たなチームとして編成されました。組織のミッションは、最先端のオンラインサービスを通じて、ビジネスパーソンが成長し続ける機会を創出することです。

社内では、どのような議論をされていたのですか。

グロービスではビジネス教育をうたっており、社会にインパクトをもたらす企業経営者を輩出してきましたが、教育機関としてさらにできることはないか、教育のあり方を変えるべき手法はないか、などと議論し、二つの方向性を考えました。一つが、教育の中味を変えること。我々が打ち出したのは、テクノロジー×イノベーションを意味するテクノベートMBAです。もう一つが、学び方も変わらなくてはいけないと考え、オンラインMBAや、オンラインでの企業研修をスタートしました。その中の一つのサービスとして2016年に立ち上げたのが、定額制の動画学習サービス「グロービス学び放題」でした。

企業がデジタル教育、オンライン研修に興味を持った背景には、どのような問題意識があったと捉えていますか。

働き方改革という社会の大きな流れがある中で、人事としては社員の労働時間を短くする必要がありました。研修も効率性と同時に、効果を上げていかなければいけない。そういうジレンマに人事の方々も、より一層プレッシャーを感じる環境になりました。そうした中、集合研修と効果も変わらず、投入する時間も少なくて済むオンライン研修に可能性を感じてくださったのだと思います。

「グロービス学び放題」の開発にあたって、意識したことをお聞かせください。

グロービスには、研修をディスカッション中心で行いたいという想いがあります。ただ、レクチャーのパートは積み上げてみるとかなりの時間になってしまいます。これを動画コンテンツ化していけば、もっとクラスのディスカッションが深められるのではないかと考えました。そこで、グロービスが提供しているコンテンツをできるだけ動画でアーカイブ化し、いつでも見られる環境を整えてお届けしたところ、ディスカッションのレベルを上げられましたし、より多くの方々に良質なデジタルナレッジをご提供することができました。

「グロービス学び放題」を良質なビジネスナレッジを得るインフラにしたい

「グロービス学び放題」の画面

「グロービス学び放題」の特長を教えてください。

「グロービス学び放題」の特長は、良質なビジネスナレッジをいつでもどこでも誰でも学習できる、ということです。カテゴリーは九つ。それぞれに初級(フレームワーク)・中級(ビジネススキル)・実践(ビジネス実践知)、実践(Trend Pickup)の四つのタイプを用意しています。特にご紹介したいのは、テクノベート領域ですね。この領域ではさまざまなコンテンツを準備しています。例えば、シェアリング・エコノミーやフィンテック、 HRテクノロジーなどの本質を学べるコンテンツを今開発中です。お忙しい方々ばかりなので、すき間時間で学べるよう、動画はいずれも3分から7分ぐらいにまとめています。

「グロービス学び放題」はどのように利用されているのですか。

集合研修の予習・復習でのご活用が多いですね。わからなければもう一度動画を見直すことができる点は、やはり好評です。何度も繰り返すと学習したことが定着していきますからね。さらにしっかりと取り組まれている企業では、グロービスが提供する人材アセスメント・テスト「GMAP」を併せて導入し、採用や育成、配置・登用の判断基準として利用されている例もあります。ほかには、広く社員に学んでもらいたいという公募スタイルも多いですね。

「グロービス学び放題」の手応えはいかがですか。

法人向けの展開だけではなく、2017年からは個人向けの提供も始めています。法人・個人を合わせて2018年8月末時点で5万人を超える方にご受講いただいていますが、これからますます加速していくと予想しています。やっとアプリが整ってきたので、広くビジネスを志す方が良質な学びを得る上でのインフラにしていきたいと思っています。

今後の取り組みや目標・展望を教えてください。

株式会社グロービス グロービス・デジタル・プラットフォーム マネジング・ディレクター 井上陽介さん

「グロービス学び放題」という観点からは、テーマが三つあります。コンテンツの拡充とコミュニティーづくり、グローバル化です。まず、より多くの方のニーズにお応えできるよう、コンテンツの量的な拡充は欠かせませんし、一方で、質的な向上も必要です。ただ、動画で見ているだけではどこかできつくなると考えています。できれば誰かと学びたい、というニーズもあるはずです。そのため、共に学べるコミュニティーや場も提供していきたいですね。最後は、「グロービス学び放題」を海外へと広げていくことです。既に英語化を行いましたし、クローズドではありますが中国語化も展開しています。

グロービス全体では、学びそのもののイノベーション、学習方法としてのイノベーションがテーマです。2019年1月からグロービス・エグゼクティブ・スクールで課長補佐層以上の方を対象に「テクノベート・マネジメント・プログラム」を新規開講します。テクノロジーによってビジネスの変革が急速に進む時代に経営戦略の立案や組織マネジメントに必要なスキルとマインドを習得でき、ここでも「グロービス学び放題」がご利用になれます。対面型のスクールと研修はオンライン教育と溶け合って一連の学習経験にシフトしていくとともに、高度化させていきたいと考えています。

企業概要
株式会社グロービス

本社所在地:東京都千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル
問合せ先:gceing@globis.co.jp

企業概要

グロービス育成・研修実践

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あわせて読みたい