VR技術を活用した安全教育プログラムを導入~スマートフォンを利用したVR映像で、鉄道現場での労働災害に至る過程、きっかけを擬似体感:西日本旅客鉄道
西日本旅客鉄道株式会社(以下「JR西日本」)は、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)の協力のもと、VR(バーチャルリアリティー、仮想現実)技術を活用した安全教育プログラムを、2018年5月以降に導入します。
<詳細>
1.本プログラムについて
スマートフォンを装着したヘッドマウントディスプレーに表示される360度のVR映像を視聴することで、鉄道現場での労働災害に至る過程、きっかけを擬似体感することができます。
誰もが陥る可能性がある「日常業務に潜む労働災害の原因となるワナ」を題材とし、鉄道現場における系統(駅係員、乗務員、車両、施設、電気)別に、列車に接触する「触車」や高所からの「墜落」など計9つの労働災害をVR映像で再現しています。労動災害の結果の恐怖感を煽ることよりも、それに至るプロセス体感を重視しており、「CG」ではなく「実写」を使用することで、没入感を高めています。
2.導入の目的と期待される効果
「JR西日本グループ鉄道安全考動計画2022」において掲げたヒューマンファクターの観点を取り入れた実践的な教育プログラムの一つとして、このたび導入いたします。
従来の座学や映像による研修だけでは身近な問題として感じることが難しい事例を、没入感の高いVRによって、労働災害に直面する場面をリアルに体感することで、労働災害の防止はもちろん、実践に結びつくヒューマンファクターの理解につなげていきたいと考えています。
3.対象者
鉄道事業に従事するJR西日本およびJR西日本グループの社員(約35,000人)
4.導入時期
2018年5月以降
5.導入場所
JR西日本社員研修センター
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(西日本旅客鉄道株式会社 https://www.westjr.co.jp/ /4月18日発表・同社プレスリリースより転載)