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ピアボーナスを通じて、エンゲージメントを向上
従業員同士がお互いを認め合う組織を作る「Unipos」

Unipos株式会社 代表取締役社長

斉藤知明さん

評価・組織サーベイ・従業員満足度・エンゲージメント向上Unipos社内コミュニケーション実践

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Unipos株式会社 代表取締役社長 斉藤知明さん

組織活性化や組織変革に向けて、「ピアボーナス」を導入する企業が増えています。「ピアボーナス」とは、従業員同士がお互いの活躍や貢献に対して、賞賛や感謝のメッセージとともに少額の成果給を送り合うこと。その仕組みづくりを支援するサービスとして、支持を得ているのが「Unipos(ユニポス)」です。最近では、中小企業だけではなく大企業にも導入が広がり、「賞賛文化の形成やエンゲージメントの向上、企業バリューの浸透につながっている」といった声が多数寄せられているそうです。サービスの開発・提供元であるUnipos株式会社の代表取締役社長・斉藤知明さんに、「Unipos」の特長や導入事例、今後の展望などをうかがいました。

お互いの貢献を知り、認め合うことで組織へのエンゲージメントが高まる

近年の人や組織のあり方をどのように捉えていますか。

近年、価値提供の対価として顧客が継続的に料金を支払うサブスクリプション型のビジネスモデルが増えています。当社の「Unipos」も、その一つです。サービスや製品を提供する従業員が顧客に影響を与え続け、接客し続け、サポートし続けることが非常に大切になってきています。

これは人・組織でも同様で、顧客に高い「カスタマー・エクスペリエンス(CX:顧客体験)」を提供するため、従業員に自社への愛社精神やエンゲージメント、ブランドへの誇りを持ち続けてもらうことの重要性が高まっています。問題は、どのようにして組織へのエンゲージメントを高めていくか。これをトップダウンでやろうとすると、従業員は尻込みしてしまいます。従業員視点で一緒に働いている仲間を自発的に認め合い、よりエンゲージメントが高まる体験をどうやって作っていけばいいのか――。これは、採用・育成・組織開発などを包括した課題といえます。

「Unipos」の特長と利用することで期待できる効果を教えてください。

「Unipos」は、従業員同士がお互いを知り、認め合い、称え合うことで信頼関係を構築していくクラウドサービスです。感謝のメッセージとともに「ピアボーナス」という少額の金銭的報酬を送り合うことができます。

一番重要なのは誰が何をしているかを知ることと、自分がしている貢献を誰かに知ってもらうことです。認める、認められるだけでなく、共感した投稿に拍手を送る機能も備えています。普段はあまり接点のない人から認められる体験を通じて、自分の業務が企業や一緒に働く仲間に貢献していること、顧客に対して付加価値を提供していることを実感することができます。また、それによって帰属意識やエンゲージメントが高まり、生産性向上にもつながっていきます。

「Unipos」の利用で期待できる効果は、二つあります。一つは、お互いに何をしているかがわかるようになることで相互理解が進み、従業員同士の間に信頼が生まれ、組織に一体感が創出されること。もう一つは、企業の行動指針を「ハッシュタグ」で紐づけることで、ボトムアップにより行動指針を浸透できることです。

「Unipos」の画面イメージ

「Unipos」の画面イメージ

新しい機能を実装されたそうですね。

投稿の質と人間関係の距離の二軸で見た場合、従業員が知りたいのは距離が近い人の投稿と、距離が遠くても質の高い人の投稿に分けられます。そこで「知る」「知られる」「認める」「認められる」を加速するため、「部署タイムライン」と「ピックアップタイムライン」を新たに実装しました。どちらも従業員数の多い大企業での利用を主に想定しています。

部署タイムラインでは、自分の部署が他の部署とどのように連携しているのか、部署内でどういう活躍をしているのかを見ることができます。ピックアップタイムラインは、過去の投稿内容や拍手情報を基に、拍手が集まりそうな投稿を一覧で表示。どんな行動が称賛されやすいのかを知ることができるほか、縁の下で貢献している人も称賛されやすくなります。

投稿メッセージ例

投稿メッセージ例

従業員同士の関係やコミュニケーションの質向上を実現

導入事例をいくつかご紹介ください。

ガレージ・倉庫・物置事業や太陽光発電パートナー事業などを展開する、創業133年の株式会社カクイチの導入事例をご紹介します。同社は従業員全員にメールアドレスを付与する3年前まで、ITとは縁遠い職場環境でした。その後、iPhoneの支給と無線LAN環境の構築により、ITに触れる土台ができあがりました。その上で「Unipos」を導入したのですが、他のさまざまなツールを連携させて、コミュニケーションや情報共有、発言や行動に対する感謝などを伝え合う環境を構築。「Unipos」を軸にすることで、普段の貢献ぶりをなかなか気付いてもらえなかった従業員にも感謝できる場ができました。これは当社にとっても特長的なエピソードです。

また、現在従業員1,800名を超える企業となった株式会社メルカリも「Unipos」を導入しています。同社では急速な規模拡大によって「お互いの顔と名前が一致しなくなることを『仕方がない』と諦めたくない」との方針に基づき、従業員同士がお互いを信頼し合えるコミュニケーション作りを目指しています。そこで「Unipos」を活用して、まずはピアツーピアでお互いを称賛し、認め合う土台づくりを行いました。次に、ピアフィードバックという取り組みを進めました。その人の成長につながるように厳しく、ネガティブなことを含めて言い合おうというものです。「Unipos」を通じて従業員同士の関係の質が向上したからこそ、建設的なフィードバックを言い合える良質なコミュニケーションサイクルができている証といえます。

今後の目標・展望を教えてください。

人材難が続くなかで、どのように採用活動を進めていけばいいのか、悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。自社のアピールポイントを見つけるのは、なかなか難しいことです。しかし「Unipos」には、従業員による社内の口コミという形で有益な情報が蓄積されており、「どういうことが評価されるのか」を理解することができます。こうした情報を企業の採用活動に生かせないか、当社でも議論を進めています。また、今後は知恵やノウハウの共有、利用が生まれていく土台も提供していきたいと考えています。

当社は「すべてのはたらく人にスポットライトを」というミッションを掲げています。現在は、同じ企業で働く人同士が感謝し合う仕組みとなっていますが、クライアント企業やパー
トナー企業の人々と感謝し合うことが可能になれば、より当社のミッションの実現に近づきます。「すべての」という意味は、日本だけではありません。ピアツーピアでお互いに認め合うことは、世界共通。グローバルなマーケットを見据えて、「Unipos」を展開していきたいですね。

※「ピアボーナス」はUnipos株式会社の商標または登録商標です。

企業概要
企業概要

評価・組織サーベイ・従業員満足度・エンゲージメント向上Unipos社内コミュニケーション実践

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