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グローバル企業のHRに最高のソリューションを提供する
「Workday ヒューマン キャピタル マネジメント(HCM)」

ワークデイ株式会社 代表取締役社長

ロブ・ウェルズさん

ワークデイ戦略立案異動・配置・昇進実践

ワークデイ株式会社 代表取締役社長 ロブ・ウェルズさん

複数の国や地域にまたがって活動するグローバル企業にとって、異なる法制度や労働慣習に対応した人事システムを整備することは大きな負担といえます。また、大量の従業員データを活用し、タレントマネジメントや次世代幹部育成といった経営に寄与する戦略的役割を果たすことも、人事の新たな役割とされるようになってきました。これらの課題を解決する決定的なソリューションとして注目されているのが「Workday HCM」です。全世界で1,900社以上、日本でも300社以上の大企業やグループが導入している同サービスの強みはどこにあるのでしょうか。エンタープライズソフトウエア業界で豊富な経験を持ち、2018年よりワークデイ日本法人を率いる、ロブ・ウェルズ社長に詳しくうかがいました。

Workday導入企業の98%が
「他社にも薦めたい」と回答

現在、日本企業の人事部門が直面している課題とは、どのようなものだとお考えでしょうか。

日本における人事課題といえば、まずは「働き方改革」ですね。現状では長時間労働の是正ばかりが注目されていてやや気がかりですが、本来は個人を成長させ、企業全体の発展につながる新しい働き方を実現する大きなチャンスとなるべきものでしょう。新卒で入社してくる若い人たちも、以前のように横並びの経験を積むのではなく、個々の能力を伸ばせる仕事を望んでいます。一人ひとりのスキルや志向を正しく把握・評価し、本当に会社に資する人材になれるようなキャリアへの投資をしてほしいと考えています。

一方、管理職や経営陣には、グローバル化の波にさらされる中で、いっそうデータ駆動型で、かつイノベーティブな経営判断をリアルタイムで下していくことが求められています。人事部門の役割も、今後は経営に対して戦略的な提言をおこなう「アドバイザー」や「諮問役」のような位置づけへと変化していくでしょう。とりわけグローバル企業においては、従業員に関するさまざまなデータを一元的に管理し、徹底的な可視化を進めることが重要です。それによってはじめて、価値ある情報をすばやく引き出して判断することが可能になり、世界中に散らばった従業員の管理やキャリア開発の状況、それらにかかるコストまで正確に把握できるようになるからです。こうしたグローバル標準についていく動きが、今日の企業に求められていると思います。

そうした課題に対する貴社のソリューション「Workday HCM」についてお教えください。

ワークデイの設立は13年前です。創設メンバーはいずれも、グローバルのエンタープライズソフトウエアの分野で豊富な経験を持っていました。そのため「Workday HCM」は最初からクラウドベースで、世界各国に展開するような大企業にとって魅力的なソリューションであることを目標に設計されました。

「Workday HCM」は、大変柔軟性に富んだアーキテクチャーで構築され、データプライバシーの保証、セキュリティーの確保など、クラウドならではのさまざまな強みを持っています。ただ、そういった技術的なことよりも強調したいのは、私たちが「お客さまとの信頼関係」を何より重視していることです。クラウド上でソリューションを提供するには、お客さまの貴重なデータを長期にわたってお預かりしなければなりません。これは一種の「結婚」のようなものですね。過去のソフトウエアビジネスとは、まったく異なったレベルのコミットメントが求められます。

そのため、新機能の開発、追加についても、私たちはお客さまの意見を積極的に取り入れることを基本方針としています。直近でも350以上の新機能が追加されましたが、その60%以上はお客さまからのフィードバックやリクエストにもとづくものでした。おかげさまで、昨年の顧客満足度調査では98%ものお客さまが「サービスに満足しており他社にも推奨したい」と回答してくださいました。また、ウォルマート、アマゾン、シーメンス、日本でも日立製作所など、本当に多くの大企業のお客さまが導入事例に進んで社名を出してくださっています。これもまた、お客さまと私たちの信頼関係の証だと考えています。

一体化したプラットフォーム
「Power of One」が可能にするもの

「Workday HCM」の機能面での強みをお聞かせください。

まず、あらゆる機能が最初からクラウド上のテクノロジーとして開発されていること、すべてが一体化したプラットフォームの上で動いていることが競合製品との大きな違いです。私たちはこれを「Power of One」と呼んでいます。具体的にどう機能するのか、採用の例でご説明したいと思います。日本企業にとって、新卒採用は非常に重要なテーマです。もちろんそのプロセスで「Workday HCM」を活用することができます。学生たちはスマートフォンから簡単にエントリーでき、そのエントリーを受け、「Workday HCM」が候補者の情報とパイプラインの管理をします。採用担当はその情報をもとに判断することができ、またシステム上で候補者との面接のアレンジやフィードバックを行うこともできます。作業自体も非常にスムーズですし、同時に、ワークデイというグローバルなテクノロジーを採用している先進的な企業として魅力を感じてもらえるメリットもあります。

「Workday HCM」の画面
「Workday HCM」の画面

「Workday HCM」の画面

「Workday HCM」は採用前にどの人材が自社にもっとも適しているかという情報を整理するだけでなく、入社後も継続的に従業員一人ひとりがどのような経験を積み、どんなスキルを持っているのかを詳細に可視化してくれます。それが「オポチュニティ グラフ」です。従業員自身も自分のグラフを見て、現在のスキルを確認し、今後社内でどのような方向に可能性があるかを知ることができます。また、可視化された資料を見ながら、マネジャーと従業員、あるいは人事担当者の間で話し合うこともできます。採用からキャリア開発、タレントマネジメントといった諸機能をシームレスに利用できるのは、すべてのデータが一元的に管理され、その情報を経営にフル活用できる仕組みがそろっているからです。まさに「Power of One」の強みです。

最後に日本での今後の展望について教えてください。

私たちにとって、日本は非常に大きな可能性を秘めた市場です。世界的な大企業が多数ありますが、ワークデイはいずれの企業に対しても最適なソリューションをご提供することができます。日本法人では人員を増強しており、よりきめ細やかなサービスをご提供できるよう、着々と努力しています。「働き方改革」に取り組んでいる企業の皆さまにこそ、ぜひ「Workday HCM」をご活用いただきたいと考えています。

企業概要
ワークデイ株式会社

本社所在地:東京都港区南青山3-11-13 新青山東急ビル7F
問合せ先:contact.japan@workday.com

企業概要

ワークデイ戦略立案異動・配置・昇進実践

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