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300万回のコミュニケーションを解析した集合知の結晶
チームパフォーマンスアプリ「RECOG(レコグ)」

株式会社シンクスマイル 代表取締役CEO

新子明希さん

シンクスマイル社内コミュニケーション評価・組織サーベイ・従業員満足度・エンゲージメント向上実践

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株式会社シンクスマイル 代表取締役CEO 新子明希さん

インターネットで「仕事」と検索すると、それに続いて出てくる言葉は「やめたい」「つらい」といったネガティブなものばかり。これを変えていくことこそ自分たちのミッションである――そう語るのが株式会社シンクスマイルを率いる新子社長です。仕事をもっと面白く楽しくするためには何が必要なのか。そのテーマについて考え抜いた結果、ポジティブなコミュニケーションを可視化し、チームのパフォーマンスを向上させるクラウドサービス「RECOG(レコグ)」を開発しました。数多くのメディアが注目し、働き方改革の切り札となる可能性さえも秘めているといわれる同サービス。その開発までの道のりや特色、可能性などについてお聞きしました。

ポジティブなコミュニケーションを可視化する意味

貴社がサービスを開発された背景にはどのような思いがあったのでしょうか。

私は起業して26年たつのですが、15年目くらいの時に「良い会社とは何だろう」と思い、いろいろ調べてみました。その結果わかったのは、世間で高く評価されているのは「良いサービスを持っている会社」ですが、その良いサービスを作り出しているのは「良いチーム」であること、さらにその良いチームを生み出しているのは「良い企業文化」であるということでした。

では、その良い企業文化をつくっているものは何か。答えは「現場の社員のコミュニケーション」でした。たとえば社長が「顧客を大切にする文化をつくりたい」といくら言っても、現場の社員が売上目標の話しかしていなかったら、その会社は間違いなく売上至上主義の会社になってしまいますよね。「そうか、コミュニケーションが大事なんだ」と思ったのです。

ただ、コミュニケーションは目に見えません。見えないから、気づいたときには雰囲気がギスギスしていたり、最近人がよく辞めるね、という状態になっていたりします。そのため、コミュニケーションをコントロールするにはまず「可視化」する必要があると思いました。そこで生まれたのが、ポジティブなコミュニケーションを可視化する社内SNS「ホメログ」でした。

「 ホメログ」は多くの企業で導入され、高い評価を受けていますね。

開発は2011年ですが、もともとは自社内で使うためのもので、商品化は考えていませんでした。ところが何年か使っているうちに、「社員同士でほめあうことで良い風土を生んでいる会社がある」という評判をいただくようになったのです。NHK「クローズアップ現代」をはじめ、メディアで何度もとりあげられました。紹介されるたびに、複数の企業から「うちでも使わせてもらえないか」という連絡をいただくようにもなり
ました。「ゲーミフィケーション」という言葉が知られはじめた時期でもあり、その切り口からも注目されたようです。規模にかかわらずコミュニケーションに課題を抱えている企業が多いことがわかったので、2015年にクラウドサービスとして正式にリリースしました。現在の導入企業は約1000社、利用者はおよそ3万人に達しています。

その「ホメログ」をより進化させた新しいサービスがスタートするとお聞きしました。

はい。それがチームパフォーマンスアプリ「RECOG(レコグ)」です。社員同士のポジティブなコミュニケーションを可視化していく、という基本概念は同じですが、ホメログに蓄積されたビッグデータ、過去300万回以上のコミュニケーションをAIで解析することで得られた知見を用いて、より手軽に導入でき、より実務に生かせるアプリとなっています。

一日一回、アプリから仲間に称賛を贈るだけ

「 RECOG(レコグ)」の特長を教えていただけますか。

 使い方はとてもシンプルです。アプリを立ち上げ、仕事を通じて助けられたと思った相手に「称賛」を贈る、それだけです。このとき、ちょっとしたメッセージを書き添えますが、面と向かっては表しにくい感謝の気持ちも、文章であれば心のこもったものにすることができます。この「称賛」は相手に届くと同時に、全社員が見ることができる掲示板にも表示されます。誰がどんな活躍をして、誰から感謝されているのかを全社員が共有できるのです。これが「ポジティブなコミュニケーションを可視化する」機能です。感謝され、注目されることで仕事がより楽しくなり、職場の雰囲気も良くなります。地方拠点でも誰が活躍しているのかが一目でわかります。

レコグの画面

レコグの画面

そして、このコミュニケーションはAIによって分析され、社員一人ひとりが生産性向上につながるどんな行動をとっているかが、リアルタイムでチャート化して表示されます。組織学の第一人者である同志社大学の太田肇教授に監修していただいたこのチャートは、日々の「称賛」の積み重ねから導き出されるものであり、完全な「360度評価」「集合知による評価」になっています。

人事評価にも活用できますね。

その通りです。評価とは本来は人を成長させるためのものですが、いつの間にか人が人を裁く制度になりがちという人事の課題があります。印象や好き嫌い、その日の感情や出来事に左右された評価では、本当に人の成長につながるのか疑問です。そんな時、「RECOG」で受け取った「称賛」を基準に評価、面談を行えば、その人が何に強くて何が足りないかを的確に捉えることが可能です。

「RECOG」は2018年5月に正式リリースされます。将来的には現在の「ホメログ」と統合し、より多彩な機能やサービスを活用できるようになります。

今後は、どのようなことに取り組まれるご予定ですか。

働き方改革が注目されていますが、今のところ労働時間短縮の議論ばかりが先行しています。その背景には仕事とは「つらいもの」「苦しいもの」という価値観があるのではないでしょうか。私たちはそこを変えていきたいと考えています。仕事は工夫次第でいくらでも面白く、楽しいものになるはずです。職場のコミュニケーションの中に「ありがとう」という「称賛」を増やすことで、やりがいを増やしていく、そういうアプローチがあってもいいというのが私たちの考え方です。

多くの企業が「RECOG」を使うようになったら、転職の際などにも、前職でどんな「称賛」を集めていたのかというログがその人のキャラクターを可視化、定量化したものとして、履歴書や職務経歴書と同じくらい重視されるようになるのではないでしょうか。実は新卒(インターン)向けにそれを可能にするサービス「はたログ」を3月にリリースしました。将来的には採用や転職のインフラとなっていく可能性のあるサービスだと考えています。

企業概要
株式会社シンクスマイル

本社所在地:東京都港区赤坂2-15-6 フィル・パーク赤坂 3F
問合せ先:hrconference@5smile.com

企業概要

シンクスマイル社内コミュニケーション評価・組織サーベイ・従業員満足度・エンゲージメント向上実践

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