デジタルレイバーに業務を奪われてしまうと感じる人が21%~『デジタルレイバーに関するアンケート調査』:日本法規情報
日本法規情報株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長 今村 愼太郎)は、運営する以下のサイト労働問題・労働審判相談サポート・労働訴訟・懲戒処分・労使交渉相談サポートの運用情報やアンケートを元に、「デジタルレイバーに関するアンケート調査」について発表しました。(日本法規情報株式会社では定期的に法律関連の話題に対して意識調査を行い発表しております)
少子高齢化に伴う労働人口の減少によって、日本では、ロボットや人工知能による業務が増えることが予測されます。多くの企業が業務効率化を図るため、生産現場ではフォーマット化や自動化への取り組みが行われてきました。この自動化への流れはオフィスワークにも広がりを見せ、これまで人間が行っていたオフィスワークを担うロボットが誕生し、デジタルレイバー(仮想知的労働者)と呼ばれ始めています。今回はデジタルレイバー(仮想知的労働者)について、実態調査を行いました。
最初に、「デジタルレイバー」の認知度について調査しました。
■デジタルレイバーの認知度は13%
質問: デジタルレイバー(今まで人間でしかできないと思われていた作業を、コンピュータ上で自動処理し、遂行する仮想知的労働者)という言葉を知っていますか?
調査した結果、デジタルレイバーを「知っている」と回答した人が13%、「知らない」と回答した人が87%でした。
次にデジタルレイバー(仮想知的労働者)の今後についてどう思うかについて調査してみました。
■今後デジタルレイバーが増えると予測する人は62%
質問: デジタルレイバーは今後増えると思いますか?
調査の結果、「増えると思う」と回答した人が62%、「増えないと思う」と回答した人が4%、「どちらとも言えない」と回答した人が34%でした。
さらに、デジタルレイバーに人々の仕事が奪われてしまう可能性について調査をしました。
■デジタルレイバーによる失業者が増えると考える人が50%
質問:デジタルレイバーが増えることで、仕事が減り、失業者が出ると思いますか?
調査の結果、「はい」と回答した人が50%、「いいえ」と回答した人が12%、「どちらとも言えない」と回答した人が38%、でした。デジタルレイバーが業務の効率化と最大化することで、人々の仕事が奪われてしまうのではないかと不安に思う人が5割いました。
最後に、自分の仕事がデジタルレイバーによって奪われてしまうかについて調査しました。
■自分の仕事がデジタルレイバーに奪われてしまうと考える人は約2割
質問:自分の仕事がデジタルレイバーによって奪われてしまうと思いますか?
調査の結果、「思う」と回答した人が25%、「思わない」と回答した人が43%、「どちらとも言えない」と回答した人が32%でした。将来ロボットにより、自分の仕事が奪われてしまうと不安に思う人は全体の2割になりました。
デジタルレイバーの導入は業務効率化というメリットがある反面、人間の業務を奪っていく恐れもあります。人間が仕事をしていく中で、労働や雇用に関してトラブルにはどうしても遭遇してしまう時もあります。もし、そのような場合になった時は、自分だけで解決しようとせず、信頼できる機関や専門家に相談することもご検討ください。
<調査概要>
調査期間2018-3-8〜2018-3-22
回答者 746人(男性349人 397女性人)
■相談者調査レポート 情報提供元
労働問題・労働審判相談サポート
労働訴訟・懲戒処分・労使交渉相談サポート
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(日本法規情報株式会社 http://www.nlinfo.co.jp/ /4月19日発表・同社プレスリリースより転載)