人事白書調査レポート2020 HRテクノロジー
有給休暇取得日数の増加が3社に1社。HRテクノロジー導入による従業員への効果・影響は?
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「有給休暇取得日数」の増加が3社に1社
「仕事の満足度・やりがい」が続く
HRテクノロジーを活用・導入したことで、自社の従業員にどのような影響があったのかを聞きました。「大きく増えた」「少し増えた」を合わせた割合で見ると、最も多かったのは「有給休暇取得日数」(35.6%)でした。次いで、「仕事の満足度・やりがい」(27.4%)、「仕事の量や手順の裁量」(15.7%)、「複雑な問題への対処」(14.2%)が続いています。
また、「大きく減った」「少し減った」を合わせた割合では、「繰り返しの作業」(56.3%)、「仕事上のストレス」(34.0%)が上位に入りました。
さまざまな効果・効用が期待されているHRテクノロジーですが、「働き方改革」が求められている中、「有給休暇取得日数」の増加や、「繰り返しの作業」「仕事上のストレス」の減少に影響を与えている点は注目される結果と言えます。
HRテクノロジー導入で自社従業員にあった影響
HRテクノロジー未導入企業も同様の効果を期待
また、HRテクノロジーを活用・導入していない企業に、HRテクノロジーを活用することで自社の従業員にどのような効果・影響が出てくると思うのかを聞きました。「大きく増えると思う」「少し増えると思う」を合わせた割合で見ると、最も多かったのは「仕事の満足度・やりがい」(53.7%)で、次いで「有給休暇取得日数」(50.8%)という結果でした。
「大きく減ると思う」「少し減ると思う」を合わせた割合では、「繰り返しの作業」(70.1%)、「仕事上のストレス」(50.0%)が高い割合を示しています。
順位は異なりますが、HRテクノロジーを導入していない企業でも、導入による効果・影響を期待する点は導入・活用している企業と同様であることがうかがえます。
未導入企業が期待する従業員への効果・影響
実施時期 | 2020年3月16日~4月10日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 4,620社、4,783人(のべ) |
質問数 | 168問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.評価・賃金/5.ダイバーシティ/6.働き方/7.HRテクノロジー/8.新しい人事課題 |
出典:『日本の人事部 人事白書2020』