女性活躍推進法が成立し、今後は女性活用をめぐる各企業の取り組みが加速すると考えられます。現時点では一部の先進的な企業を除いて、うまく進んでいないのが実状ですが、いま企業は何をすればよいのでしょうか。女性活用や女性のキャリアについて詳しい方々をお迎えし、それぞれの視点からお話しいただくほか、参加者の皆さまとのディスカッションも行い、女性活用についてじっくりと考えます。
女性活用ジャーナリスト/研究者
中野 円佳氏
【中野 円佳氏プロフィール】
(なかの まどか)1984年生まれ。2007年東京大学教育学部卒、日本経済新聞社入社。金融機関を中心とする大企業の財務や経営、厚生労働政策などを担当。14年、育休中に立命館大学大学院先端総合学術研究科に提出した修士論文を『「育休世代」のジレンマ』(光文社)として出版。育休復帰後に働き方、女性活躍推進、ダイバーシティなどの取材を経て、15年4月より企業変革パートナーの株式会社チェンジウェーブに参画。東京大学大学院教育学研究科博士課程在籍。
丸紅株式会社 人事部 ダイバーシティ・マネジメント課長
許斐 理恵氏
【許斐 理恵氏プロフィール】
(このみ りえ)1998年丸紅株式会社入社。産業プラント部、ソリューション事業部、リスクマネジメント部、情報企画部を経て、2007年に第一子出産。2008 年10月に育児休業から復職し、人事部に所属。2009年4月のダイバーシティ・マネジメントチーム立ち上げ以降、主にワーク・ライフバランス関連施策 の企画・運用を担当。14年春より現職。
東洋大学 理工学部生体医工学科 准教授/多様性キャリア研究所 所長/キャリアカウンセラー
小島 貴子氏
【小島 貴子氏プロフィール】
(こじま たかこ)1958年生まれ。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)勤務。出産退職後、7年間の専業主婦を経て、91年に埼玉県庁に職業訓練指導員として入庁。キャリアカウンセリングを学び、職業訓練生の就職支援を行い、7年連続で就職率100%を達成する。2005年3月に埼玉県庁を退職。同年5月に立教大学で、社会と大学を結びつける「コオプ教育コーディネーター」に就任。07年4 月、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任准教授。10年4月より13年3月まで埼玉県雇用人材育成統括参与、11年4月より東洋大学経営学部経営学科 准教授。12年4月より東洋大学理工学部生体医工学科 准教授、15年4月よりPHP総研「新しい働き方研究会」、15年7月より多様性キャリア研究所所長、15年12月より埼玉県人事委員会委員。多数の企業で採用・人材育成コンサルタントおよびプログラム作成と講師を務める。二男の母。