近年、管理職は「罰ゲーム化」とも言われ、取り巻く環境は複雑性や曖昧性が深まるばかりです。一方で、管理職支援のためにさまざまな施策が導入されているものの、部分的・一過性の対策にとどまり、思うような成果につながらないケースが散見されます。このような「管理職クライシス」を克服するために何ができるのでしょうか。企業人事、アカデミア、コンサルタントの立場から重要なヒントを提供します。
【こんな課題をお持ちの方にオススメ】
管理職を立て直したい/管理職になりたくない若手が増えている
明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科 教授
野田 稔氏
【野田 稔氏プロフィール】
(のだ みのる)一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。野村総合研究所、リクルート新規事業担当フェロー、多摩大学教授を経て現職に至る。専門は組織論、組織開発論、人事・人材育成論、経営戦略論、ミーティングマネジメント。企業に向けて組織・人事領域を中心に、幅広いテーマで実践的なコンサルティング活動も行う。
スタンレー電気株式会社 執行役員 人事担当
尾高 和浩氏
【尾高 和浩氏プロフィール】
(おだか かずひろ)1985年に本田技研工業㈱に入社。一貫して人事・労政部門に従事し、給与・評価制度や定年制度などの制度改革を推進。2019年に㈱ホンダトレーディングの代表取締役社長に就任。2024年4月にスタンレー電気㈱の執行役員に就任し、管理職/一般職の給与・評価制度改定や人材育成体系の再構築などを推進している。
株式会社リードクリエイト 常務取締役
吉田 卓氏
【吉田 卓氏プロフィール】
(よしだ たかし)大学卒業後、大手金融機関に入社。企画部門を経て、人事部で育成・評価・異動業務に従事。2005年リードクリエイトに入社。リーダーの選抜・育成を軸に人材開発支援を担当し、これまでソリューションに携わった企業は900社以上。一般論に留まらない「実践知」をベースにしたセミナーも多数開催。2021年より現職。