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退職記念品の選定について

 以前にも別件で一度ご回答頂きありがとうございました。

 さて、当社は60歳定年時にDB、DCの退職年金のほかに退職記念品の支給を規程で定め、具体的には勤続20年以上の者についてはカタログ価格10万の国産腕時計(3択)を発令時に社長より手渡ししております。
 ところが、昨今は規程制定時とは時代が違い、総じて物質的な生活も豊かになり、また腕時計を常用しない方も多いことから、記念品として陳腐化し魅力ないものとなってきて不満の声も聞こえてきております。正直、担当者としても「モノを渡して喜ばれる時代ではない」と思っております。そもそもこの記念品制度の廃止も噂されていますが検討されているわけではありません。
 性格上、会社の「退職記念品」であり、自由に使える賞与ではないとは理解していますが、制度が存続するうちは少しは従業員の好みや意向が反映できるようなものとしたいと考えております。
 自分が普段(日常生活では)買わないようなちょっと高いものという漠然としたイメージしかありません。ただデジタル家電は進化と老朽化が激しく、メーカーやブランドの好みも大きくわかれるので永続的に保有されるであろう記念品には向かないと思いますし、調度品やテーブルウェアなども住宅事情によっては迷惑なものになります。また全社員に毎年カフェテリアプランの支給もあることから、レジャーや飲食をはじめ医療や増健に関することもそれほど目新しいことではなくなりました。
 つきましては、現代の「記念品」の要件、税などの面からも制約があるかと思いますが、具体的にどのような品物が相応しいのか、また商品に社名や記念品である旨の文言を特注で表記する必要があるかなど選定上の注意点についてご教示頂ければと思います。例えばカタログギフトのような一定の金額相当の商品の中から自由に選ばせるというようなことは、事務局は便利ですが、「記念品」として認定されないのでしょうね?
 ご多忙中恐縮ですが、お知恵を頂ければと思います。

投稿日:2019/02/01 17:23 ID:QA-0082083

国分寺丸2号さん
東京都/建築・土木・設計(企業規模 501~1000人)

この相談に関連するQ&A

プロフェッショナル・人事会員からの回答

全回答3

プロフェッショナルからの回答

服部 康一
服部 康一
服部賃金労務サポートオフィス代表

お答えいたします

ご利用頂き有難うございます。

ご相談の件ですが、まず非課税となるのはあくまで記念品の贈呈ですので、カタログギフトのように退職者自らが商品を選ぶような方法の場合には、金銭の支給と同様とされ所得税の課税対象になるものといえます。

また上記観点は別にしましても、定年退職に関わる記念の給付である以上、そもそも利便性・実用性を重視される必要性は乏しいものといえます。若い世代の社員に贈られるのであればいざ知らず、受ける側もこれからセカンドライフを楽しむ年齢の方ですので、むしろそれと見て永らく勤めてききた会社からの贈呈の品と分かるものの方がふさわしいと感じられます。

従いまして、現行の品を敢えて変える必要性も余りないものと考えますが、御社にて腕時計が不人気という事であれば、例えば置・掛時計や他のインテリア用品等に変えられてもよいでしょう。いずれにしましても、当然に社名入りで長期に渡って保存及び利用可能な物を選定されるのが望ましいといえます。

投稿日:2019/02/02 21:29 ID:QA-0082098

相談者より

非課税である要件を確認できました。あまり実用を考えて思い悩むことでもないようですね、ご回答頂きありがとうございました。

投稿日:2019/02/04 09:39 ID:QA-0082109大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

川勝 民雄
川勝 民雄
川勝研究所 代表者

意外な記念品

▼ 中高年層、高齢化する程、気になるのが、厄介な「爪」(つめ)です。スポーツクラブのパウダールームで、固くなった腰、膝を無理に持ち上げて、足指を、観察、カッテング、ラビング、格闘している中高年層メンバーをよく見かけます。
▼ こんなことを言う理由は、実は、加齢に伴う、爪の劣化は、メインな話題にはなり辛いのですが、実は、誰も避けて通れない皮膚の加齢角質化現象であるだけに、それを、ケアする上質の爪切りセットは、退職記念品としたは、隠れたる最高、最善の贈呈品だと思い着いたからです。
▼ 爪は皮膚が角質化したものであり、「加齢が原因の爪が割れる」ことには、元社長も、元平社員の区分はありません、角質硬化、立て割れを起こした爪(時には、巻き爪化)のカッテング、整備には、市販の汎用品では無理です。通常タイプの爪切り大小2~3種類、ニッパー2種類、ヤスリ精粗2種類、ピッカーが必要です。
▼ 何より重要なことは、世界的に知られている、「刃物」技術の高いことです。国別に言えば、日本、ドイツ、イングランドに三カ国でしょう。日本では、新潟県三条市・燕市、岐阜県関市、福井県越前市、大阪府堺市、兵庫県三木市、島根県安来市、高知県香美市が有名産地です。
▼ これら、日本名産地では、匠の技「名入れ・蒔絵(複数からの選択)爪切り 桐箱入り」として売出、受注しています。名入れは本人名だけか、会社名も含むのかはわかりません。ネット販売では、上記、7~8点のバラ買いで、2万円程度と思いますが、有名産地版、「記念品」に相応しい内外装だと、数万円超(当方の推測)かと思います。(概要はネット検索で・・・)

投稿日:2019/02/03 11:47 ID:QA-0082099

相談者より

「上質の爪切りセット」という具体的な詳しい解説をありがとうございました。思い出してみれば私個人も自宅で燕市内のメーカーで製造された銘品の爪切りニッパを使用していました。確かに普通の爪切りとは全く違った感触です。

投稿日:2019/02/04 09:36 ID:QA-0082108大変参考になった

回答が参考になった 0

プロフェッショナルからの回答

増沢 隆太
増沢 隆太
株式会社RMロンドンパートナーズ 人事・経営コンサルタント

制度

カタログギフト自体は一般的ですが、金額が10万円ともなれば、換金性の高さから課税の恐れもあり、主旨と異なる恐れがあります。
腕時計は若い人だけでなく、中高年もしない傾向が顕著で、また老齢者ではそもそも腕時計をしての外出の機会も限られるなど、ここ数十年で大きな社会環境の変化があり、もはや適性が無いという判断は首肯できます。
そこで尚「モノ」を送る方針に揺らぎが無いのであれば、長期使用が期待できる掛け時計なども、賃貸住宅などでは使いづらい面があり、ベストなものはありません。

やはり個人のプライバシーやライフスタイルが変わった以上、会社が価値を押し付けることになる一律の記念品より10万円の特別ボーナスなど、課税されても本人にありがたみのあるものの方が良いように感じます。

投稿日:2019/02/04 09:58 ID:QA-0082112

相談者より

ご回答頂きありがとうございます。
モノではなくなって、かつ課税でよいなら+@の報奨的な支給も考え方としてはありということですね。一例としては退職記念品は止めて、退職とは違いますが、永年勤続表彰(30年)への上乗せとかも検討できそうな気がします。

投稿日:2019/02/04 10:41 ID:QA-0082117大変参考になった

回答が参考になった 0

回答に記載されている情報は、念のため、各専門機関などでご確認の上、実践してください。
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ご自身の責任により判断し、情報をご利用いただけますようお願いいたします。



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